COLUMN
車検についての疑問をわかりやすく解説
これまでナンバープレートを変更する場面と言えば、中古車購入時や引越しで住所が変わる時くらいのものでした。しかし、近年は自ら希望する数字や図柄のナンバーに変更する人が増え、一桁やゾロ目など一見して分かりやすい数字や視覚的に楽しいナンバーも多く見受けられます。このコラムでは、ナンバープレートの種類や車検との関わり、そして変更手続きについて解説していきます。車検の際にナンバーを変更した方がよいのか迷っておられる方や、お好みのナンバーを手に入れたいとお考えの方はぜひ参考になさってください。
種類により条件や申請手続きが異なるため、事前に手続き方法などについておさえておく必要があります。ここでは、それぞれの特徴を交えてご紹介していきます。
車購入時にランダムに割り振られる数字ではなく、ご自身の好きな数字や思い入れのある数字などを選んでナンバーとして申請できる制度です。導入当初は普通自動車に限られていましたが、近年では自家用の軽自動車でも選択可能です。
申請は、運輸支局や軽自動車検査協会の窓口はもちろん、インターネットでも申し込むことができますが、選べるのは4桁の数字のみとなっています。また、特に「7777」など集中が予想される番号に関しては「抽選対象希望番号」として毎週抽選が行われ、当選しないと取得できません。
従来、ナンバープレートに記載される地域名は、管轄の運輸支局の名称や所在地であるのが一般的でした。しかし、「知床」「富士山」「飛鳥」など、文化的・経済的な繋がりが深く、かつ国内での認知度が高い地名をご当地ナンバープレートに使用できるようになりました。ご当地ナンバーは地域・観光振興を目的としており、2006年度の導入以来、多くの自治体で高いPR効果を生む媒体としての役割を果たしています。地名については好みで何でも選べるわけではなく、基本的には実際にその地域を本拠とする車に限り使用が許されます。
図柄ナンバープレートは、2種類に大別できます。
1つは、イベントの国内開催を記念し、ナンバープレートに大会のエンブレムを入れる特別仕様のものです。交付申請は運輸支局・軽自動車検査協会、あるいはWEBサイト経由で行い、 申請には交付手数料や寄付金(希望者のみカラーデザインにできる)が必要となります。もう1つはご当地ナンバーに、地名だけでなく地域の風景やゆかりのある図柄をデザインしたもので、情緒あるデザインが数多く展開されています。
特殊な樹脂加工を施すことにより、灯火類点灯時に文字や数字部分が光る仕様で「光るナンバー」として広く知られます。元々は雪国での着雪時のナンバープレートの見えにくさの解消のために創られたという事情もあり、最大のメリットは視認性の向上にあります。夜間、天候不良時、あるいはトンネル走行時の車両認識を高め、事故防止にも効果的です。
ナンバープレートの変更が必要となるのはどのようなケースでしょうか。また、ナンバープレートを変更せずに車検を受けることは可能か、住所変更との関係が気になる方もおられるでしょう。ここでは、このようなナンバープレート変更にまつわる疑問について順にみていきます。
原則として別の都道府県はもちろん、運輸支局などの管轄をまたぐ引越しをした場合には、ナンバープレートを変更する必要があります。新住所を管轄する運輸支局や軽自動車検査協会事務所に車を持ち込み、住所変更手続きと共に新ナンバーの交付を受けてください。一方、希望ナンバーやご当地ナンバー、あるいは字光式ナンバーに変更したい場合は、抽選や受注生産の手間があるため、引越し時に比べ時間がかかり、また交付手数料も高くなるのが一般的です。
確かに新しい車検証の発行には登録住所の変更が必要ですが、住所変更手続きが正しく済んでいれば問題はなく、ナンバープレートの変更は必須条件とはなりません。ただし、破損や紛失・盗難などでナンバープレートが確認できないケースは不合格になる恐れがあります。
車検時のナンバープレート変更は必須ではありませんが、住所変更と同時に変更しておくことをおすすめします。
道路運送車両法では、車検証の記載事項に変更があった場合に15日以内の手続きが必要であり、違反時には罰則が科せられることがあると規定されています。(2021年9月現在)厳格な取り締まりはないものの、住所変更時に一緒に済ませておけば、面倒な手続きを繰り返す必要がなくなる点は大きなメリットです。
また、ナンバーを変更してあれば、自動車税の納税証明書などの書類が新住所に届けられるため、手続きがスムーズに進められます。
ここでは、変更手続きの流れや必要書類、そして所要費用について解説します。
申請場所は住所を管轄する運輸支局か陸運局ですが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会となるので注意してください。また、旧ナンバーの返却と引き換えに新ナンバーが交付されるため、変更したい車で出向くのが一般的です。ナンバープレート変更の申請手続きの手順は、以下の通りです。
ナンバープレートの変更手続きに必要な書類は、事前に準備しておくものと当日に申請場所で入手できるものとがあります。
・事前に準備しておくもの
自動車検査証、住民票と車庫証明書(住所変更時)、委任状(ディーラーなどへ依頼する場合)、理由書(紛失・盗難により返納できない時)、印鑑
・当日に申請場所で入手するもの
申請用紙、手数料納付書、自動車税申告書、字光式自動車登録番号標交付願(字光式ナンバー希望時)
ナンバープレートの変更手続きにかかる費用は選ぶプレートにより異なります。ここでは、一般的な普通車の費用相場をご紹介します。(2021年9月現在)
ディーラーや代理店に依頼する場合には、さらに手数料が加わります。なお、交付手数料は、都道府県により変わってきます。正確な費用を知りたい方は、管轄の運輸支局などに問い合わせて確認してください。
「OSS(One Stop Service)」とは、車の保有に伴う様々な手続きを、これまでのように異なる行政機関の窓口に出向くことなく、オンラインで一括して申請できるシステムを指します。車の所有者にかかる負担を軽くするためのものですが、具体的にどのような特徴があるのかをみていきましょう。
OSSで行うことができる手続きの範囲は多岐にわたり、今後も適用範囲は順次拡大していくものとされています。軽自動車を除く普通自動車の新規登録に関して、現在可能な申請手続きは次の通りです。
利便性の飛躍的な向上が見込まれるOSSですが、現状ではまだまだ対象地域が限定されているため、居住地域で利用できるかについての事前確認は必須となります。
申請手続きでは、電子証明書付きのマイナンバーカードか住民基本台帳カードのいずれか、保管場所証明申請用添付書類、個人認証のためのICカードリーダーやスキャナーが必要になります。また、利用にあたっては、Windows7以上、かつInternet Explorer 11.0以上のPC環境も必要です。
2021年5月11日、国交省はナンバープレートの交換を次回車検時まで猶予する特例を創設することを明らかにしています。これは、政府が推進している、引越しに伴う手続きの負担軽減施策の一環となるものです。
これまでは、OSSによる住所変更手続き申請であっても、ナンバープレート交換のために運輸支局などに出向く必要がありましたが、本特例の利用を選択することにより引越し直後の出頭が不要になります。運用開始時期は、2022年1月を予定しています。(2021年9月現在)
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ナンバープレートの変更は、車検の合否に直接関わるものではありませんが、準備・代行の手間を考えれば住所変更時に済ませておくことをおすすめいたします。また、お好みのナンバーに変える場合には、事前にかかる時間や費用を把握したうえで手続きを進めることが大切です。
そして、車検をスムーズに実施したいとお考えの方には、充実したサポート体制を持つイエローハットにぜひお任せください。