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車検の代行手数料って何?車検代行を利用するメリットや依頼する流れ

車検は、車に乗り続けるなら必ず受けなければならない検査です。しかし、忙しくて予定を立てられず、自分で手続きをするのは難しいという方もおられるのではないでしょうか。「車検に手間をかけたくない」という方も多いかもしれません。そのようなときは、車検代行手数料を支払ってお店に任せるのが便利です。

そこでこのコラムでは、車検の代行手数料の概要や内訳に焦点を当てて解説します。車検代行手数料の特徴を把握でき、代行を利用する一連の流れを理解できる内容です。

車検における代行手数料の概要

お店に車検の代行を依頼すると、代行手数料がかかります。代行手数料はいくつかの内訳で構成されており、内訳を理解して相場を把握することが大切です。こちらの項目では、代行手数料の特徴や内訳ついて詳しく解説します。

代行手数料とは車検代行の依頼料

車検の代行手数料とは、お店に車検の代行を依頼する際にかかる手数料のことです。お店によっては「車検代行料」や「検査手続き代行料」など、呼び名が異なることがあります。

具体的な代行手数料は、請け負うお店によってさまざまです。手数料が高いお店は、その分内容が充実している傾向があります。しかし、車検にあまり費用をかけなくないという方もおられるのではないでしょうか。自分の希望に沿ったお店を見つけるためにも、きちんと事前に見積りを取ることが大切です。


代行手数料の内訳

代行手数料は車検をお店に依頼する際に発生する費用です。ユーザー車検を受ける際に、自分で行う必要がある手続きや作業を代わりにしてもらうために発生する手数料といえば分かりやすいでしょうか。

代行手数料の内訳は、手続きに必要な書類の作成料、運輸支局まで車を往復させる時間賃、有効な車検証を発行してもらうための手数料などで構成されます。代行料や何を代行手数料とするかはお店によって異なるため、費用や内訳を把握するためにも事前に見積りを取ることが大切です。


車検の代行を依頼するメリット

車検は専門のお店を通さないとできないものではありません。「ユーザー車検」といって、ご自身でも済ませられます。しかし、代行手数料を支払ってでも、お店に依頼する方のほうが多数派です。なぜ車検の代行を依頼する方が多くおられるのか、ユーザー車検にはないメリットを解説します。

忙しくても車検を受けるスケジュール調整がしやすい

メリットのひとつはスケジュール調整のしやすさです。ユーザー車検の会場である運輸支局や軽自動車検査協会の検査申請受付時間は平日のみのため、カレンダー通りに働いておられる方は身動きが取りづらいのではないでしょうか。そのような方にとって、車検代行は便利です。

車検の時期に長期出張が重なってしまったなど有給休暇では対処できないケースでも、車検代行を利用すれば問題ありません。早めに予約しておくことで急な出張があっても心配ない他、車検切れも防げます。


車検にかかる手間を減らせる

ユーザー車検は、自分で全ての手続きを行わなければなりません。車検場に車を持ち込む時間は確保できても、準備にかける時間までは確保しにくいという方もおられるのではないでしょうか。ときには整備の知識も必要となるため、ある程度の経験や技術がない場合は、さらにハードルが高くなります。

代行を依頼すれば、万全の状態で車検を受けられるだけでなく、煩わしい作業や車検場での手続きも必要ありません。


車検の代行を依頼する流れ

具体的にどのような流れで車検を受ければよいのか、初めてでよく分からないという方もおられるでしょう。自身で車検を通すユーザー車検もよいですが、おすすめは車検代行の利用です。お店に任せられるので、詳しい知識や細かなスケジュール管理が必要ありません。こちらでは、車検の代行を依頼する流れを一通り解説します。

1.車検の見積りを取る

車検の代行手数料の総額はお店によって異なるため、まずは見積りを取ることが大切です。車検における見積りとは、事前に車の状態をチェックし、どのような整備が必要なのか調べる段階を指します。

見積りの依頼方法はお店によって違いますが、イエローハットではWEBまたはお電話から承っています。WEBは簡単なフォームに入力するだけ、お電話はフリーコールなので、お気軽にご利用ください。


2.車検に必要な書類を用意する

車検を受ける際は、いくつかの必要書類をそろえる必要があります。主に以下の書類です。契約前に書類を用意しておくことで、スムーズに車検を受けられます。

  • 車検証:車の所有者、使用者、重量、車台番号などが記載してある車の身分証明書といえる書類です。公道を走行する際は車内に携行することが義務付けられています。
  • 自動車損害賠償責任保険証書:自賠責保険に加入すると発行される書類です。自賠償保険は加入が必須の保険であり、多くのケースで車検と同時に更新します。
  • 自動車税納税証明書:自動車税を納税したことを証明する書類です。自動車税を滞納していると車検を受けられません。

3.契約をする

見積りを確認して整備内容や料金に納得したら、お店と契約を交わします。見積りの内容に疑問点がある場合は、契約前に解消しておくことが大切です。

イエローハットではお客様との対話を重視しており、見積りの段階で整備箇所を明確にお伝えします。追加で整備が必要になった場合もその都度ご連絡し、ご納得いただいてからでなければ整備に着手いたしません。見積りや契約のことでご不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。


4.整備や点検をしてもらい車検を受ける

契約後、予約日に入庫して整備や点検を実施します。検査や書類作成まで全てお店に任せられるので、この間は特にやるべきことはありません。検査を終えた車が納車されたら車検は完了です。なお、イエローハットでは指定工場であれば最短当日返しが可能です。

新たに発行された車検証や自賠責保険証は、間違いがないか、念のため目を通しておきます。問題がなければグローブボックスや助手席下のシートなど、車内に保管しておいてください。


車検の代行手数料の会計処理や勘定科目の扱いは?

法人で所持している車も、個人と同じように車検を受けなければいけません。会社の車を車検に出す場合、よく疑問に上がるのが経費の計上の仕方です。そこでこちらの項目では、車検の代行手数料の会計処理や勘定科目の扱いについて解説します。

代行手数料は課税仕入れとして勘定する

消費税がかかるものは「課税仕入れ」として勘定する項目です。車検時にかかる車検代行手数料や修理費用は消費税がかかるため、課税仕入れとなります。ちなみに車検時に納める自動車重量税は税金であるため、「不課税仕入れ」です。

自賠責保険にかかる費用は、保険料は消費税非課税の原則に則って「非課税仕入れ」にします。非課税とは、本来は消費税の課税対象であるものの、課税になじまないとして例外的に課税対象から外す費用のことです。


勘定科目は支払い手数料として計上する

車検の代行手数料の勘定科目は、「支払い手数料」あるいは「車両費」として計上します。ただし、修理費は「車両費」や「修繕費」、重量税・印紙代は「租税公課」としておくのがポイントです。自賠責保険料は「保険料」で問題ありません。

車検基本料金や部品交換費用は「車両費」または「修繕費」とします。併せて知っておきたいのは、修理や改良によって車の価値が増加する場合です。これに該当すると「資本的支出」、つまり資産計上して減価償却を行う必要があります。


代行手数料を支払うことは無駄ではない!車検の重要性

代行手数料を支払うより、自分で通すユーザー車検のほうがお得だと感じている方もおられるのではないでしょうか。同時に、車検そのものの必要性に疑問を感じている方もおられるかもしれません。こちらでは、なぜ車検が重要なのか、なぜ費用をかけてまでお店に依頼したほうが安心なのかをご説明します。

公道を走行するには車検の有効期間内であることが条件

道路運送車両法によって、車で公道を走るには有効な車検証を携行していなければならないと定められています。車検には有効期間があり、期間が切れた車検証を持っていても不携帯と同じ扱いです。車検の有効期間は車の種類によって以下のように決まっています(2021年4月時点)。

車種 自家用
乗用自動車
軽乗用
自動車
バス・タクシー レンタカー
(乗用自動車のみ)
軽貨物
自動車
小型自動車二輪
(排気量250cc超)
初回検査の
有効期限
3年 3年 1年 2年 2年 3年
継続検査の
有効期限
2年 2年 1年 1年 2年 2年

上記表を左右に フリックしてご覧ください。


車検切れの状態で公道を走行すると厳しい罰則がある

車検切れの車は、保管していたり公道以外で動かしたりするだけなら問題ありませんが、公道を走行させると厳しい罰則があります。また、車検切れの車は自賠責保険も切れているケースが多く、注意が必要です。

無車検・無保険のどちらにも違反した場合はさらに罰則が重くなります。以下は無車検運行の罰則と自賠責保険も切れていた場合の罰則です(2021年4月時点)。

・車検切れの車で公道を走行した場合

違反点数 免停処分 懲役 罰金
6点 30日間 6ヶ月以下 30万円以下

・車検と自賠責保険両方が切れている車で公道を走行した場合

違反点数 免停処分 懲役 罰金
6点 90日間 1年6ヶ月以下 80万円以下

故障を未然に防ぐという観点からも車検は大切な検査

車検では、検査対象の車が「日本の道路を安全に走行できる基準を満たしているか」をチェックします。検査するには、相応の整備技量や経験値が欠かせません。車検時の点検の際に車をチェックしておくことで、その時にしておいたほうがよい整備が判明し故障を未然に防げることもあります。

安全面と併せて、地球環境に悪影響を及ぼさないかもチェックの対象です。点検整備が十分でなければ、排出ガスの増加や燃料の浪費を招き、環境破壊を加速させる恐れがあります。環境負荷を抑えた車社会を確立させる観点でも、車検の役割は重要です。


車検を受けるならまずはイエローハットの車検見積りを!

イエローハットは日本全国各地に約700店舗を展開しており、約165店舗の指定工場と約250店舗の認証工場を保有しています(※2021年4月時点)。国が定める点検項目の56項目を含む、100項目以上の点検を車検時に実施しているのも特徴です。

整備内容は予算に合わせてお選びいただけるので、車検にあまり費用をかけたくないという方は何なりとご相談ください。取り扱い部品数が豊富なカー用品店ならではの強みを生かし、予算に合わせた最適な車検をご提案します。

万が一、車検後に調子が悪くなった場合に備えて、保証にも力を入れているのでご心配は要りません。整備箇所は6ヶ月または1万kmの整備保証付きです。また、車検後24ヶ月有効なプライムワランティにご加入いただければ、修理回数、走行距離、修理金額の制限はありません。
※ご加入料金は別途頂戴しております。
※輸入車の場合、累計修理額は30万円までとなります。


まとめ

自身で車を整備したり手続きをしたりすることは大変であるため、車検はお店に依頼するのがおすすめです。車検にかかる手間を大幅に軽減でき、忙しい方でも手軽に車検を受けられます。代行手数料や特典内容はお店によって異なるので、契約内容をよく確認することが大事です。

イエローハットでは、お客様との徹底した対話を重視しているため、契約内容に不明点が残らないよう丁寧にご説明しています。

車検前だけでなく、車検後のサポートも大切と考え、最長24ヶ月のアフターサポートも充実させました。快適に車に乗り続けたい方のお力になれますので、ぜひ一度WEBまたはフリーコールからご連絡ください。

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