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車検の満了日は忘れちゃだめ!確認方法や満了日を過ぎたときの対処法

車に乗り続ける上で車検は欠かせません。しかし、有効期間の満了日の確認方法が分からない方や、うっかり満了日が過ぎてしまったという方もおられるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、車検満了日の確認方法や車検を受ける時期について解説します。車検を受ける適切なタイミングが分かり、車検切れのリスクや対処法が理解できる内容となっております。

車検満了日を忘れると車検切れのリスクがある

車検には有効期間が設けられており、満了日を忘れると車検切れのリスクがあります。車検切れの車は公道の走行ができなくなり、場合によっては罰則が科されることもあるため注意が必要です。こちらでは、車検切れのリスクについて解説します。

満了日を過ぎた車検切れの状態では公道を走行できない

道路運送車両法により、車検切れの車は公道を走行できないと定められています。ただし、車検切れのみに対する罰則はなく、私有地であれば走行しても問題ありません。

車検が切れると弊害が多く、できる限り満了日前に継続検査を受けて有効期間を更新したほうが安心です。公道を走行しなければ処罰の対象にはならないため、車検切れに気付いたときはすぐに車検を受ける手続きをするなど落ち着いて行動することが大切です。


満了日を過ぎた車検切れの車で公道を走行したら罰則がある

車検切れの車で公道を走行すると道路運送車両法違反となり、罰則が科されます。無車検運行の罰則は、違反点数6点の加算、免許停止処分30日間という行政処分と6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金という刑事処分です(2021年5月時点)。

また、車検切れの車による事故や違反には、通常より重い処分が科されます。物損事故は無車検運行の処分で済むことがほとんどです。しかし、飲酒運転や信号無視が原因の場合は道路交通法違反が加わります(2021年5月時点)。


車検だけでなく自賠責保険も切れているかもしれない!

自賠責保険は車検時に加入するのが一般的で、車検が切れている場合には自賠責保険も切れているかもしれません。自賠償保険は加入が義務付けられている強制保険であるため、加入せずに公道を走行すると、違反点数6点の加算、免許停止処分30日間、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます(2021年5月時点)。

また、無保険だと事故を起こしても補償されないリスクがあることにご注意ください。相手の車の修理費用やけがの治療費を自己負担しなければなりません。無保険で車に乗るのは控えるのが無難です。


実は簡単!車検の満了日を確認する方法

車検が切れた状態で公道を走行すると、さまざまなペナルティーがあります。車検切れのリスクを避けるには、正確な満了日をきちんと知ることが第一歩です。こちらでは、車検の有効期間の満了日を確認する方法をご紹介します。

車検証を見て確認する

車検の有効期間満了日は、車検証(自動車検査証)を見れば分かります。車検証にある「有効期間の満了する日」の欄に書かれている年月日が満了日です。

車検証は走行の際に携行する必要があるため、グローブボックスなどに保管しておられる方が多いのではないでしょうか。保管場所を忘れてしまったときは、この周辺から探してみてください。


検査標章(車検シール)を見て確認する

フロントガラスの上部中央に貼ってある検査標章(車検シール)でも満了日を確認できます。車外から見える表面に書かれている数字は、上の小さな数字が満了する年、下の大きな数字が満了する月です。車内から見える裏面には年月だけでなく日にちも書かれています。正確な満了日を知りたいときは裏面をご確認ください。

また、フロントガラスの左上に貼られているステッカーは法定検査ステッカーと呼ばれるもので、車検の満了日を示すものではありません。


車検の有効期間はどれくらいなの?

車検の有効期間は自家用乗用自動車や軽乗用自動車、大型特殊自動車といった区分ごとに異なります。また、車種だけでなく初回検査か継続検査かでも異なるためご注意ください。

自分の車の有効期間を把握すれば、車検切れのリスクを避けられます。2021年5月時点の車種ごとの有効期間は以下の通りです。

車種 初回検査
有効期間
継続検査
の有効期間
自家用乗用自動車 3年 2年
軽乗用自動車 3年 2年
バス・タクシー 1年 1年
レンタカー
(乗用自動車のみ)
2年 1年
軽貨物自動車 2年 2年

満了日をきちんと認識して適切なタイミングで車検を受けよう

車検を受け忘れないためにも、有効期間の満了日は正確に把握する必要があります。さらに、適切なタイミングで車検を受ければ、車検切れの期間がなく次回の満了日が前倒しにならない運用が可能です。こちらでは、車検を受ける適切な時期について解説します。

満了日当日でも可!車検自体はいつでも受けられる

有効期間の満了日当日まで車検を受けなくても、満了日の日付が変わる瞬間までは公道を走行できます。ただし、そのままでは翌日以降は公道を走れなくなるため、早めに車検を受けるのがおすすめです。

満了日にかかわらず車検はいつでも受けられます。しかし、タイミングが早過ぎると次の満了日が前倒しとなることにご注意ください。車検日が満了日の1ヶ月前以降であれば、満了日は前倒しになりません(一部地域を除く)。


満了日間近に車検を受けるリスク

車検はできる限り満了日間近に受けたほうがお得と感じるかもしれませんが、リスクがあります。時期によっては車検の予約状況が混雑している場合があり、満了日までに予約が取れないかもしれません。

他にも、車検に通らなかったときの再整備に時間がかかり満了日に間に合わない、車検を受けられるお店が限られるといったリスクもあります。また、必要書類がそろわないと車検を受けられないため、準備も早めに済ませたほうが安心です。


満了日の1ヶ月前~満了日に車検を受けるのが理想

損をすることなく車検を受けられるタイミングを考慮すると、満了日の1ヶ月前~満了日の間に受けるのが理想です。満了日の1ヶ月以上前に車検を受けると次回の満了日が前倒しになり、損をしてしまいます。

例えば、満了日が3月1日の場合、1ヶ月前の2月1日~3月1日の間に車検を受ければ次回の満了日は同じです(一部地域を除く)。

満了日 車検実施日 次回有効期限
3月1日 2月1日~3月1日 2年後の3月1日

一方、1月31日に車検を受けると次回の満了日は1月31日となり、1ヶ月以上前倒しになります。特に事情がないのであれば、車検を早く受けるのはおすすめできません。

満了日 車検実施日 次回有効期限
3月1日 1月31日 2年後の1月31日

車検満了日が過ぎてしまったときの対処法

満了日が過ぎていることに気付いたら、速やかに車検を受けてください。車検切れの車は公道を走行できませんが、仮ナンバーがあれば車検場まで公道を走って移動できます。仮ナンバーとは管轄の自治体から貸与される仮のナンバープレートで、車検切れの車でも用途限定で一時的に公道を走行できるものです。

仮ナンバーの申請は車の保管場所から車検場までの運行経路を含む自治体の役場や運輸支局で行います。申請日は当日もしくは前日で、有効期間は最大5日間です。申請の際は、以下の書類を提出する必要があります。

  • 自動車臨時運行許可申請書
  • 自賠責保険証の原本(有効なもの)
  • 車検証などの車を確認できる書類
  • 身分証明書
  • 1車両につき750円の手数料(運輸支局で申請する場合)

車検満了日前に予約をしておこう!車検を依頼できるお店ごとの特徴

車検切れにならないためには、満了日前に車検を予約しなければなりません。車検を取り扱うお店にはディーラーや車検専門店、ガソリンスタンド、カー用品店などがあり、整備内容や費用が異なります。こちらの項目では、それぞれの特徴や傾向についてご確認ください。

ディーラー

特定の自動車メーカーと直接的に契約を結んでいるディーラーは、新車を販売しているだけでなく車検や整備も受けられます。ディーラーは特定のメーカーの車の扱いに特化しているのが特徴です。

部品の交換が必要なときは主に純正部品を使用するため、料金は高めになる傾向があります。また、車検専門店やガソリンスタンド、カー用品店と比べると技術料が高めに設定されているのも費用が高くなりやすい理由のひとつです。


車検専門店

車検専門店は車検を通すための設備が充実しています。しかし、車検に通ることのみを目的としているため、整備は必要最低限で点検項目にない整備はあまり行われません。その分、車検にかかる時間は短く料金も比較的安いのが特徴です。

ただし、お店による料金差が大きく整備内容も異なります。どのような方針で整備を行うのか事前に説明を受けて認識をすり合わせておくことが大切です。


ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも車検を依頼できるお店があります。ただし、ガソリンスタンドの主業務はガソリンの販売です。そのため、車検にはあまり力を入れていないお店もあります。料金は比較的安い傾向にあるものの、お店ごとに整備の質に差が出やすいのがデメリットです。

また、車検の設備が整っていないお店が多く、自社で対応できる範囲に限界があります。他社へ下請けに出す場合もあり、この際に発生する中間マージンは利用者が負担するため、車の状態によっては料金が高額になるかもしれません。


カー用品店

カー用品店は車検を重視しているお店が多く、部品の在庫数や種類が豊富なのが特徴です。部品の交換が必要なときは、互換性のある最適なものを使用することで費用を安く抑えられます。費用を抑えたいわけではなく、質の高い部品を使用したいというニーズにもカー用品店であれば応えることが可能です。

カー用品店はお客様一人一人のご要望に沿った車検を提供でき、車全般に関するサポートを任せていただけます。


イエローハットは満了日にかかわらずいつでも車検見積りができる!

イエローハットでは車検を受け付けています。自家用車の継続検査であれば予約は満了日の2年前から承っており、車検を受けた後に次の車検の予約が可能です。また、満了日ギリギリの予約は断るお店もありますが、イエローハットは満了日当日の車検も受け付けています。車検が切れそうな場合も遠慮なくご相談ください。

車検後の6ヶ月点検を無料で実施しており、車検後のアフターフォローも充実しています。車検の見積りはいつでも受け付けているため、WEBフォームやフリーコールの電話でお気軽にお問い合わせください。


まとめ

車検切れの車は公道を走行できないと定められており、違反すると重い罰則が科されます。車検証や車検シールで満了日を確認し、受け忘れがないようにご注意ください。車検は満了日の1ヶ月前~満了日当日までに受けるのがベストです。満了日の間近になって慌てることがないように、余裕を持って予約することをおすすめします。

イエローハットではWEBやお電話から簡単に無料で車検見積りができますので、ぜひご利用ください。

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