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タイヤの状態は車検に影響するの?車検に通るタイヤの基準と管理のポイント

車検を受ける際に、タイヤの状態は大丈夫なのか気になる方もおられるでしょう。エンジンの部品やバッテリーなどと同じように、タイヤも使用年数・距離が増えると劣化します。劣化の状態によっては車検に通らないこともあるので事前のチェックは大切です。

そこでこのコラムでは、車検に通るタイヤの基準と管理のポイントをご紹介します。車検に通すためのポイントやタイヤの摩耗を防ぐ方法が分かる内容です。

タイヤの状態は車検に影響する!

道路交通法第61条では、貨物の運送用に用いる車や、国土交通省令で定める車については定められた期間内に車検を受けるよう義務付けています。

車検を受けられる主な場所はディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店、車検専門店、運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)などです。受ける場所によって車検の合格基準が異なると考えている方もおられますが、どの場所でも国が規定する安全基準に基づいて検査をします。

タイヤに関しても溝の深さやスリップサインの有無などをチェックしており、合格基準を満たしていないと車検には通りません。


車検に通らない可能性のあるタイヤの特徴

現状のタイヤで車検に通るのかをチェックしたいものの、具体的にどの部分を確かめればよいのか分からないという方もおられるのではないでしょうか。

国が定める基準を満たしているのかを確かめるには、タイヤの溝、劣化具合、サイズなどを調べます。こちらでは、それぞれのチェックの仕方を詳しくまとめました。車検をスムーズに通すためにも、チェック項目をあらかじめ確認してください。


タイヤの溝が少ない

タイヤの溝が少ないと車の安全性は低下します。車検に通らないだけではなく、事故を引き起こす可能性もあり、溝の減りは軽視できません。

種類にもよりますが、新品タイヤの溝は平均して8mmほどの深さです。タイヤを長期間使用すると、溝が減ってスリップサインが現れます。装着しているタイヤの1本でもスリップサインが出ると車検には通りません。

タイヤの溝が浅くなると、制動力が低下して制動距離が長くなります。適正時に比べて事故の危険性も高まるため、放置するのは危険です。


タイヤが劣化している

ヒビや摩耗などでタイヤが劣化していると車検に通らないことがあります。車を走らせると地面との摩擦によりタイヤがすり減りますが、全てのタイヤが均一にすり減るとは限りません。運転の仕方や空気圧の違いによって1本のタイヤだけが著しく劣化するケースもあります。

車検の点検項目に偏摩耗は含まれていません。ただし、スリップサインが出ている場合はタイヤを交換する必要があります。また、タイヤの劣化によってヒビが生じていると、運転中にバーストしてしまう危険性が高まるため注意してください。


タイヤのサイズが合っていない

タイヤのサイズに厳密な決まりはありませんが、走行に影響を及ぼすほど車に合わないタイヤを装着している場合は車検に通りません。例えば、純正品よりも外径寸法の大きなタイヤを装着すると、スピードメーターの誤差の許容範囲を超えたりフェンダーからタイヤがはみ出たりすることがあります。

スピードメーターに大きな誤差が生じたり、タイヤがフェンダーから10mm以上はみ出たりすると車検に通りません。タイヤを交換する際にはあらかじめサイズのチェックをしておくことをおすすめします。


車検に通るタイヤの基準

車検ではタイヤに関する安全基準が設けられており、基準を満たしていない場合は車検に通りません。

車検に受かるタイヤの溝の深さは1.6mm以上です。1.6mm未満の場合はタイヤの交換をしなければなりません。また、タイヤにはスリップサインがあります。1本のタイヤに複数個のスリップサインがあり、1箇所でもスリップサインが露出すると車検に通りません。

スタッドレスタイヤは溝の深さが半分以下になると、プラットホームというサインが露出します。プラットホームが露出した状態でも、スリップサインが出ていなければ車検を通すことは可能です。


車検に通りやすくするタイヤ管理のポイント

タイヤ交換には購入費用や交換するための工賃がかかり、場合によっては高額な出費になるかもしれません。車検時の出費を少しでも抑えるには、日頃から消耗品を適切に管理することが大切です。こちらでは、車検に通りやすくするタイヤ管理のポイントをご紹介します。

メンテナンスを行う

空気圧やスリップサインを定期的に確認しておくと、タイヤが使えない状態になる前に対応ができます。タイヤの溝をバランスよくすり減らし(偏摩耗の防止)、少しでも長持ちさせるためには、5,000kmを目安にタイヤをローテーションするのがおすすめです。

また、タイヤの空気圧は1ヶ月で10 kPa~20kPa減少します。そのままの状態で走行すると偏摩耗につながるだけでなく燃費が悪くなる可能性もあるため、空気圧のチェックは月に1回はしてください。

メンテナンスを怠ると車検に通らないだけではなく、スリップ事故などを引き起こす危険性があります。タイヤに異常がないか、こまめに確認をする意識が大切です。


定期的にタイヤを交換する

スリップサインが出ていない場合でも、定期的にタイヤ交換することをおすすめします。タイヤはゴムでできており、劣化するものであるためです。劣化した状態で走行するとバーストする恐れがあり、場合によっては大事故につながるかもしれません。

長い距離を走行していなくてもタイヤは経年劣化するため、硬化していないか、ヒビ割れはないかなどをチェックしてください。


タイヤの摩耗を抑えるコツ

定期的なタイヤのチェックだけではなく、タイヤの摩耗を抑えるための工夫も大切です。毎日車を使用すればタイヤは摩耗しますが、日頃の運転に注意すれば摩耗のスピードを抑えられます。タイヤの交換ペースを伸ばせれば、経済的な負担の軽減が可能です。こちらでは、タイヤの摩耗を抑えるためのコツをご紹介します。

タイヤにかかる負荷を減らす

急発進や急停止、急ハンドルなど『急』のつく動作はタイヤに必要以上の負荷がかかり、摩耗のスピードを早めます。タイヤへの負荷を減らすには、日頃の安全運転をする意識が大切です。適切な車間距離を保ち、スピードを抑えた運転を意識してください。


ホイールアライメントを確認する

タイヤの空気圧チェックは、タイヤへの負荷を減らすおすすめの方法です。ただし、空気圧を定期的に調整しているのに異常摩耗が起こる場合、ホイールアライメントが狂っている可能性があります。

ホイールアライメント調整とは、タイヤホイールの取付角度や方向を調整することです。タイヤホイールはサスペンションやステアリング機構とつながっており、取付角度や方向が適切でなければなりません。ホイールアライメントは、タイヤ交換をしたタイミングで行うのが適切です。


イエローハットなら車検もタイヤも扱っている!

スムーズに車検を受けたい方は、イエローハットへお問い合わせください。タイヤをはじめ、豊富な種類からご希望の品をお選びいただけます。WEBやフリーコールのお電話から車検の事前見積もりが可能なのも強みです。こちらでは、イエローハットがおすすめといえるポイントをご紹介します。

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イエローハットでは豊富な種類のタイヤをそろえています。例えばイエローハットグループで専売している国産タイヤ「PRACTIVA」は、低価格でありながらも、基本性能をしっかり押さえたタイヤです。タイヤのトレッドパターンには4本のワイドストレートグルーブを採用しており、確かなウエットグリップを可能にしました。雨の日のドライブでも快適です。

また、通常のタイヤの他に、低燃費タイヤやスタッドレスタイヤも販売しています。在庫が豊富なゆえにタイヤ選びに迷った場合は、お気軽にスタッフまでご相談ください。

補償やアフターサービスに力を入れている点も強みです。1本のパンクでも4本とも新品に交換できるパンク補償や、厳選した点検を行う無料タイヤアフターサービスなどをご提供しています。


車検は事前見積もりで安心

イエローハットではWEBによる車検のお見積もりが可能です。車種、お名前、お電話番号、車検満了日を入力すれば、コールセンターの担当がお電話で丁寧にお答えします。

WEBの他、フリーコールによる車検のお見積もりやご相談も可能です。受付時間は10:00~18:00、土日祝日も受け付けています(年末年始を除く)。

整備内容についてのご不明点は、何なりとスタッフにご質問ください。イエローハットでは、車検に必要な整備は事前にお伝えし、ご了解を頂いた上で実施します。


まとめ

タイヤの状態は車検の検査項目に含まれており、基準を満たしていないタイヤを装着している車は車検に通りません。車検を受ける際には、タイヤの溝の深さ劣化具合、サイズが合っているかなどを確認します。

タイヤのことで車検に通るかどうか不安な方は、イエローハットにご相談ください。イエローハットではタイヤをはじめ豊富な部品をそろえており、お客様のご希望に沿った品での交換が可能です。WEBやフリーコールによる事前見積もりを行っていますので、車検をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

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