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車検証は再発行できる!車検証不携帯の罰則や再発行の方法とは?

車検の準備をしようとしたものの、車検証が見つからなかったり、車上荒らしの被害に遭って車検証を盗まれた方もおられるかもしれません。車検証の不携帯は罰則の対象で、紛失したことに気づいたのであれば早めに再発行の申請が必要です。

そこでこのコラムでは、車検証の再発行の手順について解説します。必要な書類や手続きの流れが分かれば、誤って紛失したときも落ち着いた対応をすることが可能です。

車検証の紛失には要注意!紛失したらすぐに再発行の手続きをしよう

車検証は車の使用者や所有者を公証したり、車が保安基準に適合していることを証明したりする書類です。車内に保管し携帯する義務のある書類ですが、誤って紛失することも考えられます。紛失したまま放置してもメリットはありません。こちらでは、車検証の不携帯に関する罰則や、各種手続きができないことを詳しくご説明します。

不携帯に対する罰則がある

道路運送車両法第66条第1項には車検証に関する規定があり、車に備え付けていないと50万円以下の罰金が科されます(2020年12月時点)。

スピード違反や駐停車違反などで摘発されたときには、車検証不携帯の責任も問われるでしょう。普段はグローブボックス等で保管している方も、持ち出した際は忘れずに戻すように心掛けると紛失のリスクを下げられます。


車検を受けられない

自家用車であれば新車を購入してから3年後、その後は2年ごとに車検を受けなければなりません。車検を受けるときは、納税証明書、自賠責保険証、認印(記入でも対応可能)の他に車検証が必要です。

書類が不足していると車検は受けられません。また、車検切れの状態で公道を走ると道路運送車両法第108条の違反となり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金を科されます(2020年12月時点)。


手続きができない

車検証を紛失したものの、廃車を予定しているため車検証は必要ないと考える方もおられるでしょう。しかし、廃車の際には抹消登録の手続きが必要で、申請書、ナンバープレート、印鑑証明書、自動車税申告書、手数料納付書の他に車検証の提出が求められます。

車検証を再発行しないと廃車の手続きができずに車を手放せません。車検証を紛失したと気づいたときは、早めの申請をおすすめします。


車検証の再発行にかかる費用や時間はどのくらい?

車検証の再発行に必要な費用は、申請書の用紙代や手数料、代行料です。かかる時間が気になる方もおられるかもしれませんが、事前に書類をそろえればスムーズに済ませられます。こちらでは再発行にかかる費用や時間について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

再発行にかかる費用の目安

2020年12月時点で車検証の再発行にかかる費用は、再交付申請手数料300円と申請書の用紙代100円程度です。

ただし、これは自分で再発行の手続きをする場合の金額で、お店に依頼する際には再交付申請手数料や申請書の用紙代以外に代行料がかかります。代行料の相場は3,000円~5,000円ですが、依頼するお店によって異なるため、事前のチェックがおすすめです。また、代行依頼をできるかどうかもお店によって異なります。


再発行にかかる時間の目安

再発行にかかる時間は30分程度が目安です。ただし、混雑している時間帯もあるため、時間に余裕を持って手続きすることをおすすめします。普通自動車は運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会で手続きをしますが、受付時間や曜日が限られていることに注意してください。

  • 登録申請受付時間……8:45~11:45、13:00~16:00(東京運輸支局)
  • 検査申請受付時間……8:45~11:45、12:45~15:45(東京運輸支局)

申請できるのは平日のみで、土曜日、日曜日、祝日、年末年始は受け付けていません。


郵送での手続きはできない

平日昼間は仕事があるため、窓口に出向かずに手続きを済ませたいと考える方もおられるのではないでしょうか。しかし、郵送による車検証の再発行の申請は受け付けていません。使用者本人もしくは代理人が直接足を運んでください。

また、申請には時間がかかることがあります。特に年末年始や3月~4月にかけては手続きをする人が増える傾向にあり、待ち時間が長くなるため、時間に余裕を持った手続きが大切です。


車検証の再発行方法【自分で行う場合】

車検証の再発行は、自分で行う方法とお店に依頼する方法があります。窓口の受付時間は限られていますが、平日の受付時間内に時間が取れるのであれば、自分で申請が可能です。こちらでは、自分で車検証の再発行を行うメリット・デメリットや手続き方法をご紹介します。

自分で行うメリット・デメリット

自分で手続きを行うメリットは、費用を安く抑えられることです。必要な費用は再交付申請手数料や申請書の用紙代のみで、お店に依頼する際にかかる代行料がかかりません。

ただし、手間がかかるのはデメリットです。平日昼間に仕事をしている方は休みを取る必要があり、書類も自分で記入しなければなりません。住んでいる場所によっては公共交通機関を利用して向かうため、面倒に感じる方もおられるでしょう。


自分で再発行をする際の手続き

まずは管轄地域の運輸支局や軽自動車検査協会の場所を確認します。運輸支局を探すときには国土交通省のホームページ、軽自動車検査協会を探すときには軽自動車検査協会のホームページをチェックしてください。

全ての書類をそろえたら速やかに申請をします。収入印紙を購入して手数料納付書を受け取り、印紙を貼ったら全ての書類を窓口に提出するのが手続きの流れです。


車検証の再発行方法【お店に依頼する場合】

車検証の再発行の申請は、さまざまなお店に依頼できます。ただし、お店によっては受け付けていないところもあるため、事前に確認が必要です。こちらでは、お店に依頼する場合のメリット・デメリットや手続き方法について解説します。

お店に依頼するメリット・デメリット

お店に依頼するメリットは、手間がかからないことです。特に、平日昼間に仕事をしている方にとって、休暇を取らずに済むのは大きなメリットといえます。申請に出向く時間を作ったり書類を作成したりといった準備を減らせるため、ストレスを軽減できるでしょう。申請場所までのルートや交通手段を確認する必要もありません。

しかし、お店に依頼すると代行料がかかることがデメリットです。金額はお店ごとに異なるため、依頼する際は事前に金額を確認することをおすすめします。


お店に再発行を依頼する際の手続き

最初にお店のスタッフに再発行について相談をします。再発行にかかる費用と代行料の説明を受け、費用に納得したら手続き開始です。お店に依頼する場合には以下の書類をそろえます。

  • 委任状
  • 理由書

委任状の形式は自由ですが、依頼者の押印がないと無効になるため気をつけてください。盗難や紛失により車検証を提出できない場合には、理由書を用意します。いずれも運輸支局のホームページで入手が可能です。


車検証の再発行をするために必要な書類

車検証の再発行をする際は、自分で行うケースとお店に依頼するケースだけでなく、普通自動車と軽自動車でも必要な書類が異なります。事前にしっかりと確認して、準備する書類を間違えないようにしてください。こちらでは、車検証の再発行をするために必要な書類をご紹介します。

普通自動車は運輸支局にて申請する

普通自動車の場合、車検証の再発行は運輸支局で申請をします。申請に必要な書類は以下の通りです。

  • 車検証(盗難・紛失以外の場合)
  • 理由書(盗難・紛失により車検証が提出できない場合)
  • 自動車検査証再交付申請書(OCRシート第3号様式)
  • 本人確認書類
  • 認印(記入でも対応可能)
  • 手数料納付書

本人確認書類として有効なのは、パスポート、運転免許証、健康保険証といった書類です。外国人の方は外国人登録証明書でも構いません。お店に依頼する場合、委任状と車検証もしくは理由書が必要です。


軽自動車は軽自動車検査協会にて申請する

軽自動車の場合、軽自動車検査協会で申請をします。車検証の再発行のために必要な書類は以下の通りです。

  • 車検証(盗難・紛失以外の場合)
  • 自動車検査証再交付申請書(OCRシート軽第3号様式)
  • 本人確認書類
  • 認印(記入でも対応可能)
  • 手数料納付書

申請に必要な書類は普通自動車とほぼ同じです。お店に依頼するときも、普通自動車同様、委任状と車検証もしくは理由書を提出します。


車検証を再発行する際に必要な理由書の書き方

理由書とは、車検証やナンバープレートを紛失した理由を記入する用紙です。盗難車に対して車検証やナンバープレートを発行するとトラブルに発展する可能性があるため、犯罪を未然に防ぐ目的があります。理由書を提出すると車検証の返納の必要がなくなり、新しい車検証の発行が可能です。理由書には以下の内容を記載します。

  • 自動車登録番号
  • 車台番号
  • 紛失した場所や状況
  • 提出日
  • 氏名
  • 住所

基本的に車台番号はエンジンルームの奥にあるダッシュパネル、あるいは運転席のシートの下を見れば確認できます。車によっては金属製のプレートに打刻されているものや、ピラーなどに打刻されているので、あらかじめ確認しておくとスムーズです。氏名の欄には認印を忘れずに押印してください。


車検に影響する書類はしっかり管理しておこう!

車検に影響する書類は、車検証の他にも「納税証明書」と「自動車損害賠償責任保険証」があります。車検を滞りなく通すためにも、書類はしっかりと管理しなければなりません。こちらでは、車検に関わる書類について解説します。

納税証明書

自動車税を納めたことを証明するのが納税証明書です。証明書は納税通知書に付いており、納税後に領収印を押されることで効力を発揮する書類です。紛失した際には、普通自動車は県税事務所や自動車税事務所、軽自動車は市区町村役場に申請すれば再発行できます。また、郵送による申請も可能です。


自動車損害賠償責任保険証

自動車損害賠償責任保険とは、通称「自賠責保険」と呼ばれ、自動車損害賠償保障法により加入が義務付けられている強制保険です。車を購入する際に加入し、多くの場合、車検時に更新をします。

車検のときは自賠責保険への加入を証明する自動車損害賠償責任保険証を提出しなければなりません。紛失したときは、保険に加入した代理店や保険会社で手続きをすれば再発行ができます。


お店別の車検サービスの特徴

車を所有していると避けて通れないのが車検です。車検を受けられる場所はさまざまで、それぞれ費用やサービス内容が異なるため、事前にチェックしてみてください。こちらでは、お店別の車検サービスの特徴について解説します。

ディーラーの特徴

ディーラーによる車検は予防整備を行う場合が多く、信頼性を重視する方におすすめです。

一方、予防整備や純正部品による交換が行われるため、他の車検を受けられる場所よりも費用を高く設定している傾向があります。また、車を預けてから手元に戻るまで1週間以上かかるケースもあり、不便に感じることがあるかもしれません。


車検専門店の特徴

車検専門店とは車の販売や買取をメインとせず、車検に特化しているお店です。料金体系が明確で、車検費用を比較的安めに設定しているのが特徴です。

ただし、車検専門店は車検をメインに行っていますが、部品交換や重整備などは積極的に行わない傾向もあります。


ガソリンスタンドの特徴

ガソリンスタンドの中には車検サービスを提供しているお店があります。24時間営業のところもあり、忙しい方でも利用しやすいのが特徴です。ディーラーに比べて費用は安い傾向にあります。

ただし、ガソリンスタンドのメイン業務はガソリンの販売です。整備するスペースが限られているお店もあり、納得のいく整備が受けられないことも考えられます。また、代車を用意していないお店が多く、毎日車を使う方は不便に感じるかもしれません。


カー用品店の特徴

カー用品店は定期的に利用する方が多く、気軽に車検を依頼できます。また、車検完了までのスピードが早く、ストレスを感じにくい点がメリットです。タイヤやオイルなど交換部品の品ぞろえが豊富にあり、交換費用も安い傾向にあるのも魅力といえます。

カー用品店の特徴は、多くの選択肢の中から納得のいく部品を選んで整備を依頼できるだけではありません。車検費用が安い傾向にあるので、金銭的にもお得感を感じやすいというメリットがあります。


イエローハットの車検はカー用品店ならではの魅力がたくさんある!

車検の依頼先を決めるときは、価格だけでなく信頼性を重視するのがポイントです。イエローハットの車検内容はスタッフとの対話によって決定し、使用する交換部品を豊富な種類の中から選べるのが大きな強みです。

また、代車のご用意もしておりますので、毎日の通勤や送迎で車を利用する方もストレスフリーで車検を受けられます。支払いは現金払いの他にクレジットカードも使用可能です。
※クレジットカードは法定費用の支払いには使用できません。


まとめ

車検証を紛失し不携帯のまま公道を走行すると、最高で50万円以下の罰金が科されます(2020年12月時点)。また、車検証がないと車検を受けられません。必要書類を確認し、紛失しているものがあれば早めに再発行の申請をしてください。

イエローハットの車検は、車検整備の技術や知識を持ったスタッフがお客様と相談をしながら進めます。カー用品店ならではの豊富な種類の中から、予算や好みに合った交換部品を選べるのが強みです。車検をお考えの方は、ぜひWEBやフリーコールからお見積もりをご依頼ください。

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