HOME > コラム > 車検コラム > 車検時にタイヤ交換は依頼すべき?検査項目や費用を抑えるポイントも解説

COLUMN

車検時にタイヤ交換は依頼すべき?検査項目や費用を抑えるポイントも解説

タイヤは走行性能に影響する部品であり、車を快適に運転するには定期的に点検、整備することが大切です。しかし、タイヤ交換を行うべきタイミングが分からず、車検ごとに新品へ交換しているという方も少なからずおられるのではないでしょうか。このコラムでは、タイヤの点検、交換を行う際のタイミングや、点検項目、整備費用を抑えるポイントなどを詳しく解説します。

車検時のタイヤの検査項目

タイヤ検査では、タイヤの空気圧や残溝量、損傷の有無などをチェックします。ここでは、タイヤ検査を行う際の一般的な検査項目とその目的についてご紹介します。

空気圧

タイヤの空気圧は、車のブレーキ性能や旋回性能などに影響を及ぼすため、適正値になるように調整することがトラブルを防ぐポイントです。空気圧の適正値は、説明書やドア周りに表記されています。空気圧によって車検の結果が変わることは基本的にありません。しかし、空気圧を適正な状態に保つことで、タイヤの過度な摩耗や破損が防げます。
空気圧が不足していると車高が下がるほか、タイヤの外側が通常より早く摩耗する現象が発生します。また、空気圧が高すぎる場合、タイヤの中央部が通常より早く摩耗する現象が発生する可能性があります。


トレッド磨耗

トレッドとはタイヤが路面と直接接する部分を指す言葉であり、摩耗が進んでいると車がスリップを起こしやすくなります。空気圧が適正な状態でなかったり、荷物を過剰に積載していたりすると、トレッドが通常よりも早く摩耗する場合があります。
また、前輪駆動車や後輪駆動車は駆動輪に負荷が偏りやすいため注意が必要です。この場合、前輪と後輪のタイヤを入れ替えてタイヤの摩耗度合いの均一化を図るなどのメンテナンスを実施する事をおすすめします。さらに、タイヤによってトレッドのパターンが異なり、異なる銘柄のタイヤを混ぜて使用していると摩耗が早くなる場合があるため注意してください。トレッドの摩耗が進んだタイヤを使用し続けていると、ブレーキやハンドリングなどがスムーズに行いづらくなります。道路が濡れていると水でタイヤが浮き上がり、ハイドロプレーニング現象が生じる恐れがあるため、必ず適切なタイミングで交換してください。交換のタイミングが分からない場合は、イエローハットにご来店いただければ、無料で点検をさせていただきます。


偏磨耗

偏摩耗とは、タイヤの一部分が過度に摩耗していることです。タイヤのトレッドが1.6mmを下回っている車は、公道における走行が道路運送車両の保安基準によって禁止されています。つまり、トレッドが1.6mm以下になっている車は車検にも通りません。
なお、車検では目視で摩耗度合いがチェックされ、目視で1.6mm以下だと判断された場合実測が行われます。
ご自身でタイヤの摩耗度合いを確認する場合は、スリップサインを確認してください。スリップサインはトレッドが1.6mm未満になると露出する目印で、1本でも露出している場合は法定基準を満たしていないためタイヤ交換が必要となります。


ひび割れ・傷の有無

購入から長期間経過しているタイヤは、走行距離が少なくても経年劣化によるひび割れなどが生じます。ひび割れなどを放置しているとタイヤの強度が低下し、走行中にパンクを起こすリスクがあります。
走行距離に関わらず、前回のタイヤ交換から長期間経過している場合は、早めに点検整備を実施してください。


車検時のタイヤ交換について

ここまで、タイヤのコンディションが快適な走行に深く関わっていることをご紹介しました。ここからは、タイヤ交換の適切なタイミングや依頼先を選ぶポイントをご紹介します。

タイヤ交換のタイミング

タイヤのコンディションは、日頃の走行環境によって左右されます。そのため、タイヤは走行距離や年数で判断するのが難しい部品です。タイヤ交換を実施するタイミングを判断するには、溝が1.6mm以上残っているか、スリップサインが出ていないかなどをチェックするのが1つの目安です。
また、スタッドレスタイヤの場合、トレッドが半分まで摩耗すると表出するプラットホームをチェックしてください。プラットホームは、法定基準ではなく、スタッドレスタイヤの使用限界を示すサインで、露出した状態で走行するとスリップしてしまう可能性があります。なお、スリップサインが出ているタイヤを使用し続けた場合、道路交通法に違反した車として罰金が科されます。タイヤの点検方法がお分かりにならない場合は、イエローハットにご来店いただければ、無料で点検をさせていただきます。


車検の際のタイヤ交換はよくない?

車検費用は、依頼先によって金額が異なります。特に、タイヤ交換を外注している場合はその分工賃が高くなります。
また、お店によってはタイヤのバルブ交換や廃棄コストなどが基本料金に含まれていないところもあるので、見積りの段階でタイヤ交換にかかる費用をすべて提示してくれるお店に依頼するのがおすすめです。


車検時のタイヤ交換費用を抑えるには?

タイヤ交換費用は、その費用の内訳を知り、依頼先の選び方を工夫すれば抑えられます。ここではタイヤ交換費用を抑える3つのポイントをご紹介します。

タイヤ交換にかかる費用の内訳

お店へタイヤ交換を依頼する場合、費用の内訳として本体料金・脱着費用・組み換え費用・バランス調整費用・バルブ交換費用・廃棄費用などが挙げられます。
タイヤをホイールごと取り替える手法が脱着で、タイヤ部分のみ取り換える手法が組み換えです。タイヤの重心バランスを調整する作業や、古いタイヤを廃棄する費用なども合算すると、本体料金とは別にタイヤ4本分で数千円ほどの工賃が発生することもあります。また、お店によってはご自身で購入したタイヤを持ち込む場合に、持ち込み費用を別途請求される場合もあるので事前に確認してください。


カー用品店やタイヤ専門店でタイヤ交換を行う

タイヤの本体価格を抑えたい方は、さまざまな製品を取り扱うカー用品店に車検を依頼することをおすすめします。国内外のタイヤメーカーの製品を幅広く取り揃えているカー用品店では、性能や予算に応じた好みのタイヤが選べます。予算をできる限り抑えたいといった要望にも応えてもらいやすく、整備士のアドバイスの下でご自身の車に適切なタイヤが選び出せます。


複数の業者に見積りを取る

タイヤ交換をお店へ依頼する際には、複数のお店から見積りを取って比較することをおすすめします。ただし、単純な金額の安さだけで依頼先を決めてしまうのはおすすめできません。なかにはタイヤ本体の価格だけを見積書に掲載し、後から種々の交換費用が発生するケースもあります。
総額の費用が見積りよりも高くなってしまうのを避けるために、見積りの段階でバランス調整やバルブ交換、廃棄費用などの細かな交換費用が含まれているかを確認してください。


車検のことならイエローハットにお任せ!

車検およびタイヤ交換にかかるコストを抑えたい方は、タイヤはもちろんのこと、充実した品揃えを持つイエローハットにお任せください。「整備・修理・車検(検査)」までを行える指定工場(民間車検場)を約165店舗保有しており、土日の車検にも対応可能です。ここでは、イエローハットで車検を行うメリットを具体的にご紹介します。(2021年7月現在)

無料でお見積りが可能

イエローハットでは、車検の見積り・ご相談をネット上のWEBフォームまたはフリーコールで受け付けています。WEBフォームの場合は対象となる車種、お名前、お電話番号、車検満了日をお伝えいただくことで手続きは完了です。詳細に関しては、コールセンターの担当者がお電話で丁寧にお答えします。車検の見積り、ご相談は無料なので、お気軽にお問い合わせください。


カー用品店ならではの充実した品揃え

国内に約700店を展開するイエローハットでは、予算や好みに応じて最適な部品をお選びいただけます。タイヤや車検に関してご不明な点がある方もご安心ください。整備士が必要な整備項目をしっかりご説明し、ご納得いただいた上で整備を実施いたします。


安心のアフターサポート

車検時の整備箇所には、6ヶ月または1万kmの整備保証が付いています。さらに、車検後6ヶ月経過した際には点検を1回無料で実施するアフターサポートもご用意しております。
さらに、イエローハットの長期保証「プライムワランティ」は、車検後24ヶ月間に生じた故障箇所を無償修理いたします。保証期間内は修理回数制限なし、修理金額上限なし(輸入車は累計30万円(税込)まで)、走行距離制限なしの保証が受けられる特典です。加入費用は別途必要になるので、詳細に関してはお問い合わせください。


まとめ

車検では、タイヤの残溝量や傷、ひび割れなどが点検されます。基準を満たしていないと、車検に通らない可能性もあり、また安全な走行に関わることから日頃のメンテナンスが欠かせません。
車検と同時にタイヤ交換を実施する場合は、カー用品店へ依頼すると費用を抑えて交換が行えます。
タイヤ交換と車検の費用を抑えて、快適なドライブを楽しみたい方は、ぜひイエローハットへお気軽にお問い合わせください。

車検WEB見積り コチラ