COLUMN
タイヤ交換ついて解説
タイヤを保管する際、ビニール袋に入れたままで問題がないのか疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。運搬で車に積み込む場合にビニール袋を使用するメリットはありますが、保管時には適していません。
このコラムでは、タイヤの保管にビニール袋が不要な理由や、適切な保管環境について解説します。また、保管前に洗浄する重要性や方法、タイヤの最適な積み方も把握できるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
目次
タイヤをビニール袋に入れたまま保管するのは、最適な保管方法とは言えません。なぜなら、汚れや水分が付着していると、タイヤの劣化を早める可能性があるためです。ここでは、タイヤの保管に関して押さえておきたいポイントを5つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
タイヤショップでは、取り外したタイヤをビニール袋に入れて渡してくれるケースがあります。しかし、保管する前にはタイヤを取り出しておきましょう。タイヤにはさまざまな汚れが付着しており、洗浄しておかないと劣化を促進させる恐れがあります。
タイヤには砂や泥が付着し、アスファルトに含有している油分も同様です。また、ブレーキ時に発生するブレーキダストもタイヤを汚します。汚れたままビニール袋での保管は避けるようにしましょう。
洗浄して乾く前に、ビニール袋を使用するのもおすすめできません。タイヤは高温多湿により、劣化しやすいため注意が必要です。濡れたままビニール袋で保管すると、蒸発した水分を閉じ込めてしまい、タイヤの早期劣化につながります。
保管の際は、タイヤが乾いた状態で雨に濡れない場所を用意することが大切です。湿度が高いと、タイヤ内部にあるスチールコードを錆びさせてしまう恐れがあります。
タイヤにとって紫外線も悪影響を及ぼす要素です。特に直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。できれば屋内に保管スペースを用意することがタイヤに優しいと言えます。
また、屋外で保管する場合は、屋根付きのスペースを確保しましょう。難しい場合は、タイヤカバーを使用するのもひとつの方法です。屋外では盗難の可能性があるため、目立つ場所に置かないことも重要なポイントと言えます。
タイヤは汚れ・水分・紫外線と、多くの要因により劣化しますが、他にも避けるべき要素があります。タイヤは熱でも変質するため、ストーブなどの熱源から遠ざけることが大切です。
また、オゾンでも早期に劣化してしまいます。オゾンが多く発生するのは、モーターやバッテリーなど火花を散らす可能性がある機器の周辺です。保管場所の近くにないことを確認してみてください。
タイヤを地面に置くと、床が汚れてしまうことがあります。そのため、敷物を用意しておきましょう。タイヤの主成分はゴムですが、さまざまな薬品が混ぜ込まれており、徐々に染み出してきます。
これらの薬品が色移りの原因となるので、すのこやダンボールを敷いておくのがおすすめです。タイヤの積み方にも注意は必要ですが、記事の後半で詳しく解説します。
タイヤショップなどのお店でタイヤを履替えた場合、車内を汚さないようビニール袋を使用するのが一般的です。タイヤに付着した汚れがシートなどの内装に付くのを防ぐメリットがあります。
ただし、保管時はビニール袋を外すようにしましょう。屋外で保管する場合は、ビニール袋ではなく専用のタイヤカバーを使用することが大切です。専用品であれば、保管時の汚損を防止するだけでなく、紫外線をカットする機能を有している場合もあります。
タイヤは走行時にさまざまな汚れが付着します。基本的にタイヤは黒いため汚れが目立ちませんが、洗浄は忘れないように実施したい作業です。ここでは、タイヤに負荷が少ない洗浄方法と、ワックスの塗布が不要な理由を解説します。タイヤを点検するポイントも参考になるでしょう。
洗浄ではタイヤ専用ブラシと、必要に応じてタイヤへの負担の少ない洗剤を用意しましょう。ホイールもついでに洗浄するため、隙間に入り込むスポンジを用意するのもおすすめです。
タイヤの洗浄は基本的に水洗いで十分であり、洗剤を付けてこすると老化防止剤を必要以上に落としてしまいます。したがって、できるだけ優しく洗うのがポイントです。
洗浄の順番は、まずタイヤとホイールの汚れを水で流します。そして、タイヤ全体をブラシで軽くこすりましょう。ホイールまで洗浄できたら、洗剤をしっかり落として乾燥させることが重要です。
タイヤを洗浄した後は、ワックスを塗り込んで艶やかに仕上げたい方もおられるでしょう。ワックスは車の美観を保つ重要なアイテムですが、保管前に塗る必要はありません。ワックスに含まれている成分が、タイヤに影響を与える可能性があるためです。
ワックスには水性と油性があり、特に油性の場合は注意が必要です。ワックスはタイヤを装着する際に使用すると良いでしょう。
タイヤを洗浄すると、コンディションを把握しやすくなります。洗浄後にタイヤが乾いたら、一度タイヤ全体をチェックしましょう。まずは傷や亀裂がないか確認します。普段見ることができない内側のサイドウォールも入念に見ておくことが大切です。
次に残り溝の状態も把握しておきましょう。残り溝はタイヤの性能に大きく関わります。溝が少ないと、夏タイヤの場合雨の日にスリップしやすく、スタッドレスタイヤは滑りやすい冬の路面でのグリップ力が期待できません。状態によっては処分を検討し、次シーズンに購入することをおすすめします。
タイヤ保管では、積み方に注意が必要です。ホイール付きの場合とタイヤ単体の場合で、それぞれ異なる手法も用います。積み方を間違えるとタイヤを使用できない可能性もあるため、しっかりと押さえておきましょう。ここでは、2つに分けて積み方を解説します。
ホイール付きでタイヤを保管する場合の基本は横積みです。保管場所の床に対して色移りを防止するため、ダンボールやすのこなどの敷物を忘れないようにしましょう。壁にフックがある場合、吊るしておくのもおすすめの方法です。ホイールにより重さがあるタイヤは、縦置きすると接地部分の変形を招きます。
また、空気圧も通常の半分に調整しておくことをおすすめします。タイヤの緊張をほぐしつつ保管できるためです。定期的に上下を入れ替えると、よりタイヤを良好な状態に保てるでしょう。
タイヤ単体で保管する方法として最適なのは縦置きです。横積みしてしまうと、積み重なったタイヤの重みで下部のタイヤが変形する可能性があります。また、フックなどで吊るしておくのもNGです。一点に荷重が集中するため変形につながり、タイヤの密閉性に悪影響を及ぼします。
タイヤラックを使用すると、保管スペースを有効活用できるでしょう。このように積み方にも配慮することで、タイヤの状態を良好に保てます。
タイヤ保管を含め、タイヤに関してはイエローハットへぜひお任せください。保管に対応した店舗では、リーズナブルな価格設定でご依頼いただけます。また、タイヤ探しで便利なオンラインショップも展開しており、事前注文もできるため便利です。ここでは、イエローハットの魅力の一部をご紹介します。
シーズンオフとなったタイヤの保管場所に悩まれる方もおられるでしょう。タイヤは保管環境次第で早期に劣化が進行してしまいます。しかし、保管環境を整えるのが難しい場合もあるかもしれません。
そこで、イエローハットではタイヤの保管に対応した店舗を用意しています(一部店舗を除きます)。タイヤ保管をご依頼いただくと、保管スペースを確保する必要がなくなり、盗難の心配もありません。ぜひお近くの店舗でお問い合わせください。
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タイヤ保管の際は、ビニール袋に入れる必要はありません。保存前にしっかりと洗浄し、適切な保管環境を用意することが大切です。積み方によってはタイヤの変形を招くため、ホイールの有無で最適な方法を選択しましょう。
イエローハットでは、タイヤ保管に対応した店舗(一部店舗を除く)があるだけでなく、履替えも簡単に予約できます。そしてタイヤを購入したい場合は、ぜひオンラインショップを利用してみてください。ニーズに合ったタイヤが簡単に見つけられるでしょう。
ネットで注文・店舗で取付け