持ち込み車検とは？事前準備やメリット・デメリットについても解説

車検費用を抑えるために、持ち込み車検をご検討中の方もおられるでしょう。しかし、事前準備や注意すべき点がいくつかあるため、誤った手順で進めてしまうとかえって手間や費用が発生する恐れがあります。そこでこのコラムでは、持ち込み車検について事前準備の仕方や、メリット・デメリットをご紹介していきます。車検をお店に依頼するか迷っておられる方も、ぜひ最後までご一読ください。

持ち込み車検とは

持ち込み車検とは、運輸支局あるいは軽自動車検査協会に自ら車を持ち込んで車検を受けることを指します。お店を利用せずにユーザー自ら車検を通すことから、ユーザー車検とも呼ばれます。これまで持ち込み車検はコストがかからない車検方法として知られる一方で、車の点検・整備についての専門的知識を要することから、多くのユーザーはハードルが高く縁がないものとされてきました。しかし、近年はインターネットを通じて簡単に予約や情報収集ができたり、点検・整備に関する書籍の発売が活発化していたりすることもあり、持ち込み車検に挑戦する方は増えています。

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代行車検との違い

車検の全工程をご自身で行う持ち込み車検に対して、運輸支局または軽自動車検査協会に車を持ち込んで検査を受ける部分のみを任せるのが「代行車検」です。代行車検であれば平日忙しい方でも車検を通せます。慣れないために検査ラインで操作ミスを起こして不合格になるといった、持ち込み車検にありがちなリスクの回避も期待できます。
しかし、代行を依頼する場合であっても書類の準備は必要です。また、法律で代行するお店は分解を伴う点検・整備の実施が禁じられています。分解整備を要する検査項目が見つかった場合は、別途で整備工場や車検を実施するお店に処置をお願いする手間とコストがかかります。

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必要書類

持ち込み車検に必要な書類は、以下の7つです。

・持参する書類

1. 車検証
2. 自動車税・軽自動車税 どちらかの納税証明書
3. 自動車損害賠償責任保険証明書（新旧2枚）
4. 定期点検整備記録簿

・運輸支局などで入手する書類

1. 自動車重量税納付書
2. 継続審査申請書
3. 自動車検査票
4. 印紙

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整備

持ち込み車検に通るためには、車の現状を的確に把握しておくことが大切です。以下、整備のチェックポイントをご覧ください。

・タイヤ
溝が1.6mm以上残っているか、亀裂・ひび割れがないかの2点を確認します。いずれも条件を満たしていない時は、交換してください。また、規定を超えるタイヤ・ホイールのはみ出しは不正改造となるため、履き替えが必要です。

・ガラス
ヒビや損傷がないかを確かめ、異常が見つかった場合には補修や交換を行います。また、フロントガラスと運転席・助手席の窓ガラスにシール（検査標章や点検ステッカーを除く）や色付きのフィルムを貼っている場合は、剥がしておく必要があります。

・灯火装置
ヘッドライトやブレーキランプはもちろん、ナンバー灯やウインカーなどを含む全ての灯火装置の点灯を確認し、切れていればバルブを交換します。バルブのレンズが破損して光が漏れている場合は、レンズ自体の交換が必要です。なお、テールランプやウインカーにクリアレンズを装着していると、保安基準不適合とされる恐れがあります。

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車検費用を抑えられる

車検費用は、税金や保険などの「法定費用」と点検整備料や車検代行料などの「車検基本料」の2つに大別できます。そして、持ち込み車検では整備や検査をお店に依頼せずに全てご自身で行うため、車検基本料が丸ごと不要となります。
車検基本料は、一般に最も高いとされるのがディーラーで、最も安いのがガソリンスタンドとされています。持ち込み車検にすれば基本的に法定費用のみ負担すればよいため、結果として車検費用を抑えられることになります。

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車検に関する知識が得られる

コスト面以外のメリットとしては、車検に関する知識が得られるため、車の点検・整備に関する知識やスキルが身につくこと、そして税金や保険などの行政手続きを通して車検制度についての理解が深まることが挙げられます。また、車の不調に早い段階で気が付くことができたり、快適なカーライフに欠かせない知恵を身につける機会が得られます。

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手間と時間を要する

車検の全てをご自身で行う持ち込み車検では、車の知識が浅いほど、事前準備に手間と時間を要することが避けられません。また、検査で車に不備が見つかれば、整備したうえで再度車検に臨む必要があります。
不合格事由がご自身では判断できない場合には、車検を実施するお店に頼むことになり、ご自身が整備に費やした手間と時間が無駄になってしまうかもしれません。

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安全面で不安が残る

車検制度の目的の1つは「車が安全に走行できる状態にあるか否か」の定期的な確認です。しかし、実際の車検検査では、あくまで検査時点における車の保安基準への適合性を判断しているに過ぎません。そのため、多くのパーツは経年劣化が避けられない性質上、次回の車検までの安全面が保証されるわけではない点に注意が必要です。
一方、お店に依頼した場合、24ヶ月の法定点検がセットになっている場合が多いため、細やかな整備・点検で重大な事故やトラブルを未然に防ぐことが期待できます。

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車検を受けられるタイミング

持ち込み車検では手続きの全てをご自身で行っていく必要があるため、検査の実施日時を押さえておく必要があります。
持ち込み車検の実施場所である運輸支局などの営業日は平日に限られます。また、受付時間も日中のみで、昼休み時間中の受付もありません。検査を受けるためにはインターネットからの事前予約が必要（軽自動車は電話でも予約可）で、基本的に飛び込みでの受検は認められていないため、当日確実に受けられるようにスケジュール調整をしておくことが大切です。

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テスター屋の利用を検討する

特に、初めて持ち込み車検に挑戦する場合や整備に自信がない場合、検査に通るか不安に思う方もおられるでしょう。そこで、本検査前にテスター屋と呼ばれる予備検査場で、細かい箇所の整備を受けておくと安心して車検に臨めます。
ただし、テスター屋によって料金が異なること、また予備検査に合格したからと言って必ず本検査に通るわけではない点には注意してください。

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手軽にお見積りが相談できる

イエローハットでは、インターネットや電話からお気軽に車検のお見積りをしていただくことが可能です。WEBフォームに車種、氏名、電話番号、車検満了日をご入力いただければ、追ってコールセンターの担当者より車検の概算金額をお伝えいたします。
そして、より詳しく費用をお知りになりたい方には、ご希望の店舗・日時で現車確認によるお見積りの機会もご用意させていただきます。

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徹底された対話システムで納得のいく車検ができる

徹底された対話システムで納得のいく車検ができることも、イエローハット車検の特徴の1つです。車検前に車の状態を点検して整備箇所を明確にし、お客様にご納得いただいたうえで整備を実施いたします。
また、車検を進めていく中で追加整備が必要な部分が出てきた場合も、必ずお客様にご連絡を差し上げて、ご納得いただいてから実施いたします。

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長期2年間の保証「プライムワランティ」

イエローハットでは、整備実施箇所の車検後6ヶ月または1万kmの整備保証をお付けするほか、車検6ヶ月後の無料点検を1回実施させていただきます。
そして、2年間で生じる故障箇所を無償で修理する長期保証「プライムワランティ」もご用意しております。電装関係からエンジン・動力伝達機構まで車の各部に及ぶ保証項目は、ご予算やご希望に応じて自由に組み合わせていただくことが可能です。修理上限金額なし、修正回数・走行距離共に制限なしでご利用いただけるため、次回車検まで快適なドライブをお楽しみいただけます。
※加入時の保証料金は有償となります。
※輸入車の累計修理額は30万円までとなります。

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