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スペアタイヤの寿命とは?チェック時のポイントと代替装備について解説!

走行中のもしもに備えるスペアタイヤですが、普段は目立たない場所に格納されているので見かける機会が少ないかもしれません。しかし緊急時に使用できるように、定期的に点検することが大切です。

では、スペアタイヤはどのくらいで寿命を迎えるのでしょうか。このコラムでは、スペアタイヤの寿命を主題に解説します。スペアタイヤと呼ばれるタイヤの種類や、点検・交換の目安となる時期について把握できますので、ぜひ参考にしてください。

スペアタイヤの寿命はどのくらい?

スペアタイヤは種類によって性質が異なり、履替え後に長距離を走れるものもあれば、一時的な走行のみに対応したものもあります。どのタイプが自車に搭載されているのかを確認し、スペアタイヤを使用した場合の制限についても把握しておきましょう。

ここでは、まずスペアタイヤの種類について紹介し、点検もしくは交換の目安となる時期について解説します。

スペアタイヤの種類

スペアタイヤには、いくつかの主要な種類があります。まず、4輪に装着しているタイヤと同じものをスペアタイヤとした「標準装着タイヤ」です。通常のタイヤと同じなため耐久性が高く、交換した場合通常通り走行できます。しかし、大きさと重さがあるため、SUVやオフロード車のリアハッチに搭載される傾向があります。

次に、「テンパータイヤ(テンポラリータイヤ)」は、短期間の使用を目的としたもので、軽量でコンパクトな設計が特徴です。ただし、速度制限があり、通常は一定の距離または速度までしか使用できません。

最後に、「スペースセイバータイヤ」は、その名の通りスペースを節約するためのタイヤで、非常に薄い設計が特徴です。これも速度制限があり、一時的な使用を目的としています。


5年経過で点検・10年経過で交換を推奨

スペアタイヤの管理について、日本自動車タイヤ協会(JATMA)は明確なガイドラインを提供しています。まず使用開始後5年が経過したスペアタイヤについては、しっかり点検を行いましょう。この点検では、タイヤの劣化や損傷の有無を確認し、問題なく使用できるかを判断します。

一方で、10年以上を経過したスペアタイヤについては、交換が推奨されています。これはタイヤが劣化し、性能が低下している可能性が高いためです。特に、車外に露出して搭載されているスペアタイヤは、日光などの影響で劣化が進行していることがあります。


緊急用のスペアタイヤは寿命が短く長期の使用はできない

緊急用のスペアタイヤは、緊急時の一時的な使用を目的としています。これは、構造上、通常のタイヤと比較して強度が低いためです。長期間の使用や高速走行は推奨されていません。

制限速度については取扱説明書を確認しましょう。100km/h以下での走行と制限されている傾向があります。制限速度を守りつつ、タイヤショップや整備工場へ早めに車両を持ち込み対処しましょう。

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スペアタイヤの寿命の判断方法とメンテナンス

スペアタイヤの寿命は年数の経過だけでなく、タイヤの状態によっての判断も欠かせません。そこでスペアタイヤの寿命を判断するポイントと、メンテナンスについて解説します。スペアタイヤはいざという時に使用できる状態であることが重要です。しっかりとメンテナンスしつつ、寿命を迎えた場合に交換することで、緊急時に役立つでしょう。

指定空気圧に調整する

スペアタイヤのメンテナンスで重要なのは空気圧調整です。タイヤ内の空気は自然に抜けてしまうため、定期的に補充しておかないと、空気圧不足で使えない状態となってしまいます。

指定空気圧の調整はスペアタイヤの種類によって異なり、標準装着タイヤが搭載されている場合、指定空気圧は通常のタイヤと同じです。テンパータイヤの場合は、420kPaに調整しておきましょう。タイヤが折りたたまれているスペースセイバータイヤは、コンプレッサーが付属しているため調整不要です。


ひび割れの有無を確認する

スペアタイヤの寿命を判断する上で、ひび割れの有無の確認は重要なポイントとなります。タイヤが劣化し始めるとゴムが硬化し、表面にひび割れが発生するためです。

特にスペアタイヤは長期間使用されず、その間に劣化が進んでしまうことがあります。そのため、定期的にスペアタイヤの状態を確認し、ひび割れが発生している場合は交換しましょう。


固定状態を確認する

スペアタイヤの点検では、車体への固定状態の確認も大切な要素のひとつとなります。スペアタイヤが適切に固定されていない場合、走行中に予期せぬ事態に発展する恐れがあります。

スペアタイヤが車外に格納されている場合、固定が緩んでいると落下し、自身や他のドライバーに危険を及ぼす可能性があるのです。そうならないためにも、固定状態を確認し、必要に応じて増し締めすることが重要です。


エアバルブの状態も要チェック

スペアタイヤの点検において、重要なポイントのひとつがエアバルブの状態の確認です。エアバルブは、タイヤ内の空気を充填したり抜いたりする役割を果たしますが、これが劣化するとエア漏れが発生する可能性があります。

空気圧を補充する際、エアバルブにひび割れがないかをチェックしつつ、少し動かしてみましょう。エア漏れが発生している場合は、空気が漏れる音が発生します。

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スペアタイヤの代替装備も寿命に要注意しよう

車によってはスペアタイヤの代わりとなる装備が採用されている場合があり、例えばパンク修理剤やランフラットタイヤがあります。ランフラットタイヤは高級車に採用されているケースが多く、パンク修理剤はスペアタイヤの代わりに装備される傾向があるアイテムです。

スペアタイヤの代替装備「パンク修理剤」

スペアタイヤの代替装備となっている「パンク修理剤」にも寿命があります。パンク修理剤は、タイヤがパンクした際に一時的に穴を塞ぐための液体です。パンクした際にタイヤ内部へ注入することで、一時的に走行を続けることが可能になります。

しかし、パンク修理剤には一定の使用期限があります。製造しているメーカーによって異なりますが、一般的には4年から6年が目安です。期限が過ぎると、液体の効果が低下し、パンク時の修理が困難になるでしょう。


スペアタイヤの代替装備「ランフラットタイヤ」

スペアタイヤの代替装備のひとつが「ランフラットタイヤ」です。ランフラットタイヤは、パンクにより空気が抜けた状態でも一定の距離を走行可能なタイヤです。タイヤのサイドウォールがつぶれない構造となっており、タイヤの形状を保ち続けられます。

このような特殊な構造を持っているので、空気圧が低下しているのか見た目で判断することは困難です。そのため、空気圧監視システムが必要と言えます。ランフラットタイヤにももちろん寿命があり、その寿命は一般的なタイヤと同じように、残り溝や劣化度合いによります。

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スペアタイヤレス化が進んでいる理由とは?

スペアタイヤは、現在新車に装備されることが少なくなっています。スペアタイヤは必ずしも使われるわけではなく、ほとんどが未使用のまま廃棄されるケースが多いようです。ここでは、スペアタイヤレス化のメリットに触れつつ、標準タイプの活用方法を解説します。

スペアタイヤレスにより得られるメリット

近年、車のスペアタイヤレス化が進んでいます。その背景には、以下の4つの理由が存在します。

まず、軽量化による燃費性能の向上が挙げられます。スペアタイヤを載せないことで車両の重量増加を抑えられるため、燃費性能が向上するのです。次に、スペースの問題です。スペアタイヤはテンパータイヤであってもある程度のスペースが必要となるため、スペアタイヤレス化すると荷室容量の拡大が期待できます。

また、タイヤ交換の難易度の高さも理由のひとつです。スペアタイヤの取付けは、経験やある程度の力がないと難しい場合があります。最後に、スペアタイヤが使われずに廃棄されることを抑制する視点からも、スペアタイヤレス化が進んでいるのです。


スペアタイヤが標準タイプなら寿命まで無駄なく使おう

スペアタイヤは、通常は非常用として車両に備え付けられますが、そのまま使わずに廃棄するのは無駄となってしまい環境負荷も高くなります。一方で、標準タイプのスペアタイヤの場合は、ローテーションに組み入れることで有効活用が可能です。

具体的なローテーション方法としては、まず左右のリアタイヤをフロント側へ移動させます。次にフロントタイヤの左側を対角線上に配置し、右側をスペアタイヤにします。スペアタイヤとして積載していたタイヤを余った左側の後輪へ持ってくるとローテーション完了です。

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タイヤの交換時期が来たらイエローハットへ!

タイヤの交換時期を見極める際は、もしものケースに備えて早めに交換することが大切です。その際は、ぜひイエローハットのオンラインショップでタイヤを検索してみてください。ここでは、オンラインショップやアフターサポートなど、イエローハットをご利用いただく際の魅力をお届けします。

オンラインショップから簡単に注文できる

オンラインショップは、タイヤ検索や注文方法がシンプルです。夏タイヤ・オールシーズンタイヤ・冬タイヤなどのカテゴリーの中から希望するジャンルを選び、車両情報とタイヤサイズをリストから選ぶだけですぐに適合する商品の検索結果が分かります。

購入したい商品が見つかった場合は、取付け希望日・取付け店舗を順に選択していき注文を進めていきましょう。このような手順で注文いただくと、取付け予定日は来店後の待ち時間が短縮できます。


2つのアフターサポートで安全性と長寿命化に貢献

イエローハットでは、2つのアフターサポートをご用意しています。対象は税込2万円以上で、タイヤ4本セットもしくはタイヤ&ホイール4本セットをご購入いただいた方です。

アフターサポートの内容は、タイヤ交換後のホイールナットの増し締め点検と、タイヤローテーションです。どちらもあると心強いサポートメニューですので、タイヤ交換後にご活用ください。


シーズンごとの履替えはWEB予約が便利

イエローハットでは、エンジンオイル交換やボディコーティング、タイヤ履替え作業を専用のWEBページから予約できます。オンラインショップと同様に24時間利用でき、数ステップで予約できるため便利です。

直接ご来店いただいた際は混み合い状況によってご案内の順番待ちが発生することもありますが、WEB予約であればスムーズなご案内が可能です。夏タイヤや冬タイヤへ履替えの際にご活用いただけます。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

スペアタイヤの寿命は、おおよそ10年です。ただし、5年経過でしっかりと点検し、劣化が確認できた場合は交換する必要があります。現在はスペアタイヤを搭載している車両は少なく、パンク修理剤が積まれている場合は使用期限を確認しましょう。

イエローハットでは、夏タイヤや冬タイヤなど各種タイヤを取り扱っており、オンラインショップから検索や注文が可能です。スマートフォンなどのデバイスから簡単に利用できますので、ぜひご活用ください。

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