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タイヤのトラブル「ピンチカット」の原因とは?対処法を知っておくと安心!

タイヤの側面に見られる小さな膨らみは、見過ごすことのできない警告サインです。これは「ピンチカット」と呼ばれる損傷で、放置したままにするとバーストを招く恐れがあります。大きなトラブルに発展する前に、適切な対処を施しておきたいという方もおられるのではないでしょうか。

ピンチカット発生のサインを見つけたら、早めのタイヤ交換が欠かせません。そこでこのコラムでは、ピンチカットが発生する原因や適切な対処方法について解説します。

タイヤのトラブル「ピンチカット」とは?

タイヤは常に地面と接しており、車の動力を伝える役割を持ったパーツです。安全性との関わりが深いため、定期的なメンテナンスが求められます。タイヤの点検時には、ひび割れやスリップサインの有無に加えて、側面部分に生じるピンチカットのチェックも重要です。ここでは、ピンチカットについて詳しく解説します。

タイヤ側面に発生するコブ状の変形

ピンチカットとは、タイヤの側面に盛り上がりが生じる現象のことです。タイヤの表面から見るとコブ状に、裏側から見ると亀裂になっています。変形部分に触れると、タイヤとは思えないほど柔らかいのが特徴です。

ピンチカットの大きさはまちまちであり、発生直後は小さな変形であっても徐々に大きくなります。症状も状況によって異なり、走行中にわずかな異音や振動が発生する場合もあれば、全く症状を感じられない場合もあるでしょう。


タイヤ内部のカーカスコードが切れている状態

タイヤの製造では、ゴムに加えてベルトやカーカスコードといったパーツを組み合わせています。カーカスコードとは、ゴムで被覆されたポリエステル、ナイロン、レーヨンコードなどを使用したコード層のことです。タイヤの形状を維持したり、荷重を支えたりする役割を持っています。

カーカスコードが何らかの原因で切断されると、タイヤ内の空気圧を保持できません。タイヤの形状を保てなくなり、側面の一部が異常に膨らむ現象が起こります。

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タイヤにピンチカットが発生する原因

カーカスコードは、タイヤ内部に位置する骨格を形成するパーツです。ピンチカットはカーカスコードが損傷することで発生しますが、原因はひとつではありません。ここでは、ピンチカットが発生する4つの原因について詳しく解説します。

タイヤへの強い衝撃

サイドウォールと呼ばれるタイヤの側面部分は、外部からの衝撃に弱いのが特徴です。地面と接地するトレッド面よりもゴムが薄いため、強い衝撃を受けると破損してしまいます。勢いよく縁石に乗り上げたり障害物に接触したりした際に、カーストコードが破損しピンチカットが発生することもあるでしょう。低速走行時に接触した場合でも発生し得るため、運転中はタイヤ側面にも気を配ることが大切です。


空気圧不足

タイヤの空気圧が不足していると、走行中にタイヤが大きくたわみます。過剰な負荷がかかるため、カーカスコードが破損しやすいでしょう。タイヤの空気圧は、使用頻度や走行距離に関係なく、時間の経過と共に減少します。空気圧不足によるピンチカットを防ぐためには、定期的な空気の補充が欠かせません。


過積載での走行

タイヤは車のパーツにおいて唯一、地面と接しています。タイヤには車重を支える役割がありますが、重量が増えるほどサイドウォールに強い負荷がかかるでしょう。想定された積載重量を超えると、カーカスコードの損傷リスクが高まります。アウトドアや旅行などで車を使用する際には注意が必要です。


タイヤの品質不良

国内製・海外製のタイヤともに定められた規格に基づき、製造・販売されています。しかし、製造中に何らかの不具合が生じた場合、初期不良が生じることもあるでしょう。購入直後のピンチカット発生など、初期不良が疑われるときは購入店舗に相談してみるのもひとつの方法です。

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タイヤのピンチカットを発生させない方法

ピンチカットを発生させないためには、カーカスコードの破損を防ぐ必要があります。しかし、サイドウォール部は損傷しやすくどのような点に気を付けるべきか分からない方もおられるでしょう。ここでは、ピンチカットを発生させない方法について解説します。

タイヤに強い衝撃を与えない

カーカスコードはサイドウォールの内部構造であるため、側面への衝撃はカーカスコードの損傷につながります。縁石にぶつけてしまったり、道路のくぼみに落ちてしまったりすると損傷しやすいでしょう。スピードが緩やかでもピンチカットが発生することがあります。

急加速、急ハンドル、急ブレーキなど、一時的に強い負荷がかかった場合にも、カーカスコードの破損を引き起こすことがあるため注意が必要です。


定期的な空気圧チェックで適正値を維持する

ピンチカットを防ぐためには、小まめな空気圧の点検が欠かせません。空気圧は時間が経つにつれて下がるため、適正値に保つことが重要です。タイヤの適正空気圧は、車種やモデルで異なります。運転席側のドア付近や給油口には空気圧表示シールが添付されており、自動車メーカーが推奨する空気圧の確認が可能です。

ガソリンスタンドやカー用品店では、空気圧点検サービスを無料で提供していることもあります。毎月1回の頻度を目安にして空気圧を確かめると良いでしょう。


積載しすぎないよう注意する

トラックやバンなどの貨物車とは異なり、乗用車には最大積載量の概念がありません。乗用車は人の輸送を目的として設計されており、荷物の積載は二次的な用途に過ぎないからです。しかし、重量がタイヤに負荷を与えることには変わりありません。荷物を積むときには、積載しすぎないよう注意しましょう。

例えば、トヨタでは乗用車の最大積載量について、乗車定員×55kgに加えて、乗車定員分の手荷物(乗車定員×10kg)を想定しています。


品質の高いタイヤを選ぶ

タイヤには豊富な種類があり、メーカーごとの品質にも差があります。タイヤは国が定めた規格に合わせて製造されますが、日本人が主に使用する規格は「JATMA」「ETRTO」「TRA」の3種類です。

どの規格に沿っているかによって、サイズや空気圧に対する負荷能力が異なりますが、国内製・海外製どちらの品質が良いということではありません。その国の気候や道路事情などを考慮して製造されているためです。しかし、品質を犠牲にして価格を下げているメーカーもあるため、よく確認するようにしましょう。

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タイヤにピンチカットを発見した際の対処法

慎重な運転を心がけていても、いつの間にかピンチカットが発生していることもあるでしょう。残念ながら、パンクとは異なりピンチカットの修理方法はありません。ピンチカットに気づいたときは、迅速な対応が重要です。ここでは、タイヤにピンチカットを発見した際の対処法について解説します。

なるべく走行を控えて至急交換をする

タイヤの接地面にくぎなどの異物が刺さるといった損傷であれば、多くの場合パンク修理剤を使用した応急処置が可能です。一方で、タイヤ側面に傷やピンチカットが発生した場合には修理ができません。そのため、新品タイヤへ交換する必要があります。

走行中にピンチカットを発見した場合、その場でスペアタイヤに交換するもしくは、速やかに最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などで新品タイヤに交換しましょう。運転の継続に不安を感じたときは、ロードサービスを利用するのもひとつの方法です。


タイヤ交換は2本もしくは4本同時が基本

ピンチカットでタイヤを交換する際、損傷した1本のみを交換したいと思われるかもしれません。しかし、新品タイヤに交換したばかりで摩耗差が少なく、同じタイヤを用意できる場合を除き、複数本同時に交換することが大切です。

例えば、2WDであれば1本のみピンチカットが発生した場合においても、同軸の2本を交換します。4WD車については、デファレンシャルギヤの故障につながる恐れがあるため、全部のタイヤを交換するようにしましょう。


タイヤに発生したピンチカットが小さい場合は放置しても問題ない?

ピンチカットが小さい場合、そのまま見て見ぬふりをしてしまう方もおられるかもしれません。しかし、大きな問題ではないように見えても、耐久性や安全性に重大な影響を及ぼします。タイヤにピンチカットを発見した場合には、適切な処置が必要です。ここでは、タイヤに発生した小さなピンチカットを放置する場合のリスクについて解説します。

タイヤが爆発する現象「バースト」の原因になる

バーストは、タイヤのカーカスコードが破裂した状態のことです。走行中にバーストが発生すると、タイヤとしての機能が完全に失われます。特に高速走行中にバーストした場合、車のコントロールが効かなくなり、重大な事故を引き起こす恐れがあるでしょう。

外観からは小さく見えるピンチカットでも、内部では大きく損傷していることも考えられます。ピンチカットに気づいたときは、早めの交換が賢明です。


車検で不適合とみなされる恐れがある

車検は検査員の判断にゆだねられますが、タイヤのピンチカットが発生していると車検に合格できないでしょう。国土交通省の保安基準第167条では、タイヤに関する要件として、コード層の露出など著しい破損のないものと規定されています。

ピンチカットは内部のカーカスコードが破断されている状態です。保安基準不適合とみなされる可能性が高いと言えます。


タイヤにピンチカットを見つけたらイエローハットへ!

サイドウォールに膨らみが生じたら、早めのタイヤ交換が必要です。新しいタイヤをお探しの方は、ぜひイエローハットにご相談ください。イエローハットではオンラインによるタイヤ購入、有償のタイヤパンク補償、無料のアフターサポートを提供しています。ここでは、イエローハットでのタイヤ購入のメリットをまとめました。

オンラインショップで購入、希望の店舗で取り付けが可能!

イエローハットのオンラインショップでは、コストパフォーマンスに優れた専売タイヤを含む豊富な品ぞろえが特長です。幅広いメーカーの夏タイヤ、スタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤを取りそろえています。

注文方法はシンプルです。トップページから希望の商品、車種、取り付け希望日、店舗を選択するだけで注文を完了できます。イエローハットのオンラインショップは24時間利用可能です。店舗での商品選びが難しい方でもお気軽にご活用いただけます。


タイヤパンク補償への加入がおすすめ!

イエローハットでは、新品タイヤ4本セットをご購入いただいた方にタイヤのパンク補償をご用意しました。タイヤがパンクした場合、新品のタイヤとの交換に対応した有償のサポートです。もちろん、ピンチカットが補償期間内に発生した場合も、新品のタイヤと交換可能です。

補償期間はタイヤ購入から2年間または2万5,000kmまでとなっており、全国約700店舗でご利用いただけます。外出先での突発的なタイヤトラブルが発生したときでも、最寄りの店舗で対応が可能です。


4本セットご購入でアフターサポートを実施!

イエローハットでは、タイヤやタイヤ&ホイールセットを購入されたお客さまへのアフターサポートの利用が可能です。購入金額が4本で20,000円(税込)以上であれば、タイヤ交換後のホイールナット(ボルト)の締付けトルク値の確認、タイヤローテーションのサポートを1回無料で受けられます。アフターサポートは、イエローハットが全国に展開する約700の店舗で利用可能です。

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まとめ

ピンチカットとは、タイヤの側面部分にできるコブのような膨らみのことです。放置するとバーストを引き起こすため、ピンチカットを見つけたときには早急な対応が求められます。ピンチカットが生じたときは、新しいタイヤへの交換が必要です。

タイヤのピンチカットに備えてタイヤの購入を予定しておられる方は、ぜひイエローハットでお買い求めください。オンラインショップに加えてパンク補償やアフターサポートをご用意しております。

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