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2021年3月期 第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済でございますが、個人消費において回復の動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当カー用品業界におきましては、このコロナ禍において、来店客数の減少及びタイヤやカーナビゲーション等の高単価商品が販売不振となりましたが、緊急事態宣言が解除された6月以降、徐々に客数も回復し、高単価商品の販売も復調傾向にあります。また、日本海側を中心とした寒波の影響により冬季用品の需要が高まり、冬用タイヤやタイヤチェーン販売が大きく伸長いたしました。 このような環境下におきまして、当社グループでは、クルマは生活をする上で重要なインフラであることから、店舗の営業時間の短縮等を行いながら、整備作業及びカー用品の提供を継続してまいりました。なお、店舗におきましては、レジでの飛沫拡散防止のためのビニールシートの設置、店舗設備の消毒の強化、従業員のマスク着用や体調管理、出入口のドアや窓の開放による換気の励行など、お客様及び従業員の安全と健康を最優先に取り組んでおります。 また、当連結会計年度の新たな取り組みとして、車検整備工場の子会社化や最新鋭の洗車機を導入したコイン洗車場をオープンさせるなど、車検・サービス事業の拡充を図っています。加えて、イエローハットホームページのリニューアルやイエローハットオンラインショップの開設など、お客様の利便性向上にも努めました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも過去最高を更新いたしました。
当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による売上高の減少を見込んでいたものの、感染対策としてクルマ、バイクでの移動需要が高まったことから、当初予想より前倒しで当社グループ事業に対する需要が回復いたしました。また、寒波による降雪の影響で冬用タイヤやタイヤチェーン等の販売数が前年より増加したことにより、売上高は1,152億11百万円(前年同期比102.5%、28億49百万円増)、売上総利益は459億89百万円(前年同期比103.8%、16億80百万円増)となりました。 販売費及び一般管理費は、緊急事態宣言期間中の広告宣伝活動を抑制したものの、子会社店舗の増加に伴う人件費や賃借料等が増加したこともあり、348億66百万円(前年同期比100.7%、2億26百万円増)となりました。 その結果、営業利益は111億23百万円(前年同期比115.0%、14億53百万円増)、経常利益は119億71百万円(前年同期比114.6%、15億24百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては81億11百万円(前年同期比113.8%、9億80百万円増)となりました。 売上高の主な部門別内訳につきましては、卸売部門は393億69百万円(前年同期比97.0%、12億5百万円減)、小売部門は682億99百万円(前年同期比105.5%、35億79百万円増)となりました。
今後も、新型コロナウイルス感染症拡大による経済環境の悪化や個人消費の落ち込み等、依然として先行きが不透明な状態が続くことが予想されます。 このような状況の下、当社グループでは、収益の主軸である「カー用品販売事業」の拡大をはじめとした各施策の取り組みを強化し、また、感染症拡大の抑止に努め、収益拡大に向けた事業基盤のさらなる強化を推進してまいります。 今後とも皆さまの温かいご支援ご鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。
2021年1月
トップメッセージ
堀江 康生
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