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車検切れで注意すべきポイントとは?車検切れを見抜くシステムも解説

公道を車で走行するには、車検を更新する事が義務付けられております。しかし、車検の有効期限が切れた場合、どのようなリスクがあるか具体的に把握していない方もおられるでしょう。そこでこのコラムでは、車検切れで注意すべきポイントとして、罰則について詳しく解説します。車検切れの車も検出できるシステムに関しても併せて解説しますので、車検切れによるリスクを把握したい方はぜひ参考になさってください。

車検切れで注意すべきポイント

車検切れの車を自宅のガレージや、駐車場に置いている分には問題ありません。しかし、公道を走行してしまうと法律違反による罰則の対象となります。ここでは、車検切れの状態で運転してしまった場合の罰則について解説します。

車検切れの状態で公道を走行してしまった場合

車検切れの車で公道を走行した場合、道路運送車両法違反として6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、行政処分として違反点数6点と30日の免許停止処分が科せられます。(2021年9月時点)
なお、過去3年以内に免許停止あるいは取消しを受けた前歴がある場合は、免許停止期間が長くなったり、1回で免許取消しになったりするなど、罰則が厳しくなります。
車検が切れた車をご自身で移動させる場合は、各都道府県の役所で仮ナンバーを発行する手続きが必要です。ただし、仮ナンバーを取得するには自賠責保険への加入が必須条件であるため、自賠責保険の期限も合わせて確認してください。


自賠責保険が切れてしまっていた場合

自賠責保険切れの車で公道を走行した場合、自動車損害賠償法違反として1年以下の懲役または50万円以下の罰金、行政処分として違反点数6点と30日間の免許停止処分が科せられます。(2021年9月時点)
車検と自賠責保険が同時に切れていた場合には、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金、行政処分として違反点数6点と90日の免許停止処分と個別で違反するよりも重い処分が下されます。(2021年9月時点)


車検切れしている車で事故を起こした場合はどうなるのか

車で事故を起こした時に車検が切れていた場合、事故の内容によっては車検切れによる処分に加えて事故による処分が科されます。ここでは、車検切れの車で事故を起こした場合をケース別に解説します。

物損事故の場合

事故によって他の車や壁などを破損する物損事故を起こした場合は、それ自体が刑事責任の対象とされることはありません。しかし、無車検車走行が発覚すれば、車検切れに対する罰則を科されます。


人身事故の場合

人身事故を起こした場合、車検切れによる処分に加えて違反点数が加算されます。人身事故による違反点数は道路交通法施行令に規定されており、被害者が負ったけがの程度、および過失度合いによって違反点数が決められています。


事故を起こした相手側が車検切れの場合はどうなるのか

交通事故の被害者になった場合、治療費や修理費といった補償は相手が行うべきものです。しかし、事故を起こした相手の車が車検切れになっていた場合は十分な補償、賠償を受けられないことがあります。ここでは、事故を起こした相手側が車検切れだった場合の対応と政府保証事業についてご紹介します。

相手側に支払能力がない可能性がある

事故内容によっては賠償金額が高額になるケースがあり、相手が自賠責保険や任意保険に加入していないと賠償金額を支払ってもらえない可能性があります。自賠責保険は傷害だと最大120万円、死亡は最大3,000万円、後遺障害は最大4,000万円の対人補償保険です。
相手が賠償金の支払いに応じない場合は、強制執行によって相手が所有する不動産や債権を差し押さえるという方法もあります。しかし、相手が十分な財産を持っていない、自己破産といった対応を取られた場合などには十分な補償が得られません。


被害者側は「政府保障事業」の適用が認められる

相手の自賠責保険切れなどが原因で十分な補償が受けられない場合、「政府保障事業」の適用が認められます。政府保障事業は、加害者から賠償金を回収できない場合に、国土交通省が賠償金を立て替える制度です。請求を行えるのは被害者のみであり、立て替えた賠償金は政府から加害者へ求償が行われます。
政府保障事業の適用申請を行うには、まず警察へ事故届出が必要です。次に、自動車運転安全センターから人身事故証明書を入手します。申請を行う際には、人身事故証明書、ならびに請求用書類が必要です。
最後に、申請書類を損害保険会社へ提出した後、内容に問題がなければ国土交通省による事故状況の確認や調査などが実施されます。賠償金の支払いが決定した場合、調査内容に基づいた金額が被害者に対して支払われます。


車検切れの車を判断する「システム」とは

Nシステムは車のナンバープレートを自動検出して照合するシステムであり、正式名称は「自動車ナンバー自動読取装置」です。
ここでは、Nシステムの特徴について解説します。

Nシステムの特徴

取り締まりの対象になる車を自動検出することを目的として、1986年より警察や地方自治体によって導入されている装置がNシステムです。走行している車のナンバープレートをカメラで読み取り、データベースと照合することで盗難車や犯罪に用いられた疑いがある車を検出します。
取り締まり対象になる車が検出された場合、ナンバープレートなどが警察へ送信されます。
2017年3月に国土交通省から発表されたプレスリリースによると、2015年に警察と連携して実施された2,757回の街頭検査では、検査車両数130,491台に対して無車検車両が127台発見されました。


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まとめ

車検切れの車で公道を走行した場合、道路運送車両法違反として6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、行政処分として違反点数6点と30日の免許停止処分が科せられます。(2021年9月時点)
しかし、車検切れの場合は自賠責保険も切れている可能性が高く、人身事故を起こした場合は保険が下りないリスクもあるため、車検の有効期限の管理には注意が必要です。
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