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車検とは何のこと?車検の概要や重要性を知って適切なタイミングで受けよう

車に乗り続けるためには、車検は避けて通れません。定期的に必ず受ける検査であるからこそ車検の概要や必要性をきちんと把握しておきたいという方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、車検とは何か、車検が切れるとどうなるのか、車検期間の確認方法などを解説します。車検の受け方や、受けるために必要な物・注意点などが分かるようになる内容です。

車検とは?概要と車検切れの罰則

まずは、「車検とは何なのか」「なぜ受ける必要があるのか」といった前提の知識から解説します。車検は国が受けることを定めた検査であり、きちんと受けなければ有効な車検証が発行されません。車検切れの車で公道を運転するのは違反となり、罰則の対象です。こちらでは、車検切れの車で公道を走行したときの罰則についても詳しくご説明します。

国に受けることを定められた検査のこと

車検は正式には「自動車検査登録制度」といいます。車が保安基準を満たしているかを検査する制度です。車の各機能が正常に作動するか、排気ガス規定を満たしているかといった安全性や公害防止性能をチェックします。基準に満たない場合は、整備をして再度検査を受けなければなりません。

車検が法律で義務付けられているのは、小型特殊自動車以外の車や排気量251cc以上の二輪車です。また、車検には有効期間があり、期限切れの車は公道を走行できません。


車検切れは罰則がある

道路運送車両法により、車で公道を走行する際は有効な車検証の携行が義務付けられています。車検切れの車で公道を走行すると、違反点数6点、30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されるので注意が必要です(2021年4月時点)。

また、車検切れの車は自賠責保険も切れている可能性があり、無保険での運用が発覚すると罰則はさらに重くなります。無車検・無保険が重なったときの刑事罰は、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金です(2021年4月時点)。

なお、車検が切れた状態の車でも継続検査は受けられます。長年放置していて状態が悪い車は整備料金が高くなることはありますが、車検切れのみが原因で車検費用が割高になることはありません。


車検の有効期間の確認方法とは?

車検切れにしないためには、有効期間を把握しておくことが大切です。有効期間は検査標章や車検証に記載してあるので、まずは落ち着いて現状を把握してはいかがでしょうか。併せて、車両区分別の車検の有効期間と照らし合わせてください。こちらの項目では、車検の有効期間の確認方法をご紹介します。

検査標章(車検ステッカー)で確認する方法

車検の有効期間は検査標章(車検ステッカー)で確認が可能です。検査標章とは、車のフロントガラスの上部に貼ってあるシールのことで、車検合格後に交付されます。

検査標章はシールの両面に期間の記載があるのが特徴です。車を外側から見たときに目に入る表面には、車検の満了年月が書かれています。上部の小さな数字が満了年、下部の大きめの数字が満了月です。裏面には、有効期間が満了する年月日まで記してあります。


車検証で確認する方法

車検証は車検に通った後に交付される書類です。車が保安基準に適合していることや、所有者を公証する公文書で、公道を運転する際は車内に携行する義務があります。

車検証の左下には「有効期間の満了する日」が記載されているので、そこを見れば確認してください。車検証をどこに置いたか記憶がない場合は、グローブボックスやシートの下にある収納場所を探してみてはいかがでしょうか。多くの方がその辺りに保管しておられます。


車の区分別|車検の有効期間と車検を受ける適切なタイミング

車検の有効期間は、車の区分ごとに異なるため注意が必要です。車には「自家用乗用自動車」「軽乗用自動車」「貨物自動車」「大型特殊自動車」といった区分があり、それぞれに初回検査と2回目以降の検査(継続検査)期間が設けられています。区分や用途ごとの車検の有効期間は以下の通りです(2021年4月時点)。

車種 自家用乗用自動車 軽乗用自動車 バス・タクシー レンタカー
(乗用自動車のみ)
軽貨物自動車
初回検査の有効期間 3年 3年 1年 2年 2年
継続検査の有効期間 2年 2年 1年 1年 2年

上記表を左右に フリックしてご覧ください。

車検は満了日から1ヶ月前以内に受けるのが一般的です。それ以前でも構いませんが、1ヶ月よりも早く受けると、次の車検の満了日が前倒しになってしまいます(一部地域を除く)。

満了日 車検実施日 次回有効期限
4月1日 3月1日~4月1日 2年後の4月1日
4月1日 2月1日 2年後の2月1日

車検を受けるときに用意する物とは?

車検を受けるときには用意しなければいけない物がいくつかあります。紛失が発覚すると準備に時間がかかる物もあるので、早い段階で必要書類を把握しておいてください。こちらでは、車検に必要な物と費用についてご説明します。

車検に必要な書類

車検の際に必要となる書類は以下の通りです。直前になって慌てずに済むよう、できるだけ早めに準備を進めてください。なお、以前は必要だった認印(押印)は、2021年1月より不要になりました。使用者欄への記名だけで済みます。

車検証 前回の車検時に交付された車検証を用意します。車検切れの状態でも、有効期間が切れた車検証が必要です。
自賠責保険証 多くの場合、自賠責保険は車検と一緒に更新します。車検証とセットで保管しているケースがほとんどです。
納税証明書 自動車税を納めたことを証明する書類です。納税時に発行されるものを保管しておき、車検時に提出します。
身分証明書 運転免許証で結構です。

車検に必要なお金

車検にかかる費用には、大きく分けて法定費用と車検基本料金の2種類があります。法定費用は税金にかかる費用なので車の種類によって決まり、印紙代以外はどこで受けても変わりません。法定費用の内訳は以下の通りです(2021年4月時点)。

■自動車重量税

車両重量 エコカー対象外
(右以外)
エコカー対象外
(13年経過)
エコカー対象外
(18年経過)
~500kg 8,200円 1万1,400円 1万2,600円
~1,000kg 1万6,400円 2万2,800円 2万5,200円
~1,500kg 2万4,600円 3万4,200円 3万7,800円
~2,000kg 3万2,800円 4万5,600円 5万400円
~2,500kg 4万1,000円 5万7,000円 6万3,000円
~3,000kg 4万9,200円 6万8,400円 7万5,600円
軽自動車 6,600円 8,200円 8,800円

上記表を左右に フリックしてご覧ください。

■自賠責保険料

車種 24ヶ月
自家用乗用車 2万10円
軽自動車 1万9,730円

■印紙代

車種 認定工場 指定工場
軽自動車 1,400円(印紙代) 1,100円
5ナンバーの普通自動車 1,700円 1,200円
3ナンバーの普通自動車 1,800円

車検基本料金はお店によって異なります。どれくらいの費用がかかるのか目安を把握するためにも、事前に見積もりを取って車検基本料金を確認してください。


車検に関するよくある疑問を解決!

車検に申し込む際は分からないことが多く、不安になる方もおられるのではないでしょうか。車検の検査内容や、必要書類が求められる意味などが分かると、車検に対する不安を解消できます。こちらでは、車検についてよく寄せられる疑問にお答えしますので、ぜひご覧ください。

車検時の法定点検とは?

車検は、車が保安基準に適合しているかを確認する検査です。検査を受けた時点で基準をクリアしていれば、数ヶ月後に不具合が出るかもしれない状態であっても通ります。つまり、車検に通ったからといって次の車検まで故障しないとは限りません。

一方の法定点検は、不具合や故障が発生しないように行う予防点検です。点検時点では問題がなくても、後に不具合が起こる可能性がある箇所は整備対象に含まれます。

法定点検は受けなかったからといって罰則はありませんが、安全に関わるリスクを放置することになり、危険です。また、法定点検を受けないことに対する罰則がなくても、受ける義務はあります。


車検時に提出を求められることがある定期点検整備記録簿とは?

定期点検整備記録簿は、法定点検の点検内容を記す書類です。過去の点検内容や、消耗部品の交換時期を確認できます。12ヶ月点検や24ヶ月点検といった法定点検の内容は、この定期点検整備記録簿で時系列を追って確認が可能です。

定期点検整備記録簿には整備内容や交換した部品が項目別に記録されているだけでなく、検査を実施したお店や年月日も記載されています。


車検における納税証明書の必要性とは?

納税証明書は、自動車税がきちんと納税されたことを証明する書類です。毎年5月頃に、自動車税納税通知書と一緒に一枚の書類で送付されてきます。

車検で納税証明書が必要になる理由は、自動車税を滞納していると車検を受けられないという決まりがあるためです。万が一、紛失してしまった場合は再発行しなければなりません。自動車税なら自動車税事務所や自動車税管理事務所、軽自動車税なら市区町村役場の窓口に問い合わせます。


車検を受けられるお店とは?

車検を受けられる主なお店は、ディーラー、車検専門店、ガソリンスタンド、カー用品店です。ディーラーはメーカー独自のサービスが売りで、部品交換が必要な際は主に純正品を使用します。そのため安心感はありますが、費用は高めになるのが一般的です。

車検専門店はスピーディーでリーズナブルな料金設定が強みですが、車検の検査項目にない整備はあまり行いません。費用の安さを重視するなら、ガソリンスタンドも選択肢に入ります。ただし、自社で整備工場を持たない場合は、他社へ委託するのが一般的です。車の状態次第では車検完了までの時間がかかるケースがあります。

カー用品店は、部品の種類が豊富でサービスも充実しているのが特徴です。部品交換が必要になっても代替品が数多くあるため、安く迅速に対応できます。品質面・費用面ともにバランスが良いため、お店選びに迷ったときはカー用品店がおすすめです。


車検の見積もり・相談は魅力がいっぱいのイエローハットへ!

イエローハットは、カー用品店の強みを生かしてお客様に満足していただける車検を提供しています。車検を受ける際に不便な思いをしたくない方や、できる限り費用を抑えたいと思っておられる方は、ぜひイエローハットにご相談ください。

費用の相談ができる

イエローハットでは、整備内容や使用する部品などのご相談を承っています。事前に車の状態を点検し、整備を実施する箇所をお伝えするので、想定外の料金が発生することはありません。追加で整備が必要になった場合も随時ご連絡し、お客様にご同意いただいた上で実施いたします。

カー用品店ならではの豊富な種類の在庫を生かし、ご予算に合わせて整備のために使用する部品をお選びいただけるのも強みです。


サポート内容が充実している

アフターサポートが充実しているのも、イエローハットの車検の特徴です。車検を通して終わりではなく、車検の6ヶ月後に無料点検を実施します。

手厚い保証をお望みの方には、「プライムワランティ」へのご加入がおすすめです。「エンジン機構」「動力伝達機構」「エアコン機構」「電装装備品機構」の4つの保証項目から、ご予算・ご希望に合わせて2~4つを選択できます。

次の車検まで修理上限金額はなく、修理回数の制限も走行距離制限もありません。最長2年間、予期せぬ出費を防げます。
※プライムワランティのご加入料金は有償となります。
※輸入車の累計修理額は30万円(税込み)までとなります。


利便性が高い

イエローハットでは、ご予約を頂ければ代車の貸し出しなど車検時に便利な特典をご用意していますので、車検中に車がなくて困ることはありません。

クレジットカード払いに対応しているのも特徴のひとつです。ショッピングクレジットや各種カードもご利用可能なので、お支払いでご不明な点はスタッフにお尋ねください。なお、法定費用のみ現金でのお支払いをお願いしています。


まとめ

車検は公道で車を運転する上で避けられない定期検査であり、車検切れの車を走らせると重い罰則があります。車検証や車検ステッカーで有効期間を確認し、満了日までに更新できるよう、計画的に準備を始めてください。

車検でお困りのことがあれば、ぜひイエローハットにお声掛けください。品質面や費用面など、どのようなことでもお答えいたします。お見積り・ご相談は、WEBやフリーコールから簡単にお申込み可能です。お客様にご満足いただけるようにいたします。

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