COLUMN
車検についての疑問をわかりやすく解説
車の使用者は、決められた期間ごとに車検を受ける義務があります。期限内に車検を更新しないとどうなるのか、気になる方もおられるのではないでしょうか。
そこでこのコラムでは、車検の期限を確認する方法や、期限切れを起こさないためにできることをご紹介します。なお、うっかり車検切れになっても心配ありません。イエローハットなら、車検切れの車でも車検を受けられます。
目次
車検を受けるにあたって注意したいポイントはいくつかありますが、大前提となるのは有効期限の確認です。有効期限は車の種別によって異なるので、自分の車の期限をしっかりと把握しておく必要があります。車検を受けられる期間についても併せて確認してください。
自家用車の場合は、普通自動車か軽自動車かを問わず、新車登録をしてから初回の車検までの期間は3年に定められています。以降の有効期間は2年間に設定されており、車の所有期間を問わず2年ごとに更新が必要です。
8ナンバーの特殊自動車や商業用自動車は有効期限が異なります。また、貨物自動車は車両総重量によっても違いがあるので注意が必要です。以下の表に車種や用途ごとの車検の有効期限をまとめました(2021年1月時点)。
車種 | 自家用 乗用自動車 |
軽乗用 自動車 |
貨物自動車 | バス | レンタカー (乗用自動車のみ) |
軽貨物 自動車 |
小型 自動車二輪 (250cc超) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8トン 以上 |
8トン 未満 |
|||||||
初回の有効期限 | 3年 | 3年 | 1年 | 2年 | 1年 | 2年 | 2年 | 3年 |
2回目以降の有効期限 | 2年 | 2年 | 1年 | 1年 | 1年 | 1年 | 2年 | 2年 |
上記表を左右に フリックしてご覧ください。
定められた期限までに車検を受けるためには、まず満了日を確認してください。満了日は車検証で確認できます。車検証には前回車検を受けた日と有効期間の満了日が記載されており、チェックするのは「有効期限の満了する日」の日付です。
フロントガラスに貼ってある車検シールにも満了日が記載されています。ただし、車検シールには表面と裏面があり、表面には満了する年月しか記載されていません。裏面には日付まで記載されているので、詳細な日付まで知りたいときは裏面を確認してください。
車検は有効期限の満了日から1ヶ月以内に受けるのが一般的です。一部地域を除き、満了日から1ヶ月前までならいつ受けても次の満了日に影響はありません。しかし、1ヶ月以上前に受けると次の満了日が前倒しになってしまうので注意が必要です。
例えば満了日が2021年1月31日の場合、2020年12月31日から2021年1月31日までの間は、いつ受けても次の満了日は2023年1月31日になります(自家用車の場合)。これを12月30日に受けると、満了日がずれて2022年12月30日になるという仕組みです。
車検は国が定めた制度であり、有効期限が切れているにもかかわらず公道を走ると罰則があります。また、同じく国が加入を義務化している自賠責保険の有効期限が切れている場合も、罰則を受ける対象です。具体的にどのような罰則が科されるのか、詳しくご紹介します。
車検の有効期限が切れた車で公道を走ると、道路運送車両法違反になり罰則が科されます。罰則の内容は違反点数6点、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金です(2021年1月時点)。悪質と判断されると逮捕される可能性もあります。
ただし、車検切れの車であっても、公道に出なければ問題ありません。車庫に保管しているだけの場合や、私有地を走らせる場合はペナルティーの対象外です。
自賠責保険は車検を受けた際に一緒に更新するケースが多いため、車検切れの車は自賠責保険も失効している可能性が高いといえます。自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれる加入が義務けられた保険なので、未加入の車は公道を走行できません。
自賠責保険の加入義務に違反して公道を走ると、事故の有無にかかわらず罰則の対象になります。違反点数6点に加え、1年以下の懲役または50万円以下の罰金刑です(2021年1月時点)。また、自賠責保険の証明書が不携帯の状態でも30万円以下の罰金が科されます。
車検の有効期限切れを起こさないためには、いくつか気をつけたほうがよいポイントがあります。難しい内容ではありません。ちょっとした意識を持つだけで車検切れといううっかりミスを防ぐことが可能です。具体的にはどのようなことを意識すればよいのかご説明します。
車検切れを起こさないようにするには、車検証や車検シールを確認して、正確な満了日を把握する意識が大切です。スマートフォンのスケジュール管理アプリなど、何年も先の予定まで登録できるスケジュール帳がある場合は、書き込むことをおすすめします。
車検を受けるには必要書類をそろえる必要があるので、事前に必要な物を用意することも忘れてはいけません。車検証や自賠責保険証を紛失していないか、前もって確認しておいてください。
満了日が近づいてきたら、少し早めにお店に予約を入れます。ぎりぎりになってからの申し込みだと、車のコンデイションやお店の混雑具合によっては満了日に間に合わないことがあるため、早めに動いたほうが確実です。
ちなみに、9月と3月は一斉に車検を申し込まれる傾向があります。スムーズに車検を済ませるためにも、満了日が9月や3月の方は特に早めに予約をしたほうが安心です。
車検の満了日をきちんとメモしていても、多忙な日々が重なってうっかり車検を切らしてしまうこともあるのではないでしょうか。そのようなときは、車検を取り直す手続きをすればよいので、過度に心配する必要はありません。こちらでは、車検の有効期限が切れてしまった場合の解決方法を解説します。
車検切れの車に乗る予定がない場合は、売却するのもひとつの方法です。車検切れの車でも、廃車手続きをせずに所有し続けると課税対象に含まれてしまい、無駄な出費が増えます。車検切れの状態でも売却はできるので、車を手放すことを検討してはいかがでしょうか。
売却すれば税金を納める必要もありません。車検切れの車を自宅に停めている場合は、駐車スペースを有効利用できるメリットも生まれます。
有効期限が切れた車でも、再度車検を受ければまた公道を走れるようになります。車検切れになった場合や、しばらく乗っていなかった車をまた運転したくなった場合は、車検を受け直して復活させてはいかがでしょうか。
期限切れの車で車検を受ける場合でも、法定費用は通常の車検と変わりません。ただし、長い間動かしていなかった車は整備費用が高くなりやすく、トータルの費用が高額になる場合があります。
車検の有効期限を切らしてしまった場合でも、過度に焦る必要はありません。手続きをすれば、有効期限内の車と同じように車検を受けられます。しかし公道は走れないことから、車検を依頼するお店まで車を運ぶ手段を考えなければなりません。一般的な対処の方法として、仮ナンバーを取得すること、移送してもらうことの2点についてご紹介します。
有効期限を切らしてしまった車に再度乗りたい場合は、あらためて車検を受け直す必要があります。しかし車検切れの車は公道を走れません。その対処法として、仮ナンバーを発行するのが一般的です。
仮ナンバーとは、管轄の自治体から臨時に貸与されるナンバープレートのことで、一時的な運行許可が付与されます。自由に公道を走れるわけではなく、お店までの経路など、使用目的や期間が定められているのが特徴です。
仮ナンバーの申請は各市区町村役場で受け付けており、運転免許証、車検証、自賠責保険証の原本、印鑑などが必要になります。また、750円程度の手数料も必要です。
何らかの理由で仮ナンバーの取得が難しい場合は、陸送サービスに依頼して移送する方法があります。レッカー車で牽引すると自走扱いされますが、積載車での移送なら仮ナンバーがなくても違反になりません。
仮ナンバーの取得よりも楽になる反面、陸送サービスにかかる費用は仮ナンバーの発行よりもかさむ点には注意が必要です。料金は陸送会社や移動距離によって変わるので、予算をきちんと確認した上で比較・検討することをおすすめします。
車検切れの車を復活させるための手続きはどなたでもできます。しかし、手続きが面倒だったり、思うように時間が取れなかったりする方もおられるでしょう。そのような場合は、ぜひイエローハットにお任せください。経験豊富なスタッフがスピーディーに対応します。
イエローハットでは、車検の有効期限の有無を問わずご依頼を承っています。通常の車検と同じく、WEBまたはフリーコールからお見積りを取ってください。
万が一の事態に備えてのアフターサービスもご用意しています。車検後の6ヶ月間は無料で点検を行い、突発的な故障が起こっても迅速な対処が可能です。「何となく調子が悪い……」などのご相談も承っていますので、お気軽にご連絡ください。
イエローハットの車検では、新規検査の場合は有効期限の満了日から3年前、継続検査は2年前からご予約を承っています。車検切れの大敵はうっかりミスです。車検の満期日が多用な時期と重なるとより忘れやすくなるため、余裕を持って予約することは車検切れの防止に役立ちます。
早めのご予約なら混雑する時期も避けられますので、車検切れを回避するならぜひイエローハットにお声掛けください。
自家用車の車検の有効期限は初回が3年、以降は2年と定められています。車種や用途によっては異なる場合もあるので、勘違いしないよう注意が必要です。車検の満了日はスケジュール帳やアプリにメモしておき、予約は余裕を持ってされてはいかがでしょうか。
早めの車検のお見積もりなら、イエローハットにお任せください。WEBやフリーコールから簡単にお申込みいただけます。整備に関するご相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。