COLUMN
タイヤ交換ついて解説
スタッドレスタイヤは冬に特化した性能を持つタイヤですが、いつから装着したほうが良いのか知りたい方もおられるのではないでしょうか。履替え時期が遅れると、さまざまなデメリットがあるので、タイミングが重要です。
このコラムでは、スタッドレスタイヤをいつから履くと良いのか、おすすめの時期について解説します。また、サマータイヤへの履替えタイミングや寿命により交換する場合の判断基準にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
目次
季節に応じてスタッドレスタイヤとサマータイヤを使い分けるには、装着するタイミングが重要です。それぞれ適用路面が異なり、時期を間違えてしまうと安全性に関わる他、タイヤの寿命にも影響を与えます。ここでは、スタッドレスタイヤへの履替え時期と、慣らし走行について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スタッドレスタイヤへの履替えは、初雪の1ヶ月前がベストな時期と言えます。初雪といっても、いつ降るのか正確な時期は分からないため、例年のデータを参考にすると良いでしょう。
過去のデータは、気象庁の公式サイトで地域ごとに検索可能です。「霜・雪・結氷の初終日」の情報にアクセスしてみてください。大まかな時期であれば、タイヤメーカーのWEBサイトでも調べられます。
新品のスタッドレスタイヤへ履替える方もおられるでしょう。その場合は、さらに余裕を持って交換することをおすすめします。新品タイヤは、慣らし走行を済ませておく必要があるためです。
慣らし走行が完了していない状態で雪が降ってしまうと、本来のグリップ力が得られません。通常の路面で一皮剥いておくことで、本来の性能を引き出すことが可能です。スタッドレスタイヤの場合、60km/hで200kmほど走行することが慣らし完了の目安となります。
スタッドレスタイヤを履くことなく、サマータイヤを装着した状態で冬を迎えると、さまざまな弊害が生じかねません。事故につながるだけでなく、立ち往生の原因となる可能性もあるでしょう。ここでは、スタッドレスタイヤの装着が遅れた場合に考えられるデメリットを解説します。
冬にサマータイヤを履いている場合、路面状況によって交通違反になることをご存じでしょうか。積雪路面もしくは凍結路面をサマータイヤのまま走行すると、反則金が発生します。反則金の金額は、普通車の場合6,000円です。(2023年8月時点の情報です)
沖縄県以外の都道府県で規定されており、積雪時や凍結時はスタッドレスタイヤなどの冬用タイヤを装着するか、タイヤチェーンを取り付ける必要があります。滑り止め対策を講じていないと制動距離が長くなる他、旋回時に膨らみやすくなるためです。最悪の場合、大規模な交通渋滞や通行止めを引き起こします。
スタッドレスタイヤの履替えが遅れると、思わぬ降雪があった際に慌ててしまうでしょう。この場合、スタッドレスタイヤへ交換しようにもタイヤ関連ショップは混雑している可能性が高く、多くの時間を要してしまう恐れがあります。
また、在庫切れとなっている場合は、取り寄せに時間がかかるため車に乗れない期間が発生するかもしれません。余裕を持って交換することが大切です。
スタッドレスタイヤからサマータイヤに戻す時期も押さえておくことをおすすめします。サマータイヤへの履替えが早すぎると、予想外の積雪や凍結時に困ってしまうでしょう。ここでは、サマータイヤをいつから装着したほうが良いのか、参考となる情報を紹介します。
サマータイヤへ戻す時期は、スタッドレスタイヤへ履替えるのと同じく、地域によって変わります。気象庁のWEBサイトで自身の地域の雪や結氷の終日について調べ、冬が終わるタイミングとして参考にするのもひとつの方法です。
また、気温7℃以上を目安にするのもおすすめです。7℃以下の場合、場所によって凍結の恐れがある他、サマータイヤが本来の性能を発揮できない温度と言えます。
スタッドレスタイヤが寿命を迎え、夏も履き続けようとお考えの方もいるかもしれません。スタッドレスタイヤは、冬に特化しており、温度が高い環境では十分な性能を持っていないと言えます。材質が柔らかく、サマータイヤのような運動性能はありません。
また、路面上の水分を吸収する効果はありますが、排水性能は高くないため雨の日にスリップしやすいと言えます。ロードノイズが大きく快適性は低いため、冬が終わっても継続して使用することはおすすめできません。走行抵抗が大きく、燃費の面でも不利です。
スタッドレスタイヤを適切な時期に装着したとしても、タイヤのコンディション次第で使用できないケースもあるでしょう。スタッドレスタイヤは、寿命の見極めも重要です。
まずはスタッドレスタイヤの残り溝をチェックしましょう。スタッドレスタイヤの溝にはプラットホームと呼ばれる突起があり、交換を判断する目安です。プラットホームに達している場合は必ず新品にし、近い場合も交換を推奨します。
溝が十分に残っていたとしても、使用開始から時間経過している場合は注意が必要です。冬の滑りやすい路面でグリップ力を発揮するためには柔軟性も重要であり、劣化により硬くなっている場合は交換を検討しましょう。
スタッドレスタイヤとサマータイヤは併用することがないため、どちらかは保管する必要があります。その際、タイヤを早く劣化させないためにも、適切な保管スペースを用意することが大切です。ここでは、タイヤの正しい保管方法について解説しますので、参考にしてください。
タイヤを劣化させる要因はさまざまですが、代表的なのは紫外線です。保管時に太陽光が当たる場所は避けましょう。また熱・水分にも弱いため、室内もしくは屋根付きの場所を用意することが大切です。モーターなどから発生するオゾンも劣化の要因であるため、電化製品が近くにないかもチェックしておきましょう。
理想的な保管環境は、冷暗所です。どうしても屋外に保管しなければならない場合は、専用のタイヤカバーを使用すると良いでしょう。ただし、盗難には注意が必要です。
タイヤを保管する際、積み方も重要なポイントです。ホイールの有無によって適切な積み方は異なります。まず、ホイール無しの場合は、タイヤを立てて保管しましょう。寝かせて積み上げると、下部のタイヤが変形する恐れがあります。
ホイール付きの場合は立てると一点に重量がかかるため、横積みにします。ホイール付きの場合はタイヤ内部に空気があるため、横積みでも変形しにくいでしょう。タイヤを休ませるためにも、空気圧は指定値の半分程度にすることをおすすめします。
オールシーズンタイヤは、夏・冬どちらも兼用できるタイヤです。サマータイヤとスタッドレスタイヤの双方のメリットを合わせ持っており、夏は快適に使用でき、冬の積雪時も走行できます。履替えや保管の必要がなく、タイヤの購入費用も抑えられる点が魅力です。
しかし、凍結路面には対応できず、雪上性能もスタッドレスタイヤには敵いません。凍結の心配が少ない地域において、選択肢のひとつとなるタイヤです。
イエローハットでは、夏⇔冬タイヤ履替え予約をWEB上で受け付けています。WEB予約はいつでも利用でき、便利かつスムーズです。ここでは、WEB予約の利便性と、タイヤの保管に対応した店舗やタイヤ購入に便利なオンラインショップについて紹介します。
イエローハットでは、夏⇔冬タイヤ履替え作業の予約が可能なWEB予約サイトをご用意しています。WEB予約していただければ、お店の混み合い状況に関わらず作業をすぐに開始します。履替え作業がスムーズに完了するため、時間がない方にもおすすめです。
予約日時は同じくWEB予約サイトから確認できる他、変更・キャンセルも可能です。便利かつ簡単ですので、お気軽にご利用ください。
イエローハットでは、オフシーズンとなったノーマルタイヤやスタッドレスタイヤの保管に対応しています。マンションなどの集合住宅に住んでいる方や、保管場所を用意することが困難な方など、どなたでもご利用いただけます。
一部の地域や店舗ではタイヤ保管に対応していない場合があります。料金や保管条件などについては、お近くの店舗にてお尋ねください。
イエローハットのオンラインショップなら、24時間タイヤの事前注文が可能です。サマータイヤやスタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤを取りそろえており、交換予定の車種とタイヤサイズを選択するだけで、適合する商品が見つかります。
注文方法もシンプルかつ簡単で、取付け店舗、取付け希望日などを画面に沿って選択していくだけです。オンラインショップから事前に注文いただくと、待ち時間が最小限に抑えられるため、スムーズに交換が完了します。
スタッドレスタイヤをいつから装着すべきか判断するためには、まず過去の初雪に関する情報を調べることからはじめます。その1ヶ月前に交換することで、想定外の積雪に対応可能です。また、新品の場合は慣らし走行を完了できます。
イエローハットでは、スタッドレスタイヤへの履替えがWEBから予約できます。ホイール付きでスタッドレスタイヤをお持ちの場合は、ぜひご活用ください。
ネットで注文・店舗で取付け