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タイヤ交換ついて解説
タイヤのエアバルブキャップは、一見地味なパーツではありますが、重要な役割を持っています。外したままにしておくと、エア漏れなどトラブルの要因となることもあるので、注意が必要です。役割や悪影響について、具体的に知りたい方もおられるでしょう。
このコラムでは、タイヤにとって重要なエアバルブキャップの機能や、空気圧不足の悪影響などについて解説します。タイヤの交換時期にも関わるメンテナンスについても取り上げますので、ぜひ参考にしてください。
目次
タイヤのエアバルブキャップは、小さな部品ではありますが、重要な役割を担っています。失くしやすい部品であり、存在感が薄いため、外れたままになることもあるでしょう。ここでは、エアバルブキャップの機能性や、ない場合の影響について解説します。
エアバルブキャップは、バルブ内へ異物が混入することを防ぐのが主な役割です。また、エアバルブ内にあるバルブコアのトラブルにより空気が漏れ出た際、最終的に漏れを防ぐ機能もあります。
バルブコアとキャップの接地面にはシール機能があり、バルブと密着することでエア漏れを防いでいるのです。ただし、シール機能がないタイプも存在しますので注意しましょう。
エアバルブキャップを外しそのままにしておくと、空気の出入りの弁となるバルブコアに異常をきたすことがあります。バルブコアは補足小さな金属でできており、2箇所にあるシール機能で空気漏れを防ぐ重要な役割があるパーツです。
エアバルブキャップが装着されていないと、シール部分に異物が噛みこんで空気が漏れる恐れがあります。小さなゴミでもその可能性があるため、しっかりとキャップを装着することが大切です。
国産車のエアバルブキャップには、ゴム製のものが多く採用されています。他にも種類があり、ドレスアップ用の市販品へ交換することも可能です。また、タイヤに窒素ガスを封入している場合は、エアバルブキャプが交換されていることもあるでしょう。ここでは、エアバルブキャップのバリエーションを紹介します。
多くの車に装着されているのは、ゴム製のエアバルブキャップです。エアバルブと同色の黒色でシンプルな形状をしています。見た目に派手さはありませんが、安価に交換できる点がメリットです。
ゴム製のエアバルブキャップは、経年劣化により割れてしまうことがあります。割れるとキャップとしての機能を失うため、定期的に交換することが大切です。
エアバルブキャップの市販品には、多種多様なデザインのものがあり、カラーもさまざまです。カー用品店やネットショップで購入できます。自動車メーカーのロゴが入っているものや、スタイリッシュな形状の商品も販売されており、好みに合わせて手軽にドレスアップが可能です。
また、ホイールと同色にすることで目立たなくもできます。比較的安価に購入できるので、興味のある方は一度探してみてはいかがでしょうか。
通常、タイヤには大気中の空気を補充しますが、他にも窒素ガスが封入できることをご存じでしょうか。窒素ガスが入っていることを示すために、エアバルブキャップの種類には化学記号で「N2」と表記されているタイプも存在します。
この表記により、車のオーナーやユーザー以外が空気圧を調整する際、伝え漏れを防止できます。N2キャップにおいても、ファッション性のある製品が販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
キャップを外したままだと、エアバルブからエア漏れする可能性が高まりますが、正常な状態であっても自然に空気が減少することをご存じでしょうか。自然空気漏れと呼ばれ、空気が抜けるのを完全に防ぐことはできません。ここでは、空気が減少する理由や、エア漏れの要因について解説します。
タイヤの外観のほとんどはゴムで構成されています。ゴムは空気を通さないイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、空気は分子間を通り抜けられるのです。自然空気漏れによる空気圧の低下は、1ヶ月におおよそ5%~10%とされています。
そのため、空気を定期的に補充しなければなりません。自然空気漏れは徐々に空気がぬけていくため、気付かないうちに空気不足に至っているケースが多い傾向です。
バルブコアの異常もエア漏れの原因ですが、ボディ部分の劣化も要因のひとつです。エアバルブはゴム製のタイプが多く、劣化するとタイヤと同様ひび割れが進行しやすいと言えるでしょう。
したがって、エアバルブもタイヤと同時に交換することが大切です。また、日常点検では、石けん水なども用いて漏れチェックを実施すると良いでしょう。
現在、乗用車用のタイヤには、空気を入れるチューブが使われていません。チューブレスタイヤは、ホイールのリム部と密着することで空気圧を保持しています。リム部分に異物が噛みこんでいる場合や、錆が発生している場合は、エア漏れの原因となるため注意しましょう。
また、ホイールを障害物にぶつけると、変形することがあります。この場合も、リム部の密着性を損なう要因です。縁石に接触するなど、損傷しているホイールはエア漏れを疑いましょう。
タイヤの空気圧が不足していると、安全性を損ないます。また、タイヤの寿命を縮める要因となるため注意が必要です。このような空気圧不足による悪影響を把握しておくと、タイヤへの意識が高まるでしょう。具体的に解説しますので、参考にしてください。
車と路面との唯一の接点であるタイヤは、適正空気圧を維持することで性能を発揮できます。一方で、空気圧不足はグリップ力の低下を招くため、万が一の事態で止まり切れず事故を起こしてしまう恐れがあります。
また、空気圧が低いと、タイヤのたわみが大きくなる点に注意が必要です。たわみが大きいと走行中に発熱しやすくなり、バーストのリスクが高くなります。
エンジンは、定期的にオイルを交換しないと早期に壊れてしまいます。タイヤも同様で、メンテナンス不足は寿命を縮める要因です。空気圧の補充を怠ってしまうと、トレッド面の両サイドが早期に消耗する「両肩摩耗」を引き起こし、寿命が縮まります。
また、空気圧不足の状態で走行すると、段差を乗り越える際にサイドウォールが大きく変形するため、コード層の損傷につながります。コード層のダメージは、タイヤの強度が著しく下がるため、速やかに交換しなければなりません。以上のことから、空気圧不足は百害あって一利なしと言えるでしょう。
タイヤの空気圧をいつ調整すれば良いのか、知りたい方もおられるでしょう。自然空気漏れにより少しずつ空気圧は低下しているため、不安に感じるかもしれません。ここでは、空気圧の補充頻度や、窒素ガスの有用性について解説します。エアバルブキャップの固着にも触れていますので、参考にしてください。
空気圧の調整は、最低でも毎月1回以上実施するのが理想的です。セルフ式のガソリンスタンドが増えてきているため、給油時に補充するなど調整のタイミングは、ライフスタイルを考慮して決めるとよいでしょう。給油時や洗車時に調整するのもひとつの方法です。
空気圧を調整する際、エアバルブキャップを外す必要があります。小さい部品で失くしやすいため注意しましょう。
自然空気漏れが気になる方は、窒素ガスの充填がおすすめです。窒素ガスは他の元素と反応しにくい不活性ガスであり、酸素よりも抜けにくいとされているため、空気圧の調整頻度が下がります。
また、水分をほとんど含まないことから、空気圧が安定する点も窒素ガスを充填するメリットです。空気中に含まれる水分は、ホイールやタイヤの内部にあるスチールコードを腐食させる要因ですが、窒素ガスで満たせば錆の防止効果が期待できます。
イエローハットでは1本あたり税込550円~と比較的安価に導入できますので、近くに対応しているタイヤ販売店があれば、検討してみてはいかがでしょうか。
タイヤ空気圧の調整時に、エアバルブキャップが固着しているケースもあります。これは、真鍮でできているエアバルブにアルミ製のエアバルブキャップを装着すると発生する現象です。「異種金属接触腐食」と呼ばれ、錆によりエアバルブキャップが外れなくなることから、素材の組み合わせに注意しましょう。
固着している場合に無理に外そうとすると、エアバルブが破損する恐れがありますので、プロに相談することをおすすめします。
タイヤの購入は、オンラインショップから事前に注文ができます。また、夏または冬タイヤへの履替えはWEB予約サイトが便利でおすすめです。ここでは、イエローハットのオンラインサービスについて紹介します。
イエローハットのオンラインショップでは、24時間タイヤの注文を受け付けています。夏タイヤはもちろんのこと、冬タイヤやオールシーズンタイヤも取り扱っており、多くの銘柄から選択可能です。
また、商品代金とタイヤ交換工賃、さらにバルブ交換費用を含めた総額が簡単に確認できます。注文方法も簡単ですので、ぜひオンラインショップをご利用ください。
夏タイヤ⇔冬タイヤの履替え作業を行いたい場合は、WEB予約がおすすめです。予約日に受け付けを済ませると、すぐに履替え作業を開始するため長くお待ちいただくことはありません。履替えがスムーズに完了します。
予約日を確認したい場合も簡単です。また、変更やキャンセルもオンライン上で完結するため、WEB予約サイトからご予約ください。
タイヤのエアバルブキャップは、エアバルブ内への異物の侵入を防止し、エア漏れを抑える役割がある重要なパーツです。さまざまなタイプの市販品が販売されているため、車の外観のアクセントにもなります。空気圧調整時は失くさないよう注意しましょう。
イエローハットのオンラインショップでは、タイヤ選びから注文まで完結します。さまざまな銘柄のタイヤを豊富にラインナップしているため、ニーズに合った商品が見つかるでしょう。24時間利用できますので、ぜひアクセスしてみてください。
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