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軽自動車の車検に関する情報を網羅して解説!費用を安くするコツも紹介

軽自動車を選ぶメリットのひとつが維持費の安さです。普通自動車を所有する場合と比べて、税金や車検にかかる費用を安く抑えられる傾向にあります。しかし軽自動車は維持費が安いということは分かっていても、車検に関しての詳細は分からないという方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、軽自動車の車検の相場や、流れについて詳しく解説します。車検費用が高くなるケースや安く抑えるコツが分かれば、お得なお店で満足のいく車検が受けられるでしょう。

軽自動車の車検費用はどのくらいなの?

車検の検査項目は、軽自動車と普通自動車で大きな差はありません。しかし、軽自動車のほうが安く済む傾向にあります。軽自動車の車検費用の特徴は、費用が一律であることです。こちらでは、軽自動車の車検費用や相場、お店によって異なる整備費用についてご説明します。

普通自動車よりも安い場合が多い

車検費用は普通自動車よりも軽自動車のほうが安く済むケースがほとんどです。理由として、重量税が安いことが挙げられます。

車検の際には軽自動車重量税を納めなければなりません。普通自動車の税額は車の重量で決まりますが、軽自動車は重さにかかわらず一律です。また、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下という規格の軽自動車は車体が小さく、タイヤのような交換部品も小さいため費用が安く済みます。


軽自動車の車検の相場

車検費用には「法定費用」と「車検基本料金」が含まれます。法定費用は印紙代以外はどのお店に依頼しても金額は変わりません。2020年12月時点における軽自動車の法定費用の項目と内訳は以下の通りです。

  • 軽自動車重量税:0円~8,800円(継続車検時)
  • 印紙代(検査手数料):1,100円~1,400円
  • 自賠責保険料:2万1,140円(24ヶ月分)

軽自動車重量税は新車を購入した際に3年分、継続車検時は2年分を納めます。税額が異なるポイントは、新車時からの経過年数とエコカー減税の対象となるかどうかです。エコカー減税制度は対象期間を定めているため、今後は変更になることも考えられます。

印紙代は車検を受けるときに支払う手数料です。自賠責保険は自動車損害賠償保障法により加入することが義務付けられている強制保険で、車検の際に24ヶ月分を支払います。

つまり、法定費用は最も高い場合でも3万1,340円です。一方、車検を通すために必要な整備や点検を行う費用である車検基本料金は、お店によって異なります。


お店によって異なる整備費用

整備費用に含まれるのは、点検や整備にかかる費用や交換する部品代です。ほとんどのお店では車検の際に整備をしますが、チェックの仕方や整備内容はお店によって異なります。また、交換する部品の種類も価格に影響する一因です。

例えば、最低限のチェックだけをするお店と、車検時にできるだけ新しい部品に交換するお店では、費用に大きな差が出ます。具体的な金額を知りたいときは、事前にお店のスタッフに尋ねてください。


軽自動車の車検費用が高くなるケースとは?

車検費用の見積もりが予想より高いことがあります。特に、前回の車検より大幅に金額が上がっていると、理由が気になる方もおられるのではないでしょうか。車検費用が高くなる主な理由として、税額や交換が必要な部品数の増加が挙げられます。こちらでは、車検費用が高くなる4つの理由についてまとめました。

メーカー保証が切れている

車にはメーカーによる保証があり、条件を満たしていれば修理や整備の費用をメーカーが保証してくれます。しかし、保証期間が終了すると、修理や整備の費用を自費で負担しなければなりません。

車のメーカー保証は2年~3年が一般的です。3年目の車検はメーカー保証のおかげで安く済んでも、5年目の車検以降は費用が高くなる可能性があります。


交換する必要のある部品数が増える

車で使用している部品は、長く使用すればするほど劣化が進みます。例えば、一般的なバッテリーの寿命は2年~3年です。寿命を迎えるとバッテリーが上がりやすくなり、セルモーターが回らなくなる恐れがあります。セルモーターを回せないと、エンジンはかけられません。

また、タイヤも少しずつ摩耗して溝が浅くなり、濡れた路面でスリップしやすくなり危険です。使用年数が長くなると、交換が必要な部品数が増えることで車検費用が高くなります。


エコカー減税の対象外になる

エコカー減税の対象車は、軽自動車重量税の免税や減税措置を受けられます。ただし、購入時に免税・減税対象だった車でも、車検を受けるタイミングでは対象外になっているかもしれません。

エコカー減税の減税率は、排出ガスの基準をどれだけ達成しているかによって変わります。車検時に基準を満たしているかどうかという点だけでなく、税制そのものが変更されることもあるため、エコカー減税対象車を購入しても数年後エコカー減税の対象となっているかは分かりません。


軽自動車重量税が高くなる

軽自動車重量税は車両の重さにかかわらず一律です。ただし、新規登録から13年以上が経過すると税額が上がり、18年以上になるとさらに高くなります。2020年12月時点の軽自動車重量税は以下の通りです。

  • 新車登録から13年未満:6,600円
  • 新車登録から13年以上:8,200円
  • 新車登録から18年以上:8,800円

普通自動車と比べると安いといえますが、経過年数が13年未満の軽自動車と18年以上経過した軽自動車を比較すると、30%以上高くなっています。


軽自動車の車検を安く受けるコツ

軽自動車の車検費用は普通自動車に比べて安いケースが多い傾向にありますが、さらに費用を抑えたいと考える方もおられるでしょう。車検を安く受けるには、お店ごとの値段やサービス内容をチェックして、日頃から車のメンテナンスをすることが重要です。こちらでは、軽自動車の車検費用を安く抑えるコツをご紹介します。

安いお店を利用する

お店によって整備費用は異なるため、車検を安く受けるには安いお店を選ぶのがおすすめです。一般的にディーラーは、料金を高めに設定している傾向があります。一方、カー用品店はディーラーよりも安い料金設定の場合が多く、車検費用の軽減が可能です。

また、自分で全て手続きをして車検を受けるユーザー車検は、整備費用や代行手数料などがかからないため車検費用を抑えられます。


日頃からメンテナンスを行う

日頃から車のメンテナンスをしっかりしていれば、車検時に交換しなければならない部品数が少なくて済むため、整備費用の軽減が可能です。さらに、数ヶ月に1回、1年に1回とまめに点検することを意識すると、車を良い状態で保ちやすくなります。部品が劣化しているか判断が難しいときは、お店のスタッフにご相談ください。


サービスが充実したお店を選ぶ

車検費用を安く抑えるには、料金だけでなくサービスもチェックしましょう。例えば、代車を貸し出すサービスや早期予約キャンペーンがあれば、車検に関わるトータルの費用を安く抑えられます。また、車検後の点検が無料というお店であれば、さらにお得です。サービスの内容はお店によって異なるため、事前にご確認ください。


部品交換が必要になったとき、選べる部品数の多いお店を利用する

車検を受けるために部品の交換が必要なときは、社外部品を扱っているお店のほうが整備費用を安く抑えられます。社外部品とは、メーカーが販売している純正部品以外のものです。社外部品でも品ぞろえが幅広く、純正部品よりも安く購入できるものも数多くあります。

ディーラーは純正部品を主に扱っているため、整備費用が高くなりがちです。一方、カー用品店はさまざまなメーカーの社外部品を豊富にそろえており、選ぶ部品によっては費用が安く済みます。価格と品質の両方をお求めの方は、カー用品店での車検がおすすめです。


軽自動車の車検を受ける流れ

お店に車検を依頼した場合の流れは、以下の通りです。

  • 車検の見積もり:車検の内容や金額を確認する
  • 車検の予約:見積もりに納得したら希望の日時で予約を入れる
  • 入庫:予約した日時にお店に行き車を預ける
  • 検査:車検に通すための整備や点検をする
  • 引き渡し:車検に通した車を引き渡してもらう

見積もりの内容に疑問がある場合、予約する前に担当のスタッフに質問して解消してください。車検費用を支払うタイミングはお店によって異なります。また、車検の有効期限は普通自動車と同じで、自家用車の場合は新車登録から3年、それ以降は2年ごとです。


軽自動車の車検を受けるときに用意するもの

軽自動車の車検はお店に依頼すれば手続きをしてもらえますが、必要な書類は事前に準備しなければなりません。お店に依頼する場合と自分で行う場合にそれぞれ用意する書類は以下の通りです。

    【共通で用意するもの】

  • 自動車検査証(車検証)
  • 車検に出される方の認印(※記入でも対応可能)
  • 納税証明書
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)

    【お店に依頼する場合に用意するもの】

  • 車検に出される方の身分証明書
  • 所有者の委任状

    【自分で行う場合に用意するもの】

  • 継続検査申請書(軽専用第2号様式)
  • 自動車重量税納付書
  • 点検整備記録簿
  • 軽自動車検査票

車検証や自賠責保険証は、紛失していないか事前にチェックすることをおすすめします。紛失が発覚した際は、速やかに再発行の手続きをしてください。


軽自動車の車検内容って?

車検とは、車が保安基準に適合しているのかを検査するものです。定期的に車検を受けることで、車を公道で走行させることができます。車検を控えている方の中には、軽自動車の車検内容が気になる方もおられるのではないでしょうか。こちらでは、軽自動車の車検内容をご紹介します。

車検を通す際のチェック項目は普通自動車と同じ

車検は全てのチェック項目をクリアしなければ、新しい車検証は交付されません。軽自動車の車検のチェック項目は以下の通りです。

  • 車検証と車体の同一性の確認
  • 外観検査
  • 排ガス検査
  • サイドスリップ検査
  • ブレーキ検査
  • スピードメーター検査
  • ヘッドライト検査
  • 下回り検査

普通自動車と軽自動車のどちらでも、チェックする内容は同じです。


車検に通すためにタイヤ交換が必要になる可能性がある

軽自動車のタイヤは普通自動車に比べて小さいため、同じ距離を走る場合でも回転数が多く、タイヤの減りが早いのが特徴です。軽自動車の多くは前輪駆動であるため、前輪のタイヤは特に摩耗が早くなります。

車検ではタイヤの溝に関するチェックがあり、1.6mm以上の溝がないと通過できません。タイヤが擦り減っていると、ブレーキの利きが悪くなったり滑りやすくなったりします。安全面から見ても、タイヤがすり減っている場合は車検時に交換したほうが安心です。


軽自動車の車検はイエローハットへ!

車検の時期が近づき、どこのお店に相談しようか悩んでおられる方は、ぜひイエローハットにお任せください。

イエローハットでは徹底対話のシステムを採用しており、整備箇所を明確にした上で必要な整備をお客様にお伝えします。点検項目は法定点検の56項目を含む100項目以上と充実の内容で、整備箇所は6ヶ月または1万kmの整備補償サービス付きです。

車検のおおよその費用や内容、申し込み方法について詳しく知りたい方のために、WEBやフリーコールによるお見積もりを受け付けています。


まとめ

軽自動車の車検費用は、普通自動車よりも安いケースがほとんどです。ただし、新車登録から13年以上経過している車やメーカー保証が切れた車は、車検費用が高くなるかもしれません。依頼するお店によっても料金は異なるため、車検はお店選びが大切です。

価格と品質を重視されたい方には、カー用品店をおすすめします。イエローハットはタイヤやオイルを好みや予算に合わせてお選びいただけます。まずはお見積もりをさせていただきますので、WEBやフリーコールからぜひお気軽にご相談ください。

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