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ホイール選びはPCD(P.C.D)を合わせる必要がある!その他のサイズの見方も解説

ホイールにはさまざまな種類があり、サイズを確認して選ぶことが大切です。ホイールのサイズを表す要素の中で、PCDは車体に取り付けられるかどうかを左右します。PCDがどの部分を表しているのか、気になる方もおられるのではないでしょうか。

このコラムでは、PCDの意味や種類をはじめ、ホイール選びで着目すべきその他のポイントを解説します。ホイール選びに活用できますので、ぜひ最後までご覧ください。

ホイールを交換するときはPCD(P.C.D.)をチェックしよう

ここではPCDの意味と、国産車・輸入車に分けてそれぞれの種類を紹介します。ホイール交換においてPCDは必ずチェックする項目であり、どの部分のサイズを表すのかしっかり把握しておくことが大切です。種類の傾向も知っておくと、ホイールを選びやすくなるでしょう。

PCDの意味

PCDは"Pitch Circle Diameter"の略で、「ピッチサークル直径」を意味するサイズ表記のひとつです。ホイールにあるボルト穴(ホイールを車両に固定するための穴)は円を描くように配置されており、その仮想の円の直径を単位mmで表しています。

この数値は車種やメーカーによって異なり、ホイールとハブボルトの直径が一致していると車両に取付け可能です。ホイールはオンラインで簡単に購入できますが、ホイールを選ぶ際にPCDの確認を忘れてしまわないよう注意しましょう。


国産車におけるPCDの種類

国産車において、PCDの種類で主流となっているのは、「100mm」と「114.3mm」の2つです。主に普通乗用車では「114.3mm」、ボディサイズが小さい軽自動車では、PCD「100mm」が多くの車種に採用されています。ただし、同じ車種でも年代によって異なる場合があるので注意しましょう。

PCDと同時に確認したいのが、ボルト穴数です。軽自動車や小型車では4穴が多い傾向にあります。乗用車においては5穴が多く、貨物タイプや大型の車両は6穴のものがあるため、忘れずに確認することが大切です。


輸入車におけるPCDの種類

輸入車は、メーカーごとにPCDが決まっている傾向にあります。例えばポルシェの場合、5穴のPCD「130mm」がほとんどです。他にも、メルセデスベンツでは「112mm」を多くのモデルで採用しています。

ただし、BMWは「120mm」と「112mm」があるなど、PCDは車両型式や年式などを考慮して確認することが大切です。自動車メーカーやホイールメーカーの公式サイトの情報を参考にするか、購入先に問い合わせると正確なPCDが分かるでしょう。

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PCD(P.C.D.)が合わないホイールを取付けする方法とは?

ホイール選びでは、PCDを合わせることが大前提です。しかし、輸入車など特殊なPCDを採用した車両もあり、適合するホイールが見つからない場合もあるでしょう。ここでは、PCDが合わない場合の対処法を3つ紹介します。費用が掛かる一方で、選択肢を増やせる ため、検討するのもひとつの方法です。

PCD加工可能なホイールを選ぶ

ホイールはさまざまなメーカーから販売されています。基本的に、多くの車種に採用されているPCDであれば、豊富な選択肢の中から選べるでしょう。ただし、特殊なケースの場合は、選択肢の幅が狭まってしまいます。

そこで、PCDを車種に合わせてくれるオーダーメイドの商品を検討してみてはいかがでしょうか。特殊なケースにも対応してくれるため、PCDを気にせずラインアップの中からホイールを選べます。特に、輸入車を所有している方におすすめです。自分好みのデザインのホイールが見つかるかもしれません。


ハブを交換する

ホイールはハブというパーツに装着します。ハブはホイールと一緒に回転し、車体とつなぐためのパーツです。通常、ハブに組み込まれているハブボルトのPCDに合わせてホイールを選びますが、どうしても気に入ったデザインのものを装着したい場合、ハブをホイールに合わせて変更するのもひとつの方法です。

ただし、ハブ交換は単体の部品のみ変更できるわけではありません。ブレーキ部品や関連する足回り部品の交換も必要になります。高額な費用がかかるだけでなく安全性にも関わるため、カスタム専門のショップに相談して決めることが大切です。


スペーサーを利用する

手軽にPCDの異なるホイールを装着できる方法が、スペーサーを取り入れることです。スペーサーはホイールとハブの間に装着する部品で、通常はホイールを車体の外側に寄せる際に使用します。これは、主にドレスアップ目的で採用される手法です。一方で、スペーサーの中にはPCDを変換することが可能なワイドトレッドスペーサーも存在します。

しかし、デメリットもあるため把握しておきましょう。スペーサーを使用するとホイールが車体からはみ出し、車検でNGとなる可能性があることや安全性に欠ける商品もあることです。また、この方法もすべての車種で使えるわけではありません。

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ホイール選びで要チェックしたいPCD(P.C.D.)以外のサイズ表記

ホイールのサイズを表す要素は、PCD以外にもあります。各サイズについて把握することで、適したホイールを選ぶことが可能です。ひとつでも確認を怠ってしまうと、失敗してしまうかもしれません。
ここでは、ホイールのサイズを表す項目について解説します。

リム径・リム幅

ホイール選びにおいてはPCDだけでなく、全てのサイズを確認することが大切です。そのひとつに挙げられるのが「リム径」と「リム幅」です。リム径とは、ホイールの直径のことを指します。単位はインチで、このサイズを大きくする手法をインチアップと言います。インチアップする際は、タイヤも同時交換するのが一般的です。

一方、リム幅とは、ホイールの内側と外側のリムの間の幅を示します。こちらも同じく単位はインチです。リム幅を大きくするとグリップ力が向上しますが、同時に摩擦も増え、燃費の悪化につながります。


インセット

ホイール選びでは、インセットも重要な要素です。インセットとは、ホイールの中心線からハブに接する面までの長さのことで、こだわりがなければ変更する必要はありません。インセットが変わると、ホイールが車体からはみ出したり、接触したりする原因になるためです。

インセットの違うホイールを装着するためには綿密な計算が必要で、専門家にアドバイスを求めたほうが良いでしょう。車の外観に強いこだわりがある場合に、インセットを変更するケースがあります。


ハブ径

ホイール選びでは、PCDやリム径だけでなく、「ハブ径」も見逃せないポイントです。ハブ径とは、ハブのホイールに接触する面から飛び出している部分の直径を指します。

ホイールにはこのハブの出っ張った部分を逃がすための穴があり、これを「ハブ穴径」と呼びます。純正ホイールではハブ径とハブ穴径がちょうど合うように設計されていますが、社外品のホイールは多くの車種に適合させるため、ハブ穴径が大きく設計されています。

特に他車種の純正ホイールを流用する場合は、ハブ穴径がハブ径よりも大きいことを確認する必要があります。

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ホイールの形状や素材もチェックしよう

初めてホイールを探す際、その種類の豊富さに戸惑う方もおられるでしょう。ホイールは千差万別と言えます。基本的にホイールは、サイズに問題がなければ装着可能です。そこで、ホイールの形状や素材について知っておくと、さらに選びやすくなるでしょう。ここでは、ホイールの形状と素材の主な種類を紹介します。

ホイールの形状

ホイールの形状はその構造により大きく変わります。主な構造は「1ピース」「2ピース」「3ピース」です。1ピースホイールは一枚の金属板から成るため、強度が高く、コストパフォーマンスに優れています。一方で、2ピースや3ピースはデザイン性の高さが強みですが、高価な商品が多い傾向です。

また、デザインの種類も豊富で「スポーク型」や「メッシュ型」などがあります。スポーク型は放射状に伸びた棒状のデザインのホイールで、スポーティな印象です。一方、メッシュ型は多数の金属線が交差する形状をしており、独特の高級感があります。


ホイールの素材

ホイールの素材には主に「スチール」と「アルミ」があります。スチール製のホイールは強度が高く重量があり、乗り心地が良好です。一方、アルミ製のホイールは軽量で、デザイン性が大きな特徴と言えるでしょう。他にも、マグネシウム製やカーボン製などがありますが、高価であるためあまり一般的とは言えません。

ホイール製造方法には「鋳造」と「鍛造」があります。鋳造は金属を溶かして型に流し込む方法です。一方、鍛造は金属に圧力をかけて成形する方法で、非常に高い強度があります。ただし、コストがかかるため鍛造ホイールは鋳造ホイールよりも高価です。

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イエローハットならタイヤ・ホイールがオンラインで探せる

タイヤ・ホイールを手軽に探したい方もおられるのではないでしょうか。イエローハットのオンラインショップでは、車種に合う商品を簡単に検索可能です。
また、無料特典もご用意していますので、安心してタイヤ・ホイールをお探しいただけます。それぞれの特徴や内容については、ぜひ以下をご覧ください。

オンラインショップの特徴

イエローハットのオンラインショップでは、タイヤの事前注文が可能です。タイヤ単体でも購入可能ですが、夏タイヤホイールセットと冬タイヤホイールセットもお選びいただけます。

さまざまな銘柄のタイヤ&ホイールが、車種などの簡単な情報を選択するだけで見つかり、簡単に注文がかけられます。予約した日に近隣の店舗で受け取り、または取付けができるため便利です。ぜひ一度アクセスしてみてください。


無料特典を2つご用意

イエローハットでは、厳選した2つの特典をご用意しています。特典の対象は、税込2万円以上で、タイヤ4本もしくはタイヤ&ホイール4本セットを購入していただいた方です。

アフターサポートの内容は、タイヤローテーションとホイールナット増し締め点検の2つで、どちらも1回無料です。安全性を高め長持ちさせることにつながりますので、ぜひご活用ください。


シーズンごとのタイヤ履替えはWEBから予約しよう

ホイールは車に合った商品を選ぶことが重要ですが、タイヤを季節に応じて履替えることも大切なポイントです。イエローハットのWEB予約サイトでは、シーズンごとのタイヤ履替え作業のWEB予約ができます。WEB予約なら履替え作業が、最小の待ち時間でスムーズに完了するため、時間がない方にもおすすめです。

予約日の確認や変更、キャンセルもWEB予約サイトから可能ですので、ぜひ利用ください。

タイヤの履替え作業

WEB予約 コチラ


まとめ

ホイールを交換する場合、各サイズについてひとつひとつ確認することが大切です。特にPCDは、取付け可否に影響する項目ですので、忘れずにチェックしておきましょう。サイズについて把握しておくと、ホイール形状や素材をより吟味できます。

タイヤのみ、もしくはタイヤとホイールを同時交換したい場合、ぜひイエローハットのオンラインショップで検索してみてください。車種に合わせてさまざまな商品からお選びいただけます。

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