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車検が受けられるのはいつから?満了日を確認する方法や車検を受ける時期を解説

車を所有しておられる方は、定期的に車検を受けなければなりません。依頼したいお店の予約がいっぱいになると車検切れのリスクがあるため、なるべく早めに受けるのが賢明です。一方、車検はいつから受けられるのか疑問に感じている方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、車検を受ける適切な時期や受け忘れたときの対処法について解説します。予約を入れるベストなタイミングが分かれば、車検が切れるリスクを軽減できます。

車検はいつから受けられるの?

車検を受けるための費用や書類を事前に準備するためにも、受けられる時期は明確に知る必要があります。車検の時期を知らせるサービスを提供しているお店もありますが、予約をする時期に迷っている方もおられるかもしれません。こちらでは、車検はいつから受けられるのかを分かりやすく解説します。

いつでも受けられる

車検は満了日を迎えていなければ自由に日付を選んで受けられます。車検を早く受けることに関しては、特に罰則や規定はありません。

例えば、海外への長期出張の予定があったり家庭の事情で満了日の直前に車検を受けるのが難しかったりする場合、車検日の前倒しが可能です。満了日当日でも構いませんが、修理や点検に時間がかかると期限が切れることもあるため、ご注意ください。


車検を受けるおすすめの時期

車検を実施する時期はいつでも問題ありませんが、あまりにも早く受けると次回の車検までの期間が短くなる点は覚えておきたいポイントです。道路運送車両法では「車検証の有効期間の起算日は当該車検証を交付する日」と定めており、例えば、4ヶ月前倒しをすると4ヶ月分の期間が短くなります。

満了日 車検実施日 次回有効期限
12月20日 8月20日(満了日の4ヶ月前) 2年後の8月20日

ただし、満了日から1ヶ月前までの間に車検を受けると、次回の満了日までの期間は短縮されません(一部地域を除く)。車検は満了日の変更がない時期に受けるのがおすすめです。

満了日 車検実施日 次回有効期限
12月20日 11月20日~12月20日 2年後の12月20日

車検の満了日が変更されない期間はいつから?

車検を受けるときには、税金や保険料といった法定費用だけでなく、点検・整備費用もかかります。車によっては大きな出費となることがあるため、できるだけお得に車検を受けたいと思う方もおられるかもしれません。車検の有効期間を短くしないためにも、車検の満了日が変更されない期間をご確認ください。

満了日が変更されない期間

道路運送車両法 第48条では車検の実施について定めており、自家用車の新車の車検は登録日から3年後、それ以降は2年ごとに受けなければなりません。

以前は新車登録から10年以上経過した車は1年ごとに車検を受ける規定でした。しかし、1995年の法改正で2年ごとに変更されています。


45日前に受けても変更されないケース

満了日 車検実施日 次回有効期限
4月1日 2月16日~4月1日 2年後の4月1日

指定工場は車検用の検査ラインを持っており、検査を通過すると保安基準適合標章が発行されます。保安基準適合標章には15日間の有効期間があるため、満了日の1ヶ月前まで待って手続きをすれば、満了日が変更されない継続検査扱いになるという仕組みです。

満了日 車検実施日 手続き日 次回有効期限
4月1日 2月16日~2月29日 3月1日~4月1日 2年後の4月1日

車検の満了日はいつなのかを確認しよう

お店には長期休暇や大型連休、引っ越しシーズンなどは繁忙期となり、混雑する傾向にあります。この時期は車検の予約が取りにくいお店もあるかもしれません。車検の満了日を把握すれば、余裕を持った計画を立てられます。満了日をチェックする方法を知って、車検を受けるスケジュール立てに役立ててください。

自動車検査証(車検証)で調べる

自動車検査証(車検証)とは、国が定めた保安基準に適合している車であることを証明する書類です。車検証の左下に「有効期間の満了する日」という項目があり、車検の満了日に当たる日付が記載されています。

車検証は携帯することが義務付けられている書類で、不携帯のままでは公道を走行してはなりません。不携帯は50万円以下の罰金が科されます(2020年12月時点)。


検査標章(車検シール)で調べる

検査標章とは車検を受けた後に発行されるシールです。普通自動車は水色、軽自動車はオレンジ色のシールが発行されます。

表面(フロントガラスの外側から確認できる面)に大きく書かれている数字は車検が満了する日、小さく書かれている数字は車検が満了する月です。裏面(フロントガラスの内側から確認できる面)にも有効期間が満了する日が「〇年〇月〇日」と記載されています。

検査標章はフロントガラスの内側に、外から見えやすい位置に貼らなければなりません。検査標章を貼らずに運転すると、法令違反となり50万円以下の罰金が科されます(2020年12月時点)。


自賠責保険証で調べる

自賠責保険とは自動車損害賠償保障法に基づいた保険で、全ての車の所有者が加入する義務のある強制保険です。自賠責保険証の「保険期間」という項目をチェックすれば、車検の満了日を把握できます。

ただし、保険の有効期間は車検の有効期間と異なる場合があるため、参考程度にお考えください。車検を通すには自賠責保険の加入が必須で、保険が切れているといったトラブルが生じないように有効期間に余裕を持たせていることがあるためです。


車検の予約を取るタイミングはいつから?

車検を予約するのに適切なタイミングは、満了日の1ヶ月前位です。あまり早いとお店によっては予約を受け付けて無い場合があります。平日は忙しいという会社員の方は、土日でも車検を受けられるお店に依頼してください。

ただし、混雑している時期だと希望日が予約で埋まっているケースがあります。繁忙期に車検の満了日が重なっている方や土日に確実に予約を取りたい方は、2ヶ月~3ヶ月前の早めの予約がおすすめです。


車検を受け忘れた場合の注意点

車検の満了日が近いことは分かっていても、忙しいと予約をすること自体を忘れてしまうケースがあります。自家用車であれば新車は登録日の3年後、それ以降は2年ごとに車検を行うため、時期を勘違いする方もおられるかもしれません。こちらでは、車検を受け忘れたときの注意点をご説明します。

車検切れ自体は問題ない

車検とは、車が保安基準に適合しているのかを検査します。国が受けることを定めている検査です。ただし、車検切れ自体に罰則や罰金はありません。車検は事故のリスクを軽減することや、環境保全が目的であるため、公道を走行しないのであれば問題がないためです。


公道を走ると罰則がある

車検が切れた状態で公道を走ることは法律違反で、罰則があります。公道とは、国や地方自治体が建設・管理をしている道路のことです。主な公道として、一般国道、高速自動車道路、都道府県道、市町村道があります。

車検切れで公道を走行したときの罰則は、「6点の違反点数の加算」「30日間の免許停止処分」「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」です(2020年12月時点)。ただし、「前歴2」以上で違反した場合、免許取り消しというさらに重い罰則が科されます。


自賠責保険が切れている可能性がある

自賠責保険が切れていると、罰則はより重くなります。基本的には車検のときに自賠責保険も一緒に更新するため、車検切れの車は保険の有効期間も切れていると考えてください。

どちらも切れている状態で公道を走行したときの罰則は、「6点の違反点数の加算」「90日間の免許停止処分」「1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金」です(2020年12月時点)。1回でも前歴があれば免許取り消しとなり、前歴が多いときや切れてからの期間が長いときは逮捕に至るケースもあります。


車検が切れたらどう対処したらよい?

車検が切れた車で公道は走行できませんが、車検場や車検を依頼するお店まで行かなければなりません。レッカー車で移動させる方法は高い費用がかかるため、車検を受けることが目的の場合、仮ナンバーを取得することをおすすめします。

仮ナンバーは居住する市区町村役場で入手可能です。自動車臨時運行許可申請書(窓口で入手)、車検証または抹消登録証明書、自賠責保険証の原本、運転免許証を持参の上、手続きをします(2020年12月時点)。地域によっては手数料が発生するケースもあるため、気になる方は事前に自治体にご確認ください。


車検の予約は余裕を持って行うのがおすすめ

2019年12月末時点で日本国内にはトラック・バス・特殊車両などを除き6,200万台以上もの車があり、公道を走るには全ての車が車検を受けなければなりません。車検を受け入れているお店の数には限りがあるため、できるだけ余裕を持って予約するのがおすすめです。こちらでは、早めの予約がよい理由をご説明します。

満了日を忘れて車検を受けられない可能性を減らせる

車検は継続検査でも2年ごとと頻繁に行うものではないため、忘れてしまう恐れがあります。車検が切れた車は公道を走行できないため、通勤や送迎で毎日車を使用しておられる方は不便に感じるかもしれません。また、故意でなくても、車検切れの車を運転すれば罰則の対象になります。そのような事態を避けるためにも、早めの予約がおすすめです。


希望日の予約が取りやすい

お店によっては予約がいっぱいで、「満了日ぎりぎりに予約しようとしたら希望日が空いていなかった」という経験をされた方もおられるのではないでしょうか。

平日に仕事をされている方は、希望日に予約が取れないと会社を休まなければならないことも考えられます。1ヶ月以上前から予約を受け付けているお店もあるため、計画的に準備をするのが賢明です。


イエローハットなら車検の予約をいつからでも受け付けている!

満了日までに確実に車検を受けるには早めの予約がおすすめです。イエローハットは車検の予約をいつでも受け付けています。

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まとめ

車検はいつでも受けられますが、満了日から1ヶ月前までの間であれば次回の満了日が変わらないため、この期間内に受けたほうがお得です。また、指定工場は45日前に車検を受けても満了日は変更されません。

忘れずに車検を受けるには、早めの予約がおすすめです。イエローハットではWEBやフリーコールからお見積もりを受け付けており、担当スタッフがお客様の疑問やご相談に丁寧にお答えいたします。車検のお見積もりはぜひイエローハットにご依頼ください。

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