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車検シールのきれいな剥がし方は?破損した場合の再発行方法も解説!

車検シールの貼り替えや貼り直しが必要となり、きれいな剥がし方について知りたい方もおられるでしょう。車検シールはフロントガラスへの貼り付けが義務付けられているため、剥がしたままにしないよう注意が必要です。

このコラムでは、車検シールが持つ役割やきれいな剥がし方、失敗した時の対処法について解説します。車検シールを剥がす際は、ぜひ参考にしてください。

車検シール(検査標章)とは?

車のユーザーであれば、車検シールが更新されるタイミングやその役割など、基礎知識を押さえておくことが大切です。常に貼られているものですので、意識して見たことがない方もおられるでしょう。車検時期を把握する上で、非常に役立つアイテムです。

車検証と同時に交付されるシールのこと

車検シールの正式名称は「検査標章」です。車検シールは、車検証の有効期限を表示するものであり、フロントガラスに内側の車両前方から見えやすい位置に貼り付けるよう規定されています。

車検で保安基準に適合した場合、新たな車検証を交付されますが、それと同時に車検シールも発行される仕組みです。車検シールは、有効期間の年を表す数字の位置を変更することで、判別しやすいようになっています。


車検シールが持つ役割

保安基準に適合していない自動車は、運行してはいけないと法で定められています。保安基準に適合しているかどうかを定期的に検査するのが車検です。保安基準に適合していると認められた場合には、車検証の交付を受け、有効期間が更新されます。

車検が切れる前に更新するためにも、有効期間は常に把握しておかなければなりません。車検シールを見やすい位置に貼ることで、無車検運行を防止するという重要な役割を持っています。


車検シールは剥がしても良い?

車にはいくつかのステッカーがありますが、車検シールは剥がしても問題がないのか、気になる方もおられるでしょう。特別な理由がない限り、剥がすことはおすすめできません。ここでは、車検シールを剥がすリスクや剥がしても問題ないケースを解説しますので参考にしてください。

車検シールを剥がしたら貼り直しが必要

車の外観にこだわりがあり、車検シールを剥がしたままにしたいという方もおられるでしょう。しかし、車検シールの貼り付けは道路運送車両法の第66条で規定されているため、剥がしたままでは運行できません。

また、道路運送車両法の第98条では、車検シールの不正使用を禁止している他、偽造や変造についても禁じています。剥がした場合は、元の状態のまま貼り付けることが重要です。


新たな車検シールと貼り替えるなら剥がしても問題ない

車検を更新すると、車検証と合わせて新しい有効期間が表示された車検シールが交付されます。新たな車検シールが手元に届いたら、古い車検シールを剥がして貼り替えが必要です。ユーザー車検を受ける場合は、自分で行う必要があります。

一方で、ディーラーや整備工場などお店に車検を依頼した場合は、自分自身で貼り替える必要はありません。例えば、指定工場に依頼した場合はお店側が剥がし、保安基準適合標章を貼り付けるので多くの方は触れる機会がないと言えるでしょう。


貼り付け位置を間違えた場合は注意が必要

自動車を継続検査するための設備があり、自動車検査員がいる指定工場では、その場で車検が完了します。ただし、新たな車検証と車検シールは後日郵送で手元に届き、自分自身で貼り付けるのが一般的です。その際、貼り付け位置を間違えてしまう方も少なくありません。

貼り直しが必要な場合は、破損させないよう細心の注意を払いましょう。きれいに剥がすことができれば貼り直しも可能ですが、失敗した場合は再発行が必要です。


車検シールのきれいな剥がし方

車検シールを新しいものに貼り替える場合の剥がし方については、周囲を傷付けないようにすること、ガラス面に糊が残らないようにすることがポイントです。一方で貼り直す場合の剥がし方については、車検シールを傷めないことが重要と言えます。ここでは、車検シールのきれいな剥がし方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

車検シールのきれいな剥がし方

まずは中性洗剤を水で薄めたスプレーを用意します。スプレーを吹き付けスクレーパーを滑らせながらシールを剥がしましょう。力を入れすぎると、滑ってアンテナ線などを傷付ける可能性がありますので、慎重に作業することが大切です。

多くの場合、フロントガラスにシールや糊が残るので、さらにスプレーを吹き付けてふやかします。糊が残った部分を、再度スクレーパーを使用して剥がしましょう。ただし、この時ドライブレコーダーなどの機器に水がかからないよう注意が必要です。

糊が残ってしまった場合は、ガラスクリーナーやアルコールを使用して、ウエスやキッチンペーパーで拭き取ると跡を残さずきれいに剥がせるでしょう。


再利用したい場合はスクレーパーのみで剥がそう

車検シールの位置を変更するなど、再利用したい場合はスプレーを使用せず、スクレーパーのみで剥がしていきましょう。車検シールの4つの角に刃を入れ、少しずつ剥がすのがポイントです。力を入れすぎると車検シールを切ってしまいますので注意が必要です。


車検シールの剥がし方に失敗した場合は再発行が必要

車検シールの剥がし方に失敗した場合は、再発行しなければなりません。手続きは普通自動車と軽自動車で管轄する場所や申請手順が異なります。ここでは、それぞれの手順を紹介しますので、再発行手続きを行う際の参考にしてください。

普通自動車の車検シールを再発行する方法

普通自動車の場合は、運輸支局で再発行の手続きをします。その際に必要な書類は、申請書(理由書)・手数料納付書・車検証です。申請書と手数料納付書に関しては、運輸支局で取得できます。代理の場合は使用者の委任状が必要です。


軽自動車の車検シールを再発行する方法

軽自動車の場合は、軽自動車検査協会で再発行の申請をします。必要な書類は、車検証と破損したステッカー、軽自動車検査協会の窓口で入手できる検査標章再交付申請書です。また、代理人が行う場合は申請依頼書が必要となります。再交付の手数料は普通自動車と同じくです。


車検シールの貼り付け位置・貼り方

車検シールを自分自身で貼らなければならない場合、位置や貼り方を把握しておくことが重要です。法改正により貼り付け位置が変更になっているため、間違えないようにしましょう。また、失敗しないためにも貼り方をおさらいしておくと安心です。

令和5年7月以降の車検シール貼り付け位置が変更に

令和5年7月以降より、車検シールの貼り付け位置が変更となりました。それまでは「前方から見えやすい位置」でしたが、現在は「前方かつ運転者から見やすい位置」となっており、運転席上部の車両中心からできる限り遠い場所となっています。したがって右ハンドルの場合は、フロントガラスの右上が指定の位置です。

ただし、例外として視界の邪魔になる場合は、ドライバーから見やすい位置とされています。


車検シールの貼り方

車検シールは2枚のシールで構成されています。そのため、貼り方に注意しなければなりません。まず透明シールの左側をミシンDまで剥がして、台紙を山折りにします。次にミシンCを谷折りにし、貼り合わせ部分に透明シールを貼りましょう。

そして青シールの右側をミシンAまで剥がし、ミシンBを谷折りにして透明シールと貼り合わせると完成です。最後に台紙から車検シールを外して、フロントガラスの内側から貼り付けます。この方法は、車検シールの台紙の裏面にも記載されていますので、チェックしてみてください。


車検シールと混同されやすい車のステッカー

車検シールと聞いてもイメージできない方もおられるでしょう。他のステッカーと間違えて認識しているケースがあります。ここでは、ガラスに貼り付ける点検整備済ステッカーと、保管場所標章について紹介しますのでぜひ参考にしてください。

点検整備済ステッカー(定期点検ステッカー)

点検整備済ステッカーは別名「定期点検ステッカー」とも呼ばれ、自動車の法定点検の時期を表すものです。円形のステッカーで、車検シールよりも大きめのサイズとなっており、主にフロントガラスの左上に貼り付けられます。

ステッカーの中心には次回の法定点検の年が表示されており、1月から12月までの数字が周りに配置されているのが特徴です。自家用乗用車の場合、法定点検は1年ごとに実施することが義務付けられています。


保管場所標章(車庫証明ステッカー)

保管場所標章とは、車を購入して車庫証明を取得した際に発行されるステッカーです。車庫証明ステッカーと呼ばれています。違法駐車を防止するためのステッカーで、貼り付けは義務ですが、貼らなくても罰則はありません。

保管場所標章は、フロントガラスではなくリヤガラスに貼り付けるのが一般的です。ただし、保管場所標章は今後廃止される見込みとなっています。


イエローハットの車検はメリットが豊富!

車検の時期は、車検シールを確認することで簡単にチェックできます。車検時期が近づいてきましたら、早めの予約がおすすめです。その際はぜひイエローハットへお任せください。ここでは、イエローハットで車検を受けるメリットをご紹介します。

整備内容はご希望に沿って提案させていただきます

全国に680店舗以上あるイエローハットでは、タイヤなどのカー用品販売だけでなく、車検も承っています。イエローハットでは、法定点検項目と日常点検項目に独自の点検項目を加えた100以上の部分を点検し、整備内容をご希望に沿って提案いたします。そのため、納得の上で車検を進められる点がメリットです。まずはお見積もりだけでもお任せください。


車検終了後の整備保証と無料点検で安心が長続き

イエローハットでは、車検後に安心して車を使用いただけるよう、整備箇所に対して6ヶ月または1万kmまで保証を付帯しています。保証期間内であれば、整備箇所が万が一故障したとしても、無償で修理可能です。

また、車検後6ヶ月または1万kmごとの点検を無料で実施しており、しっかりと次回の車検までサポートいたします。有償の長期保証プランも用意していますので、ぜひイエローハットをご活用ください。


車検見積もりのご来店予約はWEBから簡単に申し込みが可能

イエローハットでの車検見積もりは無料です。WEBから簡単にご来店予約ができ、専用のWEBフォームに車種や車検日などの車両情報や希望の店舗、お客様の氏名・電話番号を入力すると完了します。車検見積もり予約を簡単に申し込めますので、ぜひご活用ください。

お申し込み後は、イエローハットのコールセンターよりお電話させていただきます。


まとめ

車検満了日が分かる車検シールは、フロントガラスの見やすい位置に表示することが義務付けられています。貼り付け直す場合は、剥がし方に注意しましょう。スクレーパーを使用して慎重に作業することが大切です。

車検シールを確認して車検時期が近い場合は、イエローハットで見積もりを受けてみてはいかがでしょうか。WEBから見積もりの来店予約が簡単に申し込めますので、お気軽にご利用ください。

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