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自分でタイヤの組換えを実施する際の流れやリスクとは?ポイントも解説

タイヤ交換には、車への脱着のみを行う「履替え」とタイヤとホイールを分解して組みなおす「組換え」の2種類があります。中には、自分でタイヤ交換の実施を検討している方もおられるのではないでしょうか。履替えのみであれば手軽に実施可能ですが、組換えを個人で行うのは難しいと言えます。

このコラムでは、タイヤの組換えが自分でできるのかどうか、ポイントとともに解説します。自分で組換えるリスクや注意点についても触れますので、ぜひ参考にしてください。

自分でタイヤの組換えをしたいときのチェックポイント

タイヤの交換を自分で行う前に、いくつかのポイントを押さえておきましょう。タイヤ交換と言っても、タイヤとホイールの分解を伴う「組換え」と、ホイールごと変える「履替え」の2つの方法があります。ここでは、タイヤの組換えと履替えの違いなどについて解説しますので、参考にしてください。

タイヤの組換えと履替えの違い

タイヤ交換には組換えと履替えの2種類があり、それぞれ工程や工数が異なります。タイヤの組換えとは、古いタイヤをホイールから外し、新しいタイヤを組付ける作業のことです。新品タイヤへ交換する場合は、組換えとなります。

一方で履替えは、装着中のタイヤとホイールを、新たにタイヤが組付けられた状態のホイールへ入れ替える作業を指します。組換えよりも工程が少なく、主に夏タイヤや冬タイヤをホイールとセットで所有している場合に実施されるのが履替えです。


道具をそろえる必要がある

組換えでは、タイヤをホイールから分解して組みなおす作業があります。手組みであれば、タイヤレバーを2本~3本用意するだけで良いでしょう。しかし、手組みは後述するデメリットが多いため、タイヤチェンジャーを利用するのが一般的です。

タイヤチェンジャーには、手動タイプと半自動タイプがあります。手動タイプを用いると、手組みよりも楽に組換えられ、価格も数万円程度と比較的安価です。

電動油圧やエアコンプレッサーのエア圧を利用する半自動のタイヤチェンジャーは、タイヤ販売店などのプロが使用するのが一般的と言えます。作業はコツを掴めば簡単ですが、価格は数十万円と高額なため、個人で所有するのは難しいでしょう。


知識・技術・力が必要

タイヤの組換えには、手組みやタイヤチェンジャーを使用する方法があります。どちらも初めて挑戦する場合は知識・技術不足により、ビードが逃げたり傷を付けてしまったりと、スムーズに完了するのは難しいでしょう。初めは経験者にアドバイスをもらいつつ、作業することが大切です。

特に手組みの場合は、力作業かつ体重をかける必要があるため、負傷する可能性もあります。タイヤサイズが大きいほど困難になるため、手動式のタイヤチェンジャーは用意したほうが無難でしょう。

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自分でタイヤの組換えを実施するリスク

タイヤの組換えや履替えに挑戦してみたい場合は、リスクについて把握しておくことが大切です。タイヤを人の力のみで組換える場合や、ジャッキアップする場合に怪我をしてしまったり、部品を壊してしまったりと失敗することもあるでしょう。ここでは、これらのリスクについて詳しく解説します。

作業中の事故

タイヤ交換をDIYで行う場合、車両リフトがないため、ジャッキアップする必要があります。バランスを崩した車が横転して下敷きになってしまうといった、重大な事故につながる可能性もあるため、リスクについても把握しておくことが大切です。

手組みによる組換えの場合、体重をかけた際に転倒したり手をぶつけたりなど、負傷するリスクもあります。安全な環境を用意し、慎重に作業することが重要です。


部品の破損

タイヤの組換えでは、脱着時にホイールのリムを傷付けてしまうと、エア漏れにつながります。また、ホイールナットを締め過ぎた場合は、ネジ山をなめてしまうでしょう。ホイールに取付けられているエアバルブも、損傷させないよう注意が必要です。

無理にタイヤを脱着しようとすると、ビードが切れて使用不可になるケースもあります。このように、部品を破損させてしまうリスクについても把握しておくことが大切です。


作業後のトラブル

タイヤ組換えでは、タイヤやホイールを適切に取扱い作業手順を守らないと、脱輪やエア漏れなどのトラブルにつながるリスクがあります。例えば、ホイールナットの締め付け時には、順番や適正トルクを把握しておくことが大切です。また、締め付け不足や回転中心のずれなどがあると、走行中の振動などの不具合が発生する要因となります。

作業後には、エア漏れのチェックも重要です。空気圧不足はタイヤの偏摩耗を助長するだけでなく、バーストにもつながってしまうのです。このように、作業後のリスクについても理解しておく必要があります。

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自分でタイヤの組換えを実施する場合の作業の流れ

ここでは、自分でタイヤを組換える場合の作業手順について解説します。各工程にリスクがありますので、安全を最優先にして作業することが大切です。また、難しいと感じた場合や上手くいかない場合は無理をせず、プロに依頼しましょう。ここでは、タイヤを組換える4つの工程について解説します。

車両からタイヤを取り外す

まず、車両からタイヤを取り外すためにジャッキアップする必要があります。ジャッキアップを行う際は、傾斜がない平坦な場所、人や車が通らない場所で行いましょう。作業中に車が動かないようパーキングブレーキをかけ、輪止めを使用することが重要です。

また、ジャッキアップポイントは車種により異なるため、実施する前に車両の取扱説明書などで調べておきましょう。タイヤが地面から浮いたら、ジャッキアップは完了です。その後、ホイールナットを外すとホイールが取り外せます。


ホイールとタイヤを分解する

エアバルブのコアから空気を抜き圧が抜けた状態で、ホイールからタイヤを外します。タイヤレバーもしくはタイヤチェンジャーを使用し、ビードを落としていきます。ビードは裏と表の全周をしっかりと落とすことが大切です。タイヤを分解する際は、ホイールを傷付けないように注意しましょう。

ビードを落としたら、タイヤレバーを使用しつつ回転させ、タイヤをホイールから外していきます。タイヤがホイールから外れたら、リム部に残ったタイヤのカスをきれいに掃除して、エアバルブも新品に交換しましょう。


ホイールに新しくタイヤを組付ける

次の段階では、ホイールにタイヤを組付けていきます。滑りやすくすることでスムーズに組付けられるため、タイヤのビードにはビードワックスを塗布しておきましょう。回転させつつホイールにはめ込んだ後は、タイヤのサイドウォールにある黄色い点(軽点マーク)をエアバルブの位置まで移動させます。

組付けで注意したいのは、タイヤにされた「INSIDE」や「OUTSIDE」「ROTATION」の表記に合わせることです。これらを間違えてしまうと、タイヤ本来の性能を発揮できません。サイドウォールに取付け方向の指定がない場合は、タイヤの製造番号が外側にくるよう組付けると良いでしょう。

タイヤを組付けた後は、空気を充てんしてビードがホイールにしっかりはまっていることを確認します。


タイヤを車両に取付ける

最後に、タイヤを車両に取付けていきます。ハブボルトを傷付けないようホイールを取付け、ホイールナットを手締めしてください。次に、十字レンチなどを使用し、対角線を意識した順番で仮締めして車両を降ろします。

車両が降りた後は、同じ順番でホイールナットを本締めしていきましょう。その際、規定トルクで締め付けることが重要です。すべてのタイヤの組換えが完了した後は、慎重に試運転し、振動などの不具合がないか確かめましょう。エア漏れがないかどうかもチェックすることが大切です。

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自分でタイヤの組換えを実施する場合のポイントや注意点

自分でタイヤを組換える場合は、さまざまな点に注意が必要です。ここでは、特に意識したいポイントを2つ解説します。タイヤ交換と同時に新しくしたいエアバルブと、ホイールバランス調整の重要性についてです。どちらも安全に関わるため、しっかりと把握しておくことを推奨します。

エアバルブも組換えの際に新しくしよう

タイヤのエアバルブは、組換えの際に新しくすることをおすすめします。国産車のエアバルブはゴム製のものが一般的で、タイヤと同様に劣化します。エアバルブから空気が漏れることによりパンクするため、タイヤと同時に交換しておきましょう。

エアバルブの交換では、ホイールのバルブ穴に傷などの異常がないかチェックすることが大切です。金属タイプのエアバルブの場合は、規定トルクで締め付けてください。


作業後はホイールバランス調整を依頼する

タイヤ交換後は、ホイールバランス調整をお店に依頼しましょう。タイヤとホイールは、それぞれ重量バランスにばらつきがあり、ホイールバランスが取れていないと走行時の不具合につながるためです。また、タイヤや足回り部品の消耗も早めてしまうでしょう。

ホイールバランスは、ホイールバランサーと呼ばれる専用の機械で調整します。ホイールバランサーは、タイヤチェンジャー同様に高額な機械ですので、タイヤを扱うお店や整備工場へホイールバランス調整を依頼することが一般的です。

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タイヤの購入や組換えはイエローハットへ!

タイヤの組換えは、DIYでも実施することはできますが、手間だけでなく道具をそろえる費用もかかります。また、ホイールバランス調整が必須と言えるため、プロに依頼することが一般的です。タイヤの購入や組換えは、ぜひイエローハットへご依頼ください。ここでは、オンラインショップの強みや履替え作業のWEB予約についてご紹介します。

オンラインショップからの注文で交換がスムーズ

イエローハットのオンラインショップは24時間利用でき、メーカー名と車種、そしてタイヤサイズを選択いただくだけで、簡単に適合するタイヤが見つかります。

ご希望や予算に沿うタイヤが見つかりましたら、画面の指示に沿って入力・選択していただくだけで注文が完了します。スムーズに新品タイヤへ組換えられますので、ぜひオンラインショップをご活用ください。


季節ごとのタイヤの履替えもイエローハットにお任せ!

タイヤは季節に合わせて履替えることが重要です。タイヤ組換えだけでなく、履替えにも多くの注意点やリスクがあることを知って、お店に依頼を検討しようと思われた方もおられるでしょう。

イエローハットでは、専用のWEBページから作業予約を受け付けしています。WEBから事前にご予約いただくと、当日の作業実施がスムーズです。また、予約日の確認・変更・キャンセルもWEBから簡単にできますので、ぜひご活用ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

タイヤの組換え・履替え作業は自分でも実施できる一方で、リスクが伴います。また、新しいタイヤに組換えした場合は、ホイールバランス調整も重要です。実施後はお店へ依頼することをおすすめします。

イエローハットでは、オンラインショップからタイヤを手軽にご注文いただけます。最寄りの店舗を指定し、スムーズに組換えが完了しますので、ぜひご活用ください。

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