COLUMN
タイヤ交換ついて解説
タイヤのゴムバルブは、空気圧を適正値に保つために欠かせないパーツです。一方で、交換時期が遅れるとタイヤトラブルにつながりかねません。しかし、ゴムバルブの交換タイミングが分からないという方もおられるのではないでしょうか。このコラムでは、タイヤのゴムバルブについて基本から解説します。交換しなかった場合に考えられるリスクや空気圧調整の重要性についても触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
現在はセルフ式のガソリンスタンドが増えてきたため、タイヤの空気圧調整で初めてゴムバルブに触れた方もおられるのではないでしょうか。正式にはスナップインバルブと呼ばれ、もっとも使用されているこのゴムバルブの基本構造や役割について解説します。ゴムではなく金属タイプのバルブについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
タイヤのゴムバルブは、空気圧を調整するための重要な部品です。ホイールのリム付近に取付けられたゴム製の円筒形部品で、内部に調整弁(バルブコア)が設けられており、弁の上にはバルブキャップが付いています。この調整弁を利用して、タイヤに空気を充填したり、不要な空気を抜いたりすることが可能です。
ゴムバルブは適切な空気圧を維持することで、タイヤの寿命を延ばし、燃費の向上や走行安全性を保つために役立っています。
タイヤのゴムバルブ以外にも、「クランプインバルブ」と呼ばれる金属タイプのバルブが存在します。クランプインバルブは剛性が高く、耐熱性や耐圧性はスナップインバルブよりも優れていることが特徴です。また、耐速度性に優れているため、高速走行や高負荷がかかる状況でも安定した性能を発揮します。
ただし、このタイプのバルブにはゴム製のパッキンが使用されており、定期的な交換が必要です。交換を怠ると、エア漏れなどのトラブルが発生する可能性があります。
ゴムバルブは一見地味なパーツにも思えますが、重要な役割を担っています。その働きをしっかり発揮するためには、定期的に交換することが大切です。交換を忘れてしまった場合、エア漏れを引き起こしさまざまな悪影響を及ぼすでしょう。ここでは、3つの観点からリスクについて解説します。
タイヤのゴムバルブが劣化したまま使用し続け、空気圧が低下してしまうとさまざまなリスクが生じやすくなります。一例としてハイドロプレーニング現象が挙げられます。濡れた路面を通過する際にタイヤが浮き上がり、車両の制御が難しくなる危険な現象です。
また、空気が漏れた状態で走行すると、スタンディングウェーブ現象によってタイヤが変形を繰り返すことで発熱します。最終的に突然破裂するバーストにつながるでしょう。特に高速道路などの走行中に発生しやすく、事故につながるリスクが高いと言えます。
タイヤのゴムバルブが劣化し、空気圧が低下することは、燃費効率やタイヤの耐用年数に悪影響を与えます。空気圧が足りていないと転がり抵抗が増加し、結果として燃費が悪化するため注意しましょう。
さらに、不適切な空気圧は、タイヤの偏摩耗を引き起こします。これによって、タイヤの寿命が短くなり、維持費の面でもデメリットが生じるでしょう。したがって、エア漏れが発生する前にゴムバルブを交換することが大切です。
ここでは、ゴムバルブの交換タイミングや工賃の目安について解説します。一般的には、タイヤが寿命を迎えたのと同時に交換することが基本です。タイヤの交換本数と同じだけゴムバルブを交換することになります。工賃についてはお店によって異なる点に注意しましょう。
ゴムバルブ(スナップインバルブ)はタイヤと同様に、紫外線などの外部要因で劣化が進みます。そのため、新品タイヤに換えるタイミングで同時交換することが一般的で望ましいです。また、走行時にかかる遠心力も劣化の要因となり、タイヤよりも早期に寿命を迎えることがあるため、日常点検でしっかりとチェックしましょう。
また、スペアタイヤが搭載されている場合は、こちらも忘れずに点検しトラブル時に備えておくと安心です。
ゴムバルブ自体は高い部品ではありません。タイヤ交換と同時に行えば、比較的簡単に交換できるため、工賃を含めた1本あたりの費用は300円程度です。4本交換した場合は、おおよそ1,200円程度かかるでしょう。ただし、交換を依頼するお店によって異なる場合があるため、確認することが大切です。
タイヤ内部は密閉されているため、空気が漏れないように見えますが、実際は徐々に低下します。したがって、定期的に空気を補充することが大切です。しかし、空気圧調整をしたことがない方もおられるでしょう。ここでは、空気圧調整の方法と頻度について解説します。
タイヤ内の空気は時間とともに自然に減少していくことが知られています。一般的な乗用車における空気圧の減少量は、1ヶ月でおおよそ5%~10%程度です。この現象は、ゴムバルブの劣化に関係なく発生するため、定期的な空気圧チェックと調整が重要です。適切な空気圧の維持は、タイヤの性能や車の安全性に大きく影響します。定期的に確認し、必要に応じて調整しましょう。
タイヤの空気圧は、いくつかのステップで簡単に調整可能です。最初に、車のメーカーが推奨する指定空気圧を調べます。取扱説明書や、運転席ドアを開けた際に見えるシールで確認することが一般的です。
その後、エアバルブキャップを取り外し、エアゲージを使って空気圧を測定しましょう。必要であれば、空気圧を適正値からプラス20kPaの範囲内に調整し、最後にエアバルブキャップを元に戻すと完了です。正確に測定・調整するために、タイヤの温度が下がっている状態で実施しましょう。
タイヤの指定空気圧を維持するためには、適切な頻度でチェックすることが大切です。一般的に、月に一度程度の空気圧確認が推奨されますが、高速道路を利用する前にもチェックを行うとより安全です。
空気圧を調整する際は、ゴムバルブの状態も確認しましょう。もしも、ひび割れや亀裂などが見られた場合は、交換を検討することが大切です。
タイヤには大気中の空気を充てんすることが一般的ですが、窒素ガスも選択肢に入れられることをご存じでしょうか。窒素ガスを充てんすると空気圧の維持がしやすくなるなど、いくつかの効果が期待できます。ここでは、窒素ガスを充てんした場合の効果と、費用がかかる点をご紹介します。
タイヤへ窒素ガス充填することは、一般的な空気に比べていくつかの効果が期待できます。まず、タイヤ内が窒素ガスで満たされている場合、自然に漏れる量が少ないため、空気圧の維持が容易です。
また、窒素ガスは温度変化に強く、走行中のタイヤの温度上昇が少ないとされています。したがって窒素ガスの充填は、空気圧の安定性やタイヤの寿命を向上させる選択肢のひとつとしておすすめです。
タイヤへの窒素ガス充填では、専用機器を使用して作業する必要があり、有料であることが一般的です。しかし、窒素ガスの補充は、充填を依頼したお店であれば無料のケースが多いでしょう。
ただし、生活圏内に窒素ガスの充填に対応したお店がない場合は、無理に取り入れる必要はないと言えます。適切な頻度で空気圧調整できていれば、窒素ガスを充填しなくても走行に支障はありません。
空気圧調整時に、タイヤのコンディションが良くないことに気付いた場合は、ぜひイエローハットのオンラインショップでタイヤを探してみてはいかがでしょうか。タイヤと同時に、ゴムバルブも交換いただけます。
ここでは、イエローハットでタイヤを購入するメリットをご紹介しますので、ぜひご検討ください。
イエローハットではオンラインショップを運営しています。オンラインショップでは、タイヤだけでなく、タイヤ&ホイールセットを24時間いつでも検索可能です。さまざまな種類の商品を取りそろえていますので、お車に合った商品が見つかるでしょう。
タイヤの交換工賃やゴムバルブの交換費用など、合計金額が分かりやすく表示されますので、予算に合わせて商品をお選びいただけます。注文方法も簡単ですので、ぜひオンラインショップにアクセスしてみてください。
イエローハットでは、2つの特典をご用意しています。税込2万円以上のタイヤ4本セットもしくはタイヤ&ホイール4本セットをご購入いただいた方が対象です。
特典は、タイヤ交換後のホイールナットの増し締め点検と、タイヤローテーションです。どちらもイエローハットが厳選したメニューですので、タイヤ交換後にご活用ください。
ゴムバルブは定期交換が大切です。一方タイヤは季節に合わせて履替えることが重要で、作業をお店に依頼する方もおられるでしょう。イエローハットでは、履替え作業予約を専用WEBページから受け付けています。
WEB予約していただくと、混み合い状況に左右されず履替えがスムーズです。同ページから簡単に予約日の確認・変更・キャンセルができますので、ぜひWEB予約をご利用ください。
多くの車に使用されているゴムバルブは、タイヤと同様に劣化します。交換を怠ってしまうと、トラブルにつながるなどデメリットしかありません。日常点検や空気圧調整時にゴムバルブのコンディションを確認しつつ、タイヤ交換と同時に新品を装着する事をおすすめします。
イエローハットのオンラインショップでは、タイヤやホイールが簡単に探せるだけでなく、ゴムバルブ交換の費用を含めた総額が分かります。24時間利用でき、注文まで完結しますので、ぜひアクセスしてみてください。
ネットで注文・店舗で取付け