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新品タイヤ装着車は皮むきが大切!パフォーマンスの維持につながる要素も解説

タイヤを新品に交換した際は、皮むきが重要と聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか。皮むきは、慣らし走行とも呼ばれるタイヤのパフォーマンスを発揮させるために重要な作業です。しかし、少し意識して運転するだけで簡単に実施が可能です。

このコラムでは、タイヤの皮むきの重要性をメインに解説します。タイヤの仕組みや製造工程に触れつつ、メンテナンス方法についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

新品タイヤ装着時に重要な「皮むき」とは?

新品タイヤ装着後は、タイヤが最も高いパフォーマンスを発揮できる状態といえます。しかし、タイヤの皮むきを行なわないと、せっかくのタイヤが持つ能力を最大限に引き出すことができません。また、装着後すぐに高負荷のかかる運転をすると、タイヤを傷めてしまうこともあります。ここで、タイヤの皮むきの重要性について把握しましょう。

タイヤの表皮を一皮むくこと

新品タイヤの表面を一皮むく行為は、「皮むき」や「慣らし走行」と言います。新品タイヤの表面には、製造時の離型剤などの薬品が付着しており、一定距離を走行して取り除くことが重要です。

皮むきはタイヤのパフォーマンス発揮や初期トラブルを防ぐために重要で、完了するまでは高速走行を避け、緩やかな運転操作を心掛けましょう。


皮むきを実施する目的

新品時に皮むきを実施するのは、タイヤ本来のパフォーマンスを引き出すのが目的のひとつです。薬剤が残っている状態はグリップ力が低く、滑りやすいと言えます。また、新しいタイヤの走行感覚に慣れることも、皮むきの目的です。

また、新品タイヤは走行を重ねると寸法が成長します。この段階はタイヤが発熱しやすいため、高負荷がかかる運転をすると損傷の原因となってしまうでしょう。タイヤがホイールに馴染むまで高速走行や急のつく操作は、避けることが大切です。


皮むき時の速度と走行距離の目安

皮むき時は、速度を抑えて一定距離走行することが大切です。夏タイヤの場合、100km以上の距離を80km/h以下を目安に走行すると、皮むきが完了します。冬タイヤは夏タイヤよりも気を使うことが大切です。目安は、200km以上の距離を60km/h以下と、夏タイヤより速度を抑えて長めに走行します。

皮むきは、乾燥した舗装路で実施することが大切です。したがって、冬タイヤの場合は雪が降る前に完了させましょう。

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皮むきの重要性と同時にタイヤの仕組みを把握しよう

タイヤの仕組みを把握すると、皮むきの重要性がより把握できるでしょう。ここでは、タイヤの構造を部位ごとに解説します。また、タイヤが形成される製造工程についても紹介するので、ぜひご覧ください。タイヤには、さまざまな部材が使われていると分かるでしょう。

タイヤの構造

乗用車でもっとも一般的なラジアルタイヤは、以下の4つの部位に大別できます。

・トレッド部(接地面)
トレッド部はタイヤのグリップ力に大きく関わる部分で、ゴムがもっとも厚く、銘柄ごとにさまざまなパターンの溝が採用されています。また、タイヤの骨格の一部であるベルトが、トレッドの内部にあります。

・サイドウォール部
サイドウォールとはタイヤ側面のことで、カーカスと呼ばれる部材を保護するのが役割です。また、タイヤサイズや銘柄など、タイヤの情報を表示する部分でもあります。

・ショルダー部
ショルダー部は、サイドウォール部とトレッド部の間にある部位のことで、こちらもカーカスを守るのが役割です。

・ビード部
ビード部は、ホイールと接触する部分であり、しっかりとタイヤを固定するのが役割です。


タイヤの製造工程

タイヤの製造では、トレッド・カーカス・ビードなど、部位ごとに作成されます。トレッド部は、合成ゴムや天然ゴム、カーボンブラックなどを材料に混練されてできており、板状にカットされ成形される部位です。

カーカスは、ナイロンやポリエステルで構成された糸が合わさっており、そこにゴムを圧縮し成形されます。また、ベルトも同様の工程です。ビードは、ワイヤーを束ねて表面にゴムを練り込む形で作られています。

そして、各部位を組み合わせて成形すると生タイヤとなり、圧力と熱を加える加硫工程を経てタイヤが完成します。

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皮むき後はタイヤの空気圧をチェック

タイヤにとって空気圧は重要な要素です。皮むきが完了するころは空気圧も不足しやすいため、補充する必要があります。また、定期的な調整はパフォーマンスを維持するために重要です。ここでは、皮むきと空気圧チェックの関係性について解説します。

新品タイヤ装着後は空気圧が不足しやすい

新品タイヤ装着後に皮むきを実施すると、タイヤの寸法が成長するため空気圧は下がってしまいます。そのため、皮むき後は空気圧をチェックし、適正値を下回っている場合は補充することが大切です。

皮むきの目安となる距離を走行するまでに時間がかかる場合は、途中でチェックすることが大切です。状態と併せてこまめに点検することを推奨します。


定期的な空気圧チェックはパフォーマンスの維持につながる

タイヤの空気圧を維持することは、パフォーマンスを最大限発揮することにつながります。空気圧が不足していると、タイヤの接地面積が減少しグリップ力が低下するため注意が必要です。

空気圧調整は、1ヶ月に1回を目安としつつ、長距離ドライブや高速道路を走行する前に実施すると良いでしょう。走行後はタイヤの温度が高く、空気圧が高めになっているため、冷えている状態で調整するのがポイントです。


空気圧は寿命にも影響を与える

空気圧は、タイヤの寿命にも大きな影響を与えます。空気圧は自然に低下するため、補充を忘れてしまうと空気圧不足になり、トラブルにつながるかもしれません。具体的には、空気圧不足だと燃費の悪化を招く他、偏摩耗を助長し寿命が短くなります。また、速度が出るほど発熱によりバーストしやすくなるため注意が必要です。

空気圧は、適正値より高く調整した場合も弊害があります。タイヤの中心部分が強く接地することから、センター摩耗と呼ばれる偏摩耗につながるでしょう。空気圧を高く設定したい場合は、適正値のプラス20kPaまでに留めておくことが大切です。


皮むき後はタイヤに優しい運転と定期点検が大切

安全性を保ちつつ、タイヤを長く使うためには、運転方法と日頃の点検が大切です。皮むき後においても、タイヤに優しい運転を心掛け、損傷の有無など定期的に点検しましょう。ここでは、タイヤの消耗を抑える運転方法や、定期点検のチェック項目について解説します。

タイヤに優しい運転方法とは?

タイヤに優しい運転方法について、発進・旋回・減速の3つの観点からポイントを解説します。まず発進時は、アクセルの踏み込み量を意識することがポイントです。一気に踏み込むことは避け、徐々にペダルを押し込むことでタイヤの消耗を抑えられます。

旋回では、カーブの手前でしっかり減速することが大切です。旋回速度が高いほどタイヤは偏摩耗してしまうことが理由として挙げられます。ハンドルもスムーズかつ緩やかに操作するよう心掛けると、より負担の軽減が可能です。

減速時は、前輪に負荷がかかりやすい状態と言えます。エンジンブレーキを使用するなどして緩やかに減速することで、負荷を減らせるでしょう。


定期点検のチェック項目

道路運送車両法では、点検・整備の義務を使用者に対して義務付けています。自家用の乗用車においては、走行前や給油時など適切なタイミングで実施しなければなりません。タイヤの定期点検のチェック項目は以下の通りです。

  • タイヤの空気圧
  • 残り溝
  • 接地面の摩耗状態
  • 損傷の有無

タイヤの空気圧は、サイドウォールの潰れ具合で簡易的にチェック可能です。残り溝はスリップサインに到達していないかを確認しましょう。また、偏摩耗している場合は、ローテーションなど対策を講じることが大切です。損傷の状態については、サイドウォールの一部が膨らんでいないか、接地面に釘などの異物がないかなどを全体的に確認します。

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タイヤの購入はパンク補償が付けられるイエローハットへ

イエローハットでタイヤをご購入いただくと、万が一のパンクトラブルに備えられます。また、タイヤの購入を検討している場合は、オンラインショップが便利です。ここでは、イエローハットのパンク補償の魅力や加入条件、オンラインショップの利便性についてご紹介します。

タイヤがオンラインで注文可能!

オンラインショップでは、タイヤ探しから注文までが簡単です。夏タイヤ・オールシーズンタイヤ・冬タイヤなどのカテゴリーの中からお求めの商品ジャンルを選び、車両情報とタイヤサイズを選択肢から選ぶだけですぐに適合する商品が分かります。

購入希望の商品が見つかった場合は、フォームに沿って入力を進めていくと注文が可能です。予約日に店舗で受付していただくと待ち時間なしで取付けいたします。


タイヤパンク補償でもしもの事態に備えられる

タイヤのパンクトラブルを予測することは困難です。イエローハットでは、タイヤパンク補償を用意しており、タイヤ購入時にご加入いただけます。「修理したタイヤを使うのは抵抗がある」という方にもおすすめです。

1本だけのパンクでも新品タイヤへ交換でき、工賃もかかりません。補償は全国の約680店舗のイエローハットで受けられます。タイヤパンク補償の加入条件や補償内容については、ご購入時にお問い合わせください。


タイヤの履替え予約をWEBから依頼できる

イエローハットでは、エンジンオイル交換やボディコーティング、タイヤ履替え作業を専用のWEBページから予約できます。オンラインショップと同様に24時間利用でき、数ステップで予約できるため便利です。

混み合う時期でも事前に予約いただけた場合、余分な待ち時間が発生しません。WEB予約であれば、不都合が生じた際にも変更やキャンセルが簡単です。まだ利用したことが無いという方は、この機会にぜひ利用をご検討ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

皮むきを実施することで、タイヤのトラブルを減らせるだけでなく、安全性も高まります。皮むき完了後もタイヤに優しい運転を心掛け、メンテナンスや点検を実施することで、より安全で快適なカーライフとなるでしょう。

イエローハットでは、タイヤパンク補償など各種サポートメニューをご用意しています。タイヤの交換を希望している場合は、ぜひオンラインショップで探してみてください。

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