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車検についての疑問をわかりやすく解説
車検は車の安全性を確認するため、定期的に行われる検査です。一般的な乗用タイプの車であれば、2年毎に検査を受ける必要があります。中には、見積もり額が20万円を超えてしまい、驚いた方もおられるのではないでしょうか。
このコラムでは、車検代が20万円を超えるケースや費用の内訳、20万円を超えた場合にとれる手段について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
車検費用の見積もりが、想定よりも高額になってしまうこともあるでしょう。車検費用が高額になるケースでは、部品交換代が大きく関係しています。ここでは、車検費用の見積もりが20万円を超えるケースを4つに分けて解説します。
車検では、保安基準に適合しているかどうかを確認します。点検で不適合箇所が見つかった場合は、補修や部品交換をして適合する状態にしなければなりません。年式が古い場合や走行距離が多い場合は、まとまった整備が必要となることも多く、合計すると20万円を超えることがあります。
足回りのゴム部品が多数に渡って損傷していたり、タイヤやバッテリーなど比較的高めの消耗品を交換しなければならなかったりすると、車種によっては20万円以上かかるでしょう。また、新車登録から13年以上経つ古い車両の場合は、重量税が上がる点に注意が必要です。
故障や修理の規模が大きい場合も20万円を超えることがあります。例えば、フロントガラスのひび割れやフレームのさび穴、他にもエンジンやトランスミッションに重大な不具合がある場合です。
このような規模の大きい修理や交換には、高額の部品代や工賃が発生します。車検時の諸費用と合わせると、20万円を超えてしまうことがあるのです。
車種によっても車検の費用が高額になるケースがあります。まず輸入車の場合は、部品ひとつとっても、本国から輸送しなければならないなどといったケースもあり、国産車より部品代が高額です。また、取り寄せとなると時間がかかります。
希少性が高い車に関しては、部品の取り寄せ自体が難しいケースがあり、輸入車と同様に価格も高めの傾向があります。
車検費用は依頼するお店選びも重要です。中には、悪徳商売と呼ばれるお店もあります。例えば、車検に通る状態の部品をあたかも交換が必要であるかのように説明し利益につなげようとしたり、部品代を定価よりも大幅に高く設定したりする可能性もあるでしょう。
車の知識がない方にとっては、判別するのが難しいでしょう。口コミなど情報を集めた上で見積もりを依頼するもしくは、他社と比較することが大切です。
車検では、点検整備以外にもさまざまな費用がかかることをご存じでしょうか。初回車検であっても、法定費用を用意しなければなりません。ここでは、車検費用が妥当かどうかを判断するために役立つ、費用の主な内訳について解説します。
重量税は、自動車の重量に対して課される税金です。重量の区分で金額が決まっており、0.5t毎に増額されます。例えば車両重量が1,300kgの場合は24,600円で、1,600kgの場合は32,800円です。
ただし、重量税は車種や年式によって異なる税率が適用されます。エコカーの場合は通常よりも低い本則税率が適用される他、免税となる車種もあり、税負担が軽い点が特徴です。一方でエコカー以外の車種は、新車登録から13年・18年で重量税が増額されます。
(『自動車重量税額について|国土交通省』https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000076.html)
自賠責保険は、自動車のユーザーに契約が義務付けられている強制保険です。車検時に、次回車検満了日までの期間をカバーする形で更新する必要があります。例えば、2年車検の自動車は、24ヶ月分の保険料を支払う必要があるのです。
2024年4月時点における自賠責保険料は、自家用乗用自動車の場合、24ヶ月で17,650円です。軽自動車は17,540円と若干低く設定されています。(沖縄県と離島以外の地域の金額です)
(『自動車損害賠償責任保険基準料率』https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/resourse/data/ryouritsuhyo.pdf)
車検では、国や機構に対して検査手数料(印紙・証紙代)を支払う必要があります。検査手数料は自動車の分類や、車検を受ける場所で変動する点が特徴です。
運輸支局に車両を持ち込んで検査する認証工場の場合、検査手数料は普通自動車で2,300円ですが、指定工場の場合は1,800円と安く設定されています。それほど大きな差ではないため気にする方は少ないでしょう。(2024年6月時点の情報です)
車検基本料は、車検を依頼するお店に支払う費用です。お店では車両をリフトアップして法定点検を実施し、必要に応じて整備した後、検査員による検査を受けるのが主な流れとなっています。車検基本料は、これらの作業工賃と考えて良いでしょう。
車検基本料という表記はひとつの例であり、工場によっては継続検査料と法定点検料など、作業工程ごとに分けて設定している場合もあります。
部品代や交換工賃は、車検時に部品を交換する場合にかかる費用です。車検時にエンジンオイルやブレーキオイルを交換する方も多くおられるでしょう。このようなメンテナンスを車検時に実施すると、追加整備費用として部品代や工賃がプラスされます。
また、車検に通らない部品が見つかった場合も、部品代や作業工賃が発生します。これは保安基準に適合させるために必要となる費用です。
車検でどの程度の費用がかかるのか、多くの方が気になるところでしょう。車検費用は依頼するお店や車種、車のコンディションによって大きく左右されるため、見積もりしてみないことには把握するのが難しいと言えます。
最も費用をかけずに車検を通したい場合は、自分自身で陸運局に持ち込むユーザー車検が安く済むでしょう。一方でディーラーに依頼した場合は、丁寧なサービスが受けられますが、比較的費用は高めの傾向があります。
車検の見積もりを依頼して、20万円といった想定を超える金額の提示を受けた場合、どうすれば良いのか悩んでしまうことでしょう。ここでは、車検費用が高額になった際、選択肢となるアクションを紹介します。ぜひ参考にしてください。
車検の見積もり額が高額になった場合は、数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。比較することで、お店ごとの車検基本料や工賃の差が明確になり、予算に合ったお店を選択することが可能です。
整備内容について不明点があれば確認しましょう。お店の方針によっては、車検に通る最低限の整備で済ませたり、予防整備を徹底していたりと整備内容は異なります。
車検費用は、部品代で差がつくケースもあります。タイヤなどの消耗品の価格は、取り扱う商品によって大きく変動することがあるためです。新品のパーツが高価な場合は、リユース部品(中古部品)の取り扱いがあるかどうかを確認してみると良いでしょう。
また、使用済み品や故障した部品を再生したリビルト部品を使用するのも、部品代を安く抑えるコツです。こちらについても取り寄せられるのか問い合わせてみることをおすすめします。
車検時には、こだわりたいポイントを絞った上で依頼先を決めるのがおすすめです。例えば、自宅や職場まで車を引き取り・納車して欲しい、長期の整備保証が欲しいなど、サービスを重視するほど高くなりやすいでしょう。
費用を抑えたい場合は、安さを強みにしているお店を選ぶのもひとつの方法です。ただし、口コミをチェックするなどして優良なお店を選ぶように心がけましょう。
どこに依頼したとしても20万円を超えるケースもあるでしょう。エンジンなど車の根幹となるパーツの交換や修理が必要な場合は、車検を受けるのではなく、その費用を買い替えの資金にすることもひとつの方法です。
特に古い車は重量税だけでなく、自動車税も重課の対象となるため、年間の維持費が上昇します。高額な費用を払って車検を通したとしても、他のパーツが寿命を迎えるかもしれません。
20万円を超えないとしても、車検の見積もりが高額だと感じるケースがあるでしょう。できるだけ安く抑えたい場合は、ぜひイエローハットの車検をご検討ください。ここでは、イエローハットの車検の特徴や、WEBからの見積もり予約についてご紹介します。
カー用品店として全国に680以上の店舗を展開するイエローハットは、タイヤやバッテリーなどの消耗部品のラインアップが豊富です。車検時にタイヤ交換が必要になった場合でも、イエローハットなら希望や予算に合わせて商品を選べます。
車検に不適合となる箇所がある場合は事前に説明を行い、お客様がご納得された上で整備を進めていくため安心です。
イエローハットで車検を受けていただいた場合、整備箇所に関しては、6ヶ月もしくは1万kmまで無償で保証いたします。また、車検後、6ヶ月毎または1万km毎に点検を無料で実施しているため、カーライフの安心感を得られる点がイエローハットの強みです。
他にも対象車両は、2年間の有償の保証プランにもご加入いただけますので、気になる方はぜひスタッフまでご相談ください。
イエローハットでは、車検見積もりの来店ご予約が簡単にできるWEB予約ページを用意しています。WEB予約ページにアクセスいただき、WEBフォームの内容に合わせて依頼したい店舗や車種、氏名・電話番号を入力するとお申し込み完了です。
その後、イエローハットコールセンターのスタッフより、お電話いたします。非常に簡単ですので、ぜひご活用ください。
車が古くなってきた場合や走行距離が多い場合などは、車検時の交換部品が増えて20万円を超える可能性があります。他にも、重要なパーツの修理や交換で高額になることもあるでしょう。車検代をできる限り安く抑えたい場合は、まず見積もりを比較することが大切です。
イエローハットでは、車検時の部品交換で商品を選ぶことができます。追加費用に関しては徹底対話いたしますので、お気軽に見積もりをご予約ください。WEBページからの予約が簡単かつ便利です。
※このコラムは2024年6月時点の情報を基に掲載しております。