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車検切れの車は乗ったらだめ!事故を起こしたときのリスクや車検切れの対処法を解説

車検の有効期間をうっかり忘れていたり、忙しさのあまり車検に出す時間が取れなかったりしたために、車検切れになるケースがあります。車検切れの車に乗るとどのような問題があるのか気になる方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、車検切れの車で事故を起こしたときのリスクをご説明します。他にも、相手が車検切れだった場合や車検切れの対処法が分かる内容です。後半ではイエローハットの車検の魅力を解説します。

車検切れの車はここに要注意!

車検切れの車を公道で走行させるのは道路運送車両法の違反で、罰金や免許停止といった罰則が科せられます。自賠責保険も切れていると、さらに重い罰則になるため注意が必要です。こちらでは、車検切れの車のリスクについて詳しく解説します。

車検切れの場合のリスク

車検切れの車で公道を走ると、道路運送車両法第108条により、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。さらに、6点の違反点数を加算された上に30日間の免許停止となるため、ご注意ください(2021年4月時点)。

罰則の対象となるのは公道を走行した場合のみです。私有地であれば、問題ありません。ただし、車検を受けに行く際には公道を走行する必要があります。罰則を受けると前歴が付き、前歴の回数を重ねると軽い違反でも重い処分が下されるため、忘れずに車検を受けるのが賢明です。


自賠責保険も切れている場合のリスク

基本的に車検を受けるときには自賠責保険に同時に加入するため、車検切れの車は自賠責保険も切れている恐れがあります。自賠責保険は車の所有者が必ず加入しなければならない強制保険です。事故を起こさなくても、未加入のまま公道を走行した場合には罰則や罰金が科されます。

自動車損害賠償保障法第86条の3によると、自賠責保険が切れた状態で走行したときのペナルティーは、違反点数6点、免許停止処分30日間、1年以下の懲役または50万円以下の罰金です(2021年4月時点)。

自賠責保険と車検の両方が切れている状態で公道を走行すると、さらに罰則や罰金は重くなります。違反点数は6点と変わらないものの、免許停止処分90日間、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金です(2021年4月時点)。


車検切れの車で事故を起こすとどうなるの?

車検切れの車で事故を起こした場合、通常の事故とは異なり、重い罰則が科される可能性があります。事故の内容によっては懲役刑のような刑事処分もあるため、注意が必要です。こちらでは、物損事故と人身事故それぞれのケースにおける処分内容をご紹介します。

物損事故の場合

車検切れの状態で物損事故を起こした場合、無車検による処分で済む場合がほとんどです。具体的には、違反点数6点、免許停止処分30日間、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらに自賠責保険も切れていると、違反点数6点、免許停止処分90日間、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金が科されます(2021年4月時点)。

ただし、事故の原因によってはこれ以上の罰則を受けることがあるため注意が必要です。例えば、信号無視や一時停止違反、飲酒運転が原因の場合、道路交通法違反による処分が加わります。

また、自分のミスで相手の車や住宅の壁を破壊したときは、賠償しなければなりません。車検切れだと任意保険を利用できない場合もあり、賠償額が高額になるケースがあります。


人身事故の場合

車検切れの状態で人身事故を起こした場合に科されるのは、行政処分と刑事処分の両方のペナルティーです。行政処分に関しては、違反による罰則に加えて被害者のけがに応じた事故点数も加わります。

事故点数は責任の重さと関係があり、けがの程度が軽くても加害者の責任が大きければ事故点数も高くなるのが特徴です。例えば、相手が亡くなったときの事故点数は責任が軽いと13点、責任が重いと20点、後遺症が残ったときは責任が軽いと9点、責任が重いと13点と定められています(2021年4月時点)。

また、人身事故は刑事処分の対象です。道路交通法や自動車運転死傷行為処罰法に基づき、懲役刑といった重い処分が科されることがあります。


事故を起こした相手の車が車検切れ(無保険)の場合は?

こちらはきちんと車検を通していても、事故を起こした相手の車が車検切れというケースも考えられます。本来、損害賠償の責任は相手にありますが、治療や修理にかかる費用をこちらが負担しなければならないケースがあるためご注意ください。事故を起こした相手の車が車検切れだったときのリスクや費用を補てんする方法をご紹介します。

相手に支払い能力がない可能性がある

相手(加害者)が車検切れで無保険の場合、車の修理や入院や通院、車を移動するレッカーにかかる費用を支払うのは加害者である相手です。しかし、賠償する金額が高くなると、保険を使えないケースでは相手が支払えない恐れがあります。支払い能力がないときは、こちらが費用を負担しなければなりません。

相手が支払いに応じないときは、所有する不動産や債権を差し押さえる強制執行が可能です。ただし、自己破産の手続きを取られた場合、賠償金を取り戻せないことがあります。


政府保障事業について理解を深めておこう

相手の車が車検切れや無保険で十分な補償を受けるのが難しいときは、政府保障事業の適用が可能です。政府保障事業とは、ひき逃げや無保険のような事故の被害者に対する救済措置で、国土交通省が加害者に代わって損害を補てんします。自賠責保険で救済されない事故でも費用が請求できる制度です。

政府保障事業の補償を受けるには、警察に事故の届け出をしなければなりません。また、請求できるのは被害者のみです。支払いに困っても加害者は請求できません。病院で治療を受けたら、自動車安全運転センターより人身事故証明書を入手し、手続きを開始します。


無車検運行車両の実態調査がされている!

国土交通省は公道を安全に走行できるように無車検運行車両の実態調査を行っていました。ナンバー自動読取装置を主要道路に設置し、通過する車のナンバープレートから無車検運行車両を捕捉するのが狙いです。

無車検運行車両に対しては、無車検運行の禁止と車検受検を促すハガキを送ることで注意喚起をしています。無車検での走行にメリットは一切ないため、車検の有効期間をきちんと把握し、忘れずに車検を受けてください。


車検切れの車はどうすればよいの?

車検切れの車は公道の走行ができないため、車検を取り直さなければなりません。車検を受けるお店に自分で車を持ち込む場合、公道を走るための仮ナンバーの取得が必要です。こちらでは、車検が切れた場合の対処法をご紹介します。

車検を取り直す

車検はいつでも取り直せます。一度車検が切れた車でも、車検に通れば公道の走行が可能です。車検切れに気付いたら、早めに車検を受けることをおすすめします。

車検が切れているからといって車検費用が割高になることはありません。ただし、しばらく放置してメンテナンスを怠っている場合、多くの箇所で部品交換や修理が必要となり費用が高くなるケースがあります。


仮ナンバーを取得してお店に車を持ち込もう

公道を走行できない車検切れの車をお店に持ち込むには、仮ナンバーを取得する必要があります。仮ナンバーとは、車検切れの車に対して一時的な運行許可を与える制度のことです。居住する市区町村役場の窓口で申請をすれば取得できます。ただし、申請したルート以外の走行は禁止です。あくまでも車検を受けるための手段として用いてください。


車検切れの車は乗らないように!車検ならイエローハットにお任せ!

どのお店に車検を依頼すればよいか、お悩みの方もおられるのではないでしょうか。お店によって特典や車検費用が異なるため、慎重に選ぶことが大切です。こちらでは、イエローハットの車検について、安さと安心のポイントをご紹介します。

安さのポイント

イエローハットの強みは、整備内容について気軽に相談ができることです。事前に整備内容を説明し、お客さまにご納得いただいたうえで整備を実施します。ただし、車検を受けるために必要な整備についてはご了解いただくようお願いしております。

また、イエローハットでは豊富な種類の中から交換部品を選ぶことが可能です。純正部品や高品質で低価格の社外部品の中から、お客さまの予算や好みに合ったものをお選びください。イエローハットなら費用を抑えた車検が受けられます。


安心のポイント

イエローハットには全国に約165の指定工場があり、国家資格を持った整備士が点検をします。イエローハットの車検の点検項目数は、法定点検の56項目を含む100項目以上で、安心をお求めの方にもご納得いただける車検です。※2021年4月時点

また、プライムワランティという2年間の保証サービスをご用意しています(加入時の保証料金は有償、輸入車の累計修理額は30万円まで)。車検後24ヶ月間は故障箇所の修理が無償です。車検時に入会すれば、修正回数制限無し、走行距離制限無しのサポートが受けられます。


まとめ

車検切れの車で公道は走行できません。無車検や自賠責保険切れの状態で公道を走ると、懲役や罰金、免許停止といった罰則があります。車検が切れた車でも費用が割高にはならないため、早めに車検を受けることを検討してはいかがでしょうか。

イエローハットの車検は、お客さまのご希望に合わせた整備内容や2年間の保証サービスをご用意しており、安さと安心の両方をご提供できるのが強みです。お見積もりやご相談はWEBフォームやフリーコールで受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。

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