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車検証がない!紛失した場合はどうする?再発行の方法や必要書類

車検に通ったことを証明する車検証は、車を運転する際に携行することが義務付けられています。大切に保管していたはずの車検証を紛失したことに気付き、慌てている方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、車検証がないとできないことや再発行の方法について解説します。車検証の重要性が分かり、紛失した場合の対処法が分かる内容です。

車検証がない!紛失したらどうなる?

車検証を車内で大切に保管していても、万が一紛失するとどうなるのか不安という方もおられるのではないでしょうか。また、一緒に保管することが多い自賠責保険証の存在も大切です。こちらでは、車検証がないとできないことをご説明します。

車検証がないと公道を走行できない

道路運送車両法により、車検証を備え付けていなければ公道で運行してはならないと定められています。したがって、車検証がない車は公道を走行できません。違反すると50万円以下の罰金が科されます(2021年4月時点)。ただし、違反となるのは公道に出た場合のみで、保管しているだけのケースや私有地を走行することは問題ありません。

また、車検切れの車で公道を走行するのは「無車検運行」という違反で、違反点数6点の加算、免停処分30日間、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金という重い罰則が科されます(2021年4月時点)。

違反点数 免停処分 懲役 罰金
車検証
不携帯
- - - 50万円以下
無車検
運行
6点 30日間 6ヶ月以下 30万円以下

車検証がないと車検・抹消登録ができない

車検証がないと、各種手続きにも支障を来します。継続検査や一時抹消、永久抹消ができないため、車検の更新や廃車手続きができません。廃車予定の車で乗り続ける意思がなくても、廃車手続きのために車検証を再発行する必要があります。また、車検時の書類準備の際にも再発行をしなければなりません。


一緒に確認したい「自動車損害賠償責任保険証明書」

車検証を紛失した際は、自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)も紛失しているケースが多いためご注意ください。自賠責保険は全ての車の所有者に加入義務がある損害保険で、強制保険とも呼ばれます。

自賠責保険証は車検証と一緒に保管しているケースが多く、片方が見つからないときは、もう一方も紛失している場合がほとんどです。自賠責保険証不携帯で公道を走行すると、30万円以下の罰金が科されます(2021年4月時点)。

また、自賠責保険を更新するのは車検と同じタイミングです。車検切れの車は自賠責保険も切れている危険性があります。保険が切れた車で公道を走行するのは「無保険運行」という違反で、無保険運行と無車検運行の両方に違反していると、より重い罰則があるため注意が必要です。以下の表に、2021年4月時点のそれぞれの罰則をまとめました。

違反
点数
免停
処分
懲役 罰金
無保険運行 6点 30日間 1年以下 50万円以下
無保険運行と
無車検運行
6点 90日間 1年6ヶ月以下 80万円以下

車検証がない場合の2つの対処法

車検証の紛失が発覚した場合、再発行しなければなりません。再発行の手続きは、代行業者に依頼する方法と自分で行う方法があります。それぞれ必要な書類や費用が異なるため、事前に把握することでスムーズな申請が可能です。こちらでは、2つの対処法の手順をご紹介します。

再発行を「代行業者」に依頼する

自分で再発行の手続きをするのが難しい場合、代行業者に依頼する方法があります。普通自動車の車検証の再発行を依頼する際に代行業者に渡す書類や2021年4月時点の費用の目安は以下の通りです。

必要書類 ・車の使用者の委任状
・車検証(汚損したものが残っている場合)
・使用者の認印の押印(もしくは記入でも対応可)がある理由書(車検証の汚損や破損といった理由で再発行する場合、既存の車検証があれば不要)
費用 ・手数料印紙代:300円(関東運輸局の場合)
・代行手数料:依頼するお店によって異なる

また、自賠責保険証も紛失している場合、別途対処が必要です。同時に依頼すれば代行してくれる場合もあります。


再発行を「自分」で行う

自分で再発行の手続きを行う場合、管轄の運輸支局で申請します。ただし、土日祝日は休みのため、平日の日中に足を運ばなければなりません。委任状があれば、車の使用者本人ではなく代理人が申請できます。普通自動車の車検証を再発行するために必要な書類と2021年4月時点の費用の目安は以下の通りです。

必要書類 ・車検証(汚損したものが残っている場合)
・使用者の認印の押印がある理由書(車検証の汚損や破損といった理由で再発行する場合、既存の車検証があれば不要)
・手数料納付書
・申請書
・申請者の身分証明書
・使用者の認印の押印(もしくは記入でも対応可)がある委任状(代理人に依頼する場合)
費用 ・手数料印紙代:300円

自賠責保険証を再発行する場合、加入している保険会社に連絡をします。再交付申請書に必要事項を記入して押印(もしくは記入でも対応可)し、身分証明書を添えて提出すれば手続きは完了です。再発行は即日できるものではないため、余裕を持って申請することをおすすめします。


軽自動車の車検証がない場合は要注意!

軽自動車の車検証を紛失した場合、普通自動車とは異なる書類や手続きが必要です。申請場所も違うため、ご注意ください。こちらでは、軽自動車の車検証の再発行の手続き方法と必要な書類や費用の目安について解説します。

普通自動車とは管轄が違う

普通自動車の管轄は運輸支局ですが、軽自動車は軽自動車検査協会が管轄しています。したがって、車検証を再発行するには普通自動車とは異なる書類と手続きが必要です。具体的な申請方法は軽自動車検査協会のホームページでご確認ください。ただし、管轄の地域により異なる場合があるため、事前に問い合わせることをおすすめします。


再発行に必要な書類・費用

軽自動車の車検証を再発行するには、以下の書類が必要です。併せて申請手数料もご用意ください。なお、費用は2021年4月時点のものです。

必要書類 ・自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)
・車検証(汚損したものが残っている場合)
費用 ・車検証再交付代手数料:300円

自動車検査証再交付申請書(軽第3号様式)は軽自動車検査協会のホームページからダウンロード可能です。また、軽自動車検査協会の窓口でも配布しています。


バイクの車検証がない場合の対処法

バイクは排気量によって車検が必要な場合とそうでない場合に区分されます。例えば、排気量が250ccを超えるバイクは車検を受ける義務がありますが、250cc以下のバイクは車検が不要で、車検証もありません。

車検証を再発行する際の申請場所や必要書類、費用の目安は普通自動車と同じであるため、普通自動車の対処法を参考にしてください。


車検の年になったら早めに準備するのがポイント!

車検切れにならないためには、車検の有効期間の満了日が迫る直前ではなく早めに準備を整えることが大事です。車検を受ける年になったら満了日を確認し、事前に必要な書類をそろえれば、スムーズに車検に臨めます。車検を受けるまでの手順は以下の通りです。

車検に必要なものを確認する

車検を受ける際は、車検証以外にもさまざまな書類が必要です。書類が足りないと車検を受けられず、満了日ぎりぎりに申し込んでいた場合、車検切れになる恐れがあります。事前にセルフチェックして、書類を全てそろえることが大事です。車検に必要な書類は以下の通りです。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 自動車税納税証明書

自動車税納税証明書は自動車税を納税したことを証明する書類です。自動車税が未納の場合は自動車税納税証明書が発行されず、車検を受けられないためご注意ください。


車検を受ける場所を決める

車検を受けるお店というとディーラーを想像する方もおられるかもしれませんが、ディーラー以外でも車検は受けられます。ただし、ディーラー含めどのお店も持ち込んですぐに車検が受けられるわけではなく、事前に予約が必要です。満了日の直前になってから予約を入れようとしても断られる恐れがあるため、早めの予約を心掛けてください。

車検を依頼するお店を選ぶ際は、費用だけでなくさまざまな項目に目を向け、総合的に判断する必要があります。お店選びのポイントは以下の通りです。

  • 検査項目の内容は十分か
  • 代車の貸し出しといった必要な特典がそろっているか
  • 検査にかかる日数はどの程度か
  • アフターサポートが充実しているか

そろっていない書類について相談する

車検を申し込む際に必要書類がそろっていないと判明した場合、依頼するお店に相談することをおすすめします。足りない書類によってはお店で代行手続きができないことがあるため、直前ではなく余裕を持ってご相談ください。


車検証がなくてもOK!イエローハットにご相談ください

「車検の有効期間の満了日が迫っているのに、車検証が見つからない」と焦っておられる方はイエローハットにご相談ください。イエローハットでは車検に関するお問い合わせを承っています。車検に疑問や不安を感じている方はぜひお声掛けください。

車検に関する不安を解消

イエローハットでは車検証といった重要書類の紛失や車検切れの車にも対応が可能です。どのような手続きが必要なのか、丁寧に対処法をお伝えするため、初めて車検を受けられる方も安心してご利用いただけます。車検のことで悩みや不安を抱えておられる方はイエローハットにご相談ください。


早めのご予約がおすすめ

イエローハットでは早期予約割引を実施しています。費用がお得になるだけでなく、そろっていない書類を準備する時間を十分に取れるのもメリットです。早目に予約をすれば、車検切れのリスクを回避することもできます。イエローハットでは、継続検査であれば2年前からご予約を受け付けているので、ぜひお問い合わせください。


対話型の応対で紛失を予防!

イエローハットはお客さまとの対話を重視しているのが強みのひとつです。車検終了後も車や書類のことについて相談でき、車検証の保管場所を互いに確認するため、紛失を防ぐ対策ができます。また、メンテナンスノートを時系列に丁寧にまとめているのも特徴です。車検後も充実したフォローをお求めの方は、イエローハットにご相談ください。


まとめ

車検証がないと、公道の走行や車検、廃車の手続きができません。車の運用に大きな制限が付くため、紛失に気付いたときは早急な対処が必要です。車検証を再発行するには、自分で手続きする方法と代行業者に依頼する方法があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、自分に合った方法をお選びください。

イエローハットでは、車検証を紛失した方の相談も承っています。車検のお見積りは無料で受け付けているので、不安な点を解消しながら車検の準備を進めてはいかがでしょうか。まずはWEBやフリーコールからお気軽にお問い合わせください。

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